【日本とイスラエル】日本の「エデンの園伝説」

日本と古代イスラエル/古代ユダヤの類似について、久保有政氏のYouTube動画解説「日本のルーツとユダヤ3・日本にもあったエデンの園伝説/中近東にもあった「ヤマト」」からご紹介いたします。

エデンの園

聖書には、ご存知のように、「エデンの園」の話がある。エデンの園という楽園に、人類の最初の男女アダムとエバがいたが、彼らはそののち罪を犯して、楽園を追放されたという。みなさんは、これと非常によく似た話が日本にもあることを、ご存知だろうか。

日本にもあった「エデンの園」伝説

それは沖縄にある。そこに、「エデンの園」伝説そっくりの話が伝わっているのだ。沖縄には、古宇利島(こうりじま)という小さな島がある。・・・まさに「エデンの園」を彷彿とさせるような島である。そこはかつて無人島だった。しかし伝説によると、大昔のあるとき、どこから来たのか、かわいらしい男子と女子とが現れたという。2人は身に一糸まとわぬ素っ裸で、山野や海辺を遊び回っていた。・・・

天からの餅

2人のお腹がすくと、2人のために、天からおいしい餅が降ってきた。こうして2人は何不自由なく、のびのびと成長していた。ところが大きくなるに従い、この2人に欲が出てきた。天から降ってくる餅を蓄えようとしたのである。・・・しかし、これは天の神の意向にそむくことだった。餅を蓄えた途端、餅はパッタリ降るのが止まってしまった。2人はうろたえた。そして神様に一生懸命お祈りをした。

天から降る「マナ」

・・・古代イスラエル民族は、出エジプトののち荒野を40年間放浪したが彼らはそのとき天から降る「マナ」と呼ばれる食物によって、奇跡的に養われた、と聖書に記されている。マナは、毎日与えられた。だが、それは自分の食べる分だけだった。もしそれ以上集めようとしたり、残しておいたりすると、指導者モーセの怒りを買ったのである(旧約聖書出エジプト記16章14~31節)。

沖縄の男女の話の続き

天からの餅が降らなくなってしまったので、以後、2人は山に海に食物を求めて、額に汗して働かなければならなかった。そうこうしているうちに、2人は男女の道を知るようになる。・・・すると、2人は裸でいたのが急に恥ずかしくなって、木の葉をつづって腰に巻くようになった。沖縄36島の住民は、この2人の子孫だという。

旧約聖書の話

(旧約聖書)創世記によれば、アダムとエバは罪を犯したのち、食物を求めて額に汗して働かなければならなくなった。また、裸でいたことが急に恥ずかしくなって、いちじくの葉をつづり合わせて腰に巻くようになった。・・・このように沖縄に伝わる伝説は、聖書の「エデンの園」の話と、「マナ」の話が合体したもののように見受けられる。(久保有政氏の解説からの引用は次回に続きます。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は、古代イスラエル系渡来人によってもたらされた日本の文化、伝統、習慣、信仰、国民性のルーツです。キリスト教の経典としてではなく、日本の原点を知るために聖書を読んでみてください。

旧約聖書 創世記 50章15~21節

50:15ヨセフの兄弟たちは父の死んだのを見て言った、「ヨセフはことによるとわれわれを憎んで、われわれが彼にしたすべての悪に、仕返しするに違いない」。 

50:16そこで彼らはことづけしてヨセフに言った、「あなたの父は死ぬ前に命じて言われました、 50:17『おまえたちはヨセフに言いなさい、「あなたの兄弟たちはあなたに悪をおこなったが、どうかそのとがと罪をゆるしてやってください」』。今どうかあなたの父の神に仕えるしもべらのとがをゆるしてください」。ヨセフはこの言葉を聞いて泣いた。 

50:18やがて兄弟たちもきて、彼の前に伏して言った、「このとおり、わたしたちはあなたのしもべです」。 50:19ヨセフは彼らに言った、「恐れることはいりません。わたしが神に代ることができましょうか。 50:20あなたがたはわたしに対して悪をたくらんだが、神はそれを良きに変らせて、今日のように多くの民の命を救おうと計らわれました。 50:21それゆえ恐れることはいりません。わたしはあなたがたとあなたがたの子供たちを養いましょう」。彼は彼らを慰めて、親切に語った。

神はそれを良きに変わらせた

兄たちは自分たちの行った悪のゆえに、ずっとヨセフを恐れていたことが分かります。悪い事はするものではありませんね。私たちの生活に恐れをもたらすのは、悪い行いであることが分かります。常に神の前に正しく生きるなら、何を恐れる必要があるでしょうか。その心はいつも晴れ晴れとして生きることができるでしょう。しかし、ヨセフは言います。確かに兄たちの行いは悪かった。それは良かったということではありません。しかし、神様はそのような悪い行いをも使って、神の民を良きに導くことができる。だから、悪を行っても良いと言うことではありません。悪を行う者があったとしても、神の民は守られるから、心配する必要はないということでしょう。

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」

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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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