【日本とイスラエル】伊勢神宮と古代イスラエルの幕屋(4)

日本と古代イスラエル人との関連について、久保有政氏のYouTube動画解説「伊勢神宮と古代イスラエルの幕屋」からご紹介いたします。

外宮の祭神とヤハウェ神

伊勢神宮の外宮では「豊受(とようけ)大神」がまつられています。「うけ」は古代日本語で食物を意味し、食物の神様とされています。興味深いことに「うけ」は、ヘブル語(古代イスラエル人の言葉)で食物を意味する「うけ」(okel)に意味も発音もそっくりです。キリスト教徒が神に「日々の糧を与えたまえ」と祈るように、古代から日本人は日々の糧をお与えになる神に祈ってきたのです。

神道は一神教だった

じつはこの「とようけ」の神は、「一神教」の神でした。元伊勢・籠(この)神社の先代宮司=海部穀定(あまべよしさだ)氏は、その著書の中で、古事記や日本書紀の書かれる前(8世紀以前)の古代日本において、神道は「一神教」だったと述べています。古代日本人はその神を「大元神(おおもとつかみ)」「天御中主神」「豊受大神」等、様々な名で呼んできましたが、いずれも同一神をさしていたのです。

日本の神は聖書の神と同一

キリスト教徒やユダヤ教徒、イスラム教徒などが神を呼ぶのに、「すべての根源なる神よ」「天の真ん中に住まわれる主なる神よ」「日々の糧をお与えになる神よ」等、様々な呼び方をしてきましたが、同じおひとりの神をさしていたのです。のちに神道は多神教になっていきましたが、「豊受大神」への信仰は、古代日本の一神教のなごりです。著名な神道学者・平田篤胤の弟子=渡辺重石丸(1837-1915)はその著書の中で、天御中主神(=豊受大神)は聖書の神ヤハウェと同一だ、と述べています。(久保有政氏の解説からの引用は次回に続きます。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は、古代イスラエル系渡来人によってもたらされた日本の文化、伝統、習慣、信仰、国民性のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本の原点を知るために聖書を読んでみてください。

旧約聖書 創世記 23章10~20節

時にエフロンはヘテの人々のうちにすわっていた。そこでヘテびとエフロンはヘテの人々、すなわちすべてその町の門にはいる人々の聞いているところで、アブラハムに答えて言った、「いいえ、わが主よ、お聞きなさい。わたしはあの畑をあなたにさしあげます。またその中にあるほら穴もさしあげます。わたしの民の人々の前で、それをさしあげます。あなたの死人を葬りなさい」。

アブラハムはその地の民の前で礼をし、その地の民の聞いているところでエフロンに言った、「あなたがそれを承諾されるなら、お聞きなさい。わたしはその畑の代価を払います。お受け取りください。わたしの死人をそこに葬りましょう」。

エフロンはアブラハムに答えて言った、「わが主よ、お聞きなさい。あの地は銀四百シケルですが、これはわたしとあなたの間で、なにほどのことでしょう。あなたの死人を葬りなさい」。

そこでアブラハムはエフロンの言葉にしたがい、エフロンがヘテの人々の聞いているところで言った銀、すなわち商人の通用銀四百シケルを量ってエフロンに与えた。

こうしてマムレの前のマクペラにあるエフロンの畑は、畑も、その中のほら穴も、畑の中およびその周囲の境にあるすべての木も皆、ヘテの人々の前、すなわちその町の門にはいるすべての人々の前で、アブラハムの所有と決まった。

その後、アブラハムはその妻サラをカナンの地にあるマムレ、すなわちヘブロンの前のマクペラの畑のほら穴に葬った。このように畑とその中にあるほら穴とはヘテの人々によってアブラハムの所有の墓地と定められた。

わたしはその畑の代価を払います。

エフロンは畑もほら穴もアブラハムに無償で提供を申し出ましたが、アブラハムは代価を払うと言いました。そして、ヘテの人々が見守る中で、売買が成立しました。エフロンの土地は正式にアブラハムのものとなりました。何が神の前に正しいことであるのか、その判断は難しい時もありますが、アブラハムには代価を支払って購入することが神の前に正しいという判断があったのかもしれません。すべてのことを神の前に判断することが大切だと思います。

いかがでしたか

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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