【日本とイスラエル】古事記と聖書(7)

日本と古代イスラエル人との関連について、久保有政氏のYouTube動画解説「古事記と聖書」からご紹介いたします。

三貴士

(前回の続き)さらに、そののちイザナギから、「三貴士」が生れている。古事記の記述によると、イザナギが目を洗うと、そこから、アマテラス、ツクヨミ(ツキヨミ 月読命)、スサノオが化成して生まれ出たという。イザナギは彼らを「三貴士」と呼んだ。

三つの世界

・・・じつはイザナギとイザナミ、および聖書においてもアダムとエバの前には、三つの世界が広がっていた。三つの世界とは、天の世界、黄泉の世界、そして地上の世界である。アマテラスは天の世界を代表し、ツクヨミは黄泉の世界(死者の世界)を、スサノオは地上の世界を代表する存在だったといわれている。

古代イスラエル人の世界観

アダムとエバ、およびイザナギとイザナミは、天、黄泉、また地上という三つの世界と常にかかわりながら人生を歩んでいた。じつは、どうしてこういう世界観が古事記等に入ったかというと、古代イスラエル人も似たような世界観を持っていたからだ。彼らは天、黄泉(陰府)、また地上という三つの世界があると信じていた。

日出る方角を拝む風習

また古代イスラエル人は、中近東のいろいろな民族の神話も取り込み、しだいに、東の太陽の方を拝むようになったと(聖書に)書かれている(旧約聖書 エゼキエル書 8章16節)。彼らは日出る方角を拝んでいたという。

太陽神信仰

実際イスラエル人は太陽神を拝むために、エルサレム神殿の入口近くに、太陽神に捧げる馬をおいていたことがあった(旧約聖書 列王記下 23章11節)。それは歴代のイスラエルの王が、太陽神に捧げていた馬だった。だから日本でも、伊勢神宮の入口近くには、馬がいる。神馬と呼ばれる馬だが、あれは、昔から歴代の天皇が太陽神アマテラスに捧げてきた馬なのである。つまり、この風習は、じつは古代イスラエル人が持っていた風習と同じだ。

太陽神アマテラス

日本で、アマテラスという太陽神が信じられるようになった背景にも、そういうことがある。ヘブル語(ヘブライ語)で、天のことをシャアマイムという。最後のイムは弱くしか発音されないから、ほとんどシャアマである。またヘブル語で、テラトゥというと、照明、明かりの意味だ。つまりアマテラスは、シャアマ・テラトゥ(天の照明)の意味のヘブル語から来たようである。(久保有政氏の解説からの引用は次回に続きます。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は、古代イスラエル系渡来人によってもたらされた日本の文化、伝統、習慣、信仰、国民性のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本の原点を知るために聖書を読んでみてください。

旧約聖書 創世記 25章1~11節

アブラハムは再び妻をめとった。名をケトラという。彼女はジムラン、ヨクシャン、メダン、ミデアン、イシバクおよびシュワを産んだ。

ヨクシャンの子はシバとデダン。デダンの子孫はアシュリびと、レトシびと、レウミびとである。ミデアンの子孫はエパ、エペル、ヘノク、アビダ、エルダアであって、これらは皆ケトラの子孫であった。

アブラハムはその所有をことごとくイサクに与えた。またそのそばめたちの子らにもアブラハムは物を与え、なお生きている間に彼らをその子イサクから離して、東の方、東の国に移らせた。

アブラハムの生きながらえた年は百七十五年である。アブラハムは高齢に達し、老人となり、年が満ちて息絶え、死んでその民に加えられた。その子イサクとイシマエルは彼をヘテびとゾハルの子エフロンの畑にあるマクペラのほら穴に葬った。これはマムレの向かいにあり、アブラハムがヘテの人々から、買い取った畑であって、そこにアブラハムとその妻サラが葬られた。

アブラハムが死んだ後、神はその子イサクを祝福された。イサクはベエル・ラハイ・ロイのほとりに住んだ。

アブラハムの死

サラの死後、アブラハムはケトラという女性をめとり、6人の子をもうけています。アブラハムにはイサク、イシマエルの他にも子孫がいたということです。しかし、アブラハムは他の子どもたちを東の国に移らせ、イサクがアブラハムの後継者となったことが記されています。アブラハムは175歳で死んで、サラと同じマクペラのほら穴に葬られました。古代イスラエル人の墓はほら穴であったことも分かります。

いかがでしたか

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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