【日本とイスラエル】供え物と禊ぎ(3)

日本と古代イスラエル人との関連について、久保有政氏のYouTube動画解説「神道のルーツとユダヤ3:供え物と禊ぎ」からご紹介いたします。

日本の神社の拝殿の入り口にはまた、真ん中に金色の大きな「鈴」がぶらさがっていて、そこから縄が垂れ下がっている。参拝者はそれを揺らし、金の鈴を鳴らしてから、その前で祈る。これには、鈴の清らかな音色で神さまをお招きし、これから祈願を申し上げるという、一種の合図のような役割があるという。

古代イスラエルの風習

これは古代イスラエルの風習を思い起こさせるものだ。イスラエルの大祭司の衣のすそには、「金の鈴」がついていたのである。それは彼が聖所に入り、そこで祈祷や儀式を執り行うとき、その音が聞こえて、中に彼がいることがわかるためであった。神の御前で祈ったり奉仕したりするとき、金の鈴の音が聞こえていなければならないとされていたのである(旧約聖書出エジプト記28章33~35節)。

手をたたくこと

神社の参拝者は、神前で祈るときに二度手をたたく(拍手)。これは昔から日本人独特の風習である。中国にはない。有名な『魏志倭人伝』(3世紀)には、「日本人(倭人)の風習として、貴人に対し手を打ってひざまづいて拝礼をしていたことが記されている。・・・この手をたたく行為は、尊敬や崇拝の気持ちを表したのであろう。あるいは「あなたの前にはウソを申しません」「真実を申します」という意味もあったと思われる。

古代イスラエルにも

古代イスラエルにも、手をたたく風習があった。聖書中、2箇所で「誓う」と訳されている言葉は、原語のヘブル語では『手をたたく』である(旧約聖書箴言6章1節、旧約聖書エゼキエル書17章18節)。小谷部全一郎は、これは神道の拍手と関係があるのではないか、としている。

カシワデ

ユダヤ人の研究家ヨセフ・アイデルバーグによると、「ハクシュ」(拍手)は、ヘブル・アラム語で「たたく」を意味する「ハカシャ」から来たのではないか、という。ただし「ハクシュ」は音読みから来ているので、その点が気になるが、神道では古来、ハクシュではなく、「カシワデ」(柏手、拍手)という。「カシワデ」は日本古来の大和言葉だ。アイデルバーグによれば、これはアラム語で「手をたたく」を意味する「キシ・イダ」(たたく+手)から来たのではないか、という。(久保有政氏の解説からの引用は次回に続きます。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は、古代イスラエル系渡来人によってもたらされた日本の文化、伝統、習慣、信仰、国民性のルーツです。キリスト教の経典としてではなく、日本の原点を知るために聖書を読んでみてください。

旧約聖書 創世記 35章9~15節

さてヤコブがパダンアラムから帰ってきた時、神は再び彼に現れて彼を祝福された。神は彼に言われた、「あなたの名はヤコブである。しかしあなたの名をもはやヤコブと呼んではならない。あなたの名をイスラエルとしなさい」。こうして彼をイスラエルと名づけられた。

神はまた彼に言われた、「わたしは全能の神である。あなたは生めよ、またふえよ。一つの国民、また多くの国民があなたから出て、王たちがあなたの身から出るであろう。わたしはアブラハムとイサクとに与えた地を、あなたに与えよう。またあなたの後の子孫にその地を与えよう」。

神は彼と語っておられたその場所から彼を離れてのぼられた。そこでヤコブは神が自分と語られたその場所に、一本の石の柱を立て、その上に灌祭をささげ、また油を注いだ。そしてヤコブは神が自分と語られたその場所をベテルと名づけた。

ベテル

ベテルについての異なる伝説が二つあったのか、それとも実際に二度このような出来事があったのか。いずれにしても、ヤコブは石の柱を立て、ぶどう酒とオリーブ油を注ぎ、この場所はベテルと呼ばれました。ヤコブは名をイスラエルと改め、この神との生活を始めた記念すべきベテルから、いよいよ新しい生活が始まろうとしていました。ここからイスラエル民族の歴史が新たに始まったということでしょう。

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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