【日本とイスラエル】古事記と聖書(4)

日本と古代イスラエル人との関連について、久保有政氏のYouTube動画解説「古事記と聖書」からご紹介いたします。

神代七代

(前回からの続き)古事記においては、このように天と地を創造したことの次に、「神代七代」(天神七代)というものが続く。七代にわたって神々が現れる。次々に難しい名前が現れるが、これらはじつは、聖書に記された「7日間にわたる天地創造」のことを言い表している。

神代七代とは

神代七代とは、①国之常立(くにのとこたち)、②豊雲野(とよぐもぬ)、③宇比邇(うひぢに)・須比智邇(すひぢに)、④角杙(つぬぐい)・活杙(いくぐい)、⑤意富斗能地(おおとのじ)・大斗乃弁(おおとのべ)、⑥淤母陀琉(おもだる)・阿夜訶志古泥(あやかしこね)、⑦伊邪那岐(いざなぎ)・伊邪那美(いざなみ)という七代の神々だ。神々といっているが、これも、七代にわたる時期を擬人化ではない擬神化で、象徴的に表現したものである。

①国之常立(くにのとこたち)

・・・常立の神とは、永遠の神ということだ。国とは世界のことである。聖書の創世記に「はじめに神は天と地を創造された」とある。永遠の神が創造第一日目に登場し、世界と万物を造り始める。

②豊雲野(とよぐもぬ)

・・・これは豊かな雲と、野原の神様ということである。聖書でも、天地創造の第二日には、大空と、大空の下の部分が分けられた、と書かれている。

③宇比邇(うひぢに)・須比智邇(すひぢに)

・・・宇比邇とは泥、また須比智邇は砂土のことである。聖書でも、天地創造の第三日には陸地がつくられ、また植物が造られたと書かれている。

④角杙(つぬぐい)・活杙(いくぐい)

・・・「つぬぐい」とは芽が出はじめる、また「いくぐい」は成長しはじめるという意味と言われている。聖書では、創造第三日に植物が造られたが、第四日にそれが成長し始めたのである。(久保有政氏の解説からの引用は次回に続きます。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は、古代イスラエル系渡来人によってもたらされた日本の文化、伝統、習慣、信仰、国民性のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本の原点を知るために聖書を読んでみてください。

旧約聖書 創世記 24章50~53節

ラバンとベトエルは答えて言った、「この事は主から出たことですから、わたしどもはあなたによしあしを言うことができません。リベカがここにおりますから連れて行って、主が言われたように、あなたの主人の子の妻にしてください」。

アブラハムのしもべは彼らの言葉を聞いて、地に伏し、主を拝した。そしてしもべは銀の飾りと、金の飾り、および衣服を取り出してリベカに与え、その兄と母とにも価の高い品々を与えた。

主から出たことですから

しもべの話を聞いて、ラバンもベトエルも、これは神様から出たことだと受け止めたようです。だから、彼らはよしあしを言うことはできないと言っています。つまり、神様から出ていることだから、選択の余地はないということでしょう。さすがアブラハムの親族です。彼らもまた神を中心にした生き方をしていたことが分かります。それが神から出ていることなら、もう迷う必要はありません。それに従ったら良いのです。重要なことは、その見極めです。何が神の御心なのか。何が神から出ていることで、何が神から出たものではないのか。それを見極める目を養う必要があります。そのためには、毎日の小さなことから、常に神の御心は何かと考え、見極める。その経験を積み重ねることによって、多くのことを瞬時に見極めることができる実力もついてきます。しかし、毎日の小さな判断において、いつも自分の思いを中心にして生きているなら、何が神の御心か判断するのは困難でしょう。

いかがでしたか

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」

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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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