日本と古代イスラエル人との関連について、久保有政氏のYouTube動画解説「伊勢神宮と古代イスラエルの幕屋」からご紹介いたします。
内宮の祭神アマテラス
・・・伊勢神宮の内宮では天照大神がまつられています。天の太陽の女神で、皇室の先祖とされています。九州大学の田村圓澄名誉教授の著『伊勢神宮の成立』によれば、伊勢神宮の内宮で祭られていたのは、もともとはアマテラスではなく、「日の神」でした。いわゆる「お天道様」です。
太陽のように光に満ちた方
聖書にも、「まことに神なる主は太陽です」(旧約聖書 詩篇 84篇11節)とあります。神は「太陽」のようなかただという。太陽そのものではないけれども、太陽のように光に満ちたかたである。そういう古来の伝統がありますので、日本人も古くから神様を「お天道様」「日の神様」と呼んでいました。その神様が(伊勢神宮内宮には)祭られていたのです。
皇室の先祖の神
また7世紀以前、皇室の先祖の神として拝まれていたのは、じつはアマテラスではなく、タカミムスヒという神様でした。タカミムスヒは、いわゆる造化三神の2番目の神様で、「神の中の神」とされる神様です。日本書紀にも、「皇祖タカミムスヒ」と書かれています(神代下第九段「天孫降臨」)。
造化三神
この造化三神の信仰は、もともと3~4世紀の日本に大挙渡来してきた古代東方キリスト教徒・秦氏一族の信じていた三位一体神信仰が神道の中に入ったものでした。造化三神の2番目であるタカミムスヒは、イエス・キリストを表す神道的な名前です。
海部穀定宮司
実際、籠神社の海部穀定宮司によれば、古い神道資料によるとタカミムスヒは、アメノミナカヌシの「御子」だとのことです。これは聖書でいう「神の御子イエス・キリスト」に相当します。
タカミムスヒ
また、もしタカミムスヒ(タカムスヒともいう)が、ヘブル・アラム語の「タカン・マシャハ」から来たものなら、それは「メシヤなる仲介者」の意味です。このタカミムスヒが元来、日本の天皇の先祖の神様として拝まれていました。(久保有政氏の解説からの引用は次回に続きます。)
聖書を読みましょう
それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は、古代イスラエル系渡来人によってもたらされた日本の文化、伝統、習慣、信仰、国民性のルーツです。キリスト教の経典としてではなく、日本の原点を知るために聖書を読んでみてください。
旧約聖書 創世記 24章1~9節
アブラハムは年が進んで老人となった。主はすべての事にアブラハムを恵まれた。
さてアブラハムは所有のすべてを管理させていた家の年長のしもべに言った、「あなたの手をわたしのももの下に入れなさい。わたしはあなたに天地の神、主をさして誓わせる。あなたはわたしが今一緒に住んでいるカナンびとのうちから、娘をわたしの子の妻にめとってはならない。あなたはわたしの国へ行き、親族の所へ行って、わたしの子イサクのために妻をめとらなければならない」。
しもべは彼に言った、「もしその女がわたしについてこの地に来ることを好まない時は、わたしはあなたの子をあなたの出身地に連れ帰るべきでしょうか」。
アブラハムは彼に言った、「わたしの子は決して向こうへ連れ帰ってはならない。天の神、主はわたしを父の家、親族の地から導き出してわたしに語り、わたしに誓って、おまえの子孫にこの地を与えると言われた。主は、み使をあなたの前につかわされるであろう。あなたはあそこからわたしの子に妻をめとらねばならない。けれどもその女があなたについて来ることを好まないなら、あなたはこの誓いを解かれる。ただわたしの子を向こうへ連れ帰ってはならない」。
そこでしもべは手を主人アブラハムのももの下に入れ、この事について彼に誓った。
イサクのための妻
神に従うアブラハムを神様は老年になるまで豊かに祝福しました。年老いたアブラハムは息子イサクの妻をさがしに年長のしもべを故郷へ送り出そうとしていました。このことにおいてもアブラハムは自分の思いや願いではなく、神様の御心に従って指示しているものと考えられます。長年神様の御心を求め、人間的な思いを退けて、神様の御心に従う生活をしてきたアブラハムにとって、神様の思い、願いはアブラハム自身の願いにもなっていたことでしょう。何と幸いな生き方ではないでしょうか。
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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる
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