【日本とイスラエル】ヤマトと神との関係

日本と古代イスラエル/古代ユダヤの類似について、久保有政氏のYouTube動画解説「日本のルーツとユダヤ3・日本にもあったエデンの園伝説/中近東にもあった「ヤマト」」からご紹介いたします。

「ヤマト」(大和、倭)

つぎに「ヤマト」(大和、倭)はどうだろうか。ヤマトは、現在の奈良県天理市付近の地名だが、のちに範囲が拡大して現在の奈良県や、日本全体をさすようになった言葉だ。もともとヤマトには「倭」の漢字が当てられていたが、当て字である。そして701年の大宝律令のとき「日本」という国号が定められ、それ以降「日本」という漢字を「ヤマト」と読んでいた。さらに平安期以降「日本」は「ひのもと」と読まれるようになり、やがて「にほん」「にっぽん」の読み方が起きていった。だから、ヤマトは日本を意味する最古の呼び名である。

ヤマトの語源

ヤマトの語源は、山に囲まれた地域だからという説、あるいはこの地域を拠点としたヤマト王権がもともと「ヤマト」という地域に発祥したからだとかする説がある。しかし、いずれも腑に落ちるものではない。ヨセフ・アイデルバーグによれば、「ヤマト」は、ヘブル語の「ヤー・ウマト」すなわち「ヤハウェの民」の意味だという。たとえば聖書で、「ミデアンの民」(旧約聖書民数記25章15節)と訳された「民」は、原語のヘブル語で「ウマト」である。そして「ヤー・ウマト」でで「ヤハウェの民」の意味となる。

ヤハ(ヤー)

ここでも「ヤ」「ヤー」は、ヤハウェの短縮形ヤハ(ヤー)だ。古代イスラエル人は、神の御名「ヤハウェ」を発音するだけでなく、その短縮形「ヤハ」(ヤー)も頻繁に用いたのである。たとえば、旧約聖書・詩篇135篇4節の「まことに主はヤコブを選び・・・」と書いてあるところの「主」は、原語ではヤハ(ヤー)だ。ほかにも多くの箇所でヤハが用いられている。(久保有政氏の解説からの引用は次回に続きます。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は、古代イスラエル系渡来人によってもたらされた日本の文化、伝統、習慣、信仰、国民性のルーツです。キリスト教の経典としてではなく、日本の原点を知るために聖書を読んでみてください。

旧約聖書 創世記 48章8~22節

48:8ところで、イスラエルはヨセフの子らを見て言った、「これはだれですか」。 48:9ヨセフは父に言った、「神がここでわたしにくださった子どもです」。父は言った、「彼らをわたしの所に連れてきて、わたしに祝福させてください」。

 48:10イスラエルの目は老齢のゆえに、かすんで見えなかったが、ヨセフが彼らを父の所に近寄らせたので、父は彼らに口づけし、彼らを抱いた。 48:11そしてイスラエルはヨセフに言った、「あなたの顔が見られようとは思わなかったのに、神はあなたの子らをもわたしに見させてくださった」。 48:12そこでヨセフは彼らをヤコブのひざの間から取り出し、地に伏して拝した。 

48:13ヨセフはエフライムを右の手に取ってイスラエルの左の手に向かわせ、マナセを左の手に取ってイスラエルの右の手に向かわせ、ふたりを近寄らせた。 48:14すると、イスラエルは右の手を伸べて弟エフライムの頭に置き、左の手をマナセの頭に置いた。マナセは長子であるが、ことさらそのように手を置いたのである。 

48:15そしてヨセフを祝福して言った、「わが先祖アブラハムとイサクの仕えた神、
生れてからきょうまでわたしを養われた神、
48:16すべての災からわたしをあがなわれたみ使よ、
この子供たちを祝福してください。
またわが名と先祖アブラハムとイサクの名とが、
彼らによって唱えられますように、
また彼らが地の上にふえひろがりますように」。

48:17ヨセフは父が右の手をエフライムの頭に置いているのを見て不満に思い、父の手を取ってエフライムの頭からマナセの頭へ移そうとした。 48:18そしてヨセフは父に言った、「父よ、そうではありません。こちらが長子です。その頭に右の手を置いてください」。 48:19父は拒んで言った、「わかっている。子よ、わたしにはわかっている。彼もまた一つの民となり、また大いなる者となるであろう。しかし弟は彼よりも大いなる者となり、その子孫は多くの国民となるであろう」。

 48:20こうして彼はこの日、彼らを祝福して言った、「あなたを指して、イスラエルは、人を祝福して言うであろう、『神があなたをエフライムのごとく、またマナセのごとくにせられるように』」。このように、彼はエフライムをマナセの先に立てた。 

48:21イスラエルはまたヨセフに言った、「わたしはやがて死にます。しかし、神はあなたがたと共におられて、あなたがたを先祖の国に導き返されるであろう。 48:22なおわたしは一つの分を兄弟よりも多くあなたに与える。これはわたしがつるぎと弓とを持ってアモリびとの手から取ったものである」。

弟エフライムは兄マナセより大いなる者となる

イスラエルはヨセフの二人の子を祝福し、弟エフライムは兄マナセよりも大いなる者となると言いました。実際、エフライムはイスラエルの王家となり、イスラエルの王はエフライムの子孫から出ることになります。また、イスラエルはヨセフに、イスラエル民族はエジプトで生涯を閉じるのではなく、先祖の国、すなわちカナンに導き返されると言いました。カナンこそ神がイスラエル民族に与えた地であることは決して変わることのない神の計画でした。

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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