日本と古代イスラエル人との関連について、久保有政氏のYouTube動画解説「古事記と聖書」からご紹介いたします。
なぜ似ているのか
今から約1300年前、712年に編纂された、現存最古の歴史書といわれる『古事記』。しかし歴史書といっても、とくに初めの部分は神話である。ただし神話といっても、全くの空想から生まれたものではない。それらには、何らかの「元」があった。
シルクロード
日本神話の多くは、シルクロード各地の神話が混ざって出来たものといわれている。シルクロードを通って日本列島までやって来た様々な渡来人たちがもたらした話だ。たとえば、造化三神~神世七代に至る古事記冒頭の記述も、おおもとをたどれば聖書から来ている。・・・
造化三神
造化三神とは、古事記において一番初めに現れたとされる①アメノミナカヌシ、②タカミムスヒ、③カムムスヒの三神である。じつは古事記が書かれるよりずっと以前、3~4世紀の日本に、秦氏という渡来人一族が大挙、日本に渡来していた。秦氏は、もともと中国より向こうにある「弓月」(今の新疆ウイグル自治区西部)の地にいた古代イスラエル人だった。そこにはヤマト(雅馬図)という所もある。
秦氏
東京文理科大学の学長だった佐伯好郎博士によれば、秦氏一族は、そのあたりにいたとき古代東方キリスト教に改宗していた。そののち秦氏は、安住の地を求めて中国を経て朝鮮半島にまで来ていたが、天皇の招きを得て、日本に大挙渡来した。そのことは日本書紀や、新撰姓氏録などに記されている。
新しい神道
秦氏は、それまで日本にあった神道に、新しい風を吹き込んだ。それは「三位一体の神」を信じる古代東方キリスト教の信仰であった。三位一体の神とは、①天の主なる神ヤハウェ、②御子イエス・キリスト、③聖霊(神の霊)が別々の人格(ペルソナ 神格)を持つ神でありながら、存在や本質において一体の神、おひとりの神となっておられるという聖書の教えである。これが古代神道の中に入り、のちに古事記において、造化三神の教えとして記された。(久保有政氏の解説からの引用は次回に続きます。)
聖書を読みましょう
それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は、古代イスラエル系渡来人によってもたらされた日本の文化、伝統、習慣、信仰、国民性のルーツです。キリスト教の経典としてではなく、日本の原点を知るために聖書を読んでみてください。
旧約聖書 創世記 24章22~27節
らくだが飲み終ったとき、その人は重さ半シケルの金の鼻輪一つと、重さ十シケルの金の腕輪二つを取って、言った、「あなたはだれの娘か、わたしに話してください。あなたの父の家にわたしどもの泊まる場所がありましょうか」。
彼女は彼に言った、「わたしはナホルの妻ミルカの子ベトエルの娘です」。また彼に言った、「わたしどもには、わらも、飼葉もたくさんあります。また泊まる場所もあります」。
その人は頭を下げ、主を拝して、言った、「主人アブラハムの神、主はほむべきかな。主はわたしの主人にいつくしみと、まこととを惜しまれなかった。そして主は旅にあるわたしを主人の兄弟の家に導かれた」。
その人は頭を下げ、主を拝して、言った
その娘はしもべに水を与え、労を惜しまずらくだにも与えてくれました。聞けば、アブラハムの兄弟の娘であり、泊めてくれるとも言う。これは間違いなく神様が備えた娘であると確信したことでしょう。彼は娘にではなく、まず頭を下げ、神様をほめたたえました。神様が生きて働いて、誠実に導いてくださっていることを確信したからでしょう。神を中心にして生きるアブラハムの生き方は、このしもべも受け継いでいることが分かります。人間中心、自己中心を退け、神を中心にして生きること。それが救いです。
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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる
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