【日本とイスラエル】伊勢神宮と古代イスラエルの幕屋(3)

日本と古代イスラエル人との関連について、久保有政氏のYouTube動画解説「伊勢神宮と古代イスラエルの幕屋」からご紹介いたします。

伊勢神宮とエルサレム神殿の警備のしかたは同じ

日本で10年ラビ(ユダヤ教教師)を務めたラビ・マーヴィン・トケイヤーは、こんな逸話を紹介しています。彼がまだ若く、東京に赴任したばかりの頃、イスラエルの主席ラビ・シュロモ・ゴレンが日本に来ました。主席ラビが神道について学びたいというので、彼らは一緒に国学院大学の神道講義を聴講に行きました。授業中、主席ラビは先生に質問をしました。それは伊勢神宮の警備のことです。警備員はどこに立ち、どのような順番で巡回し、どのような儀式をして交代するかなどでした。答えを聞きながら、はじめ主席ラビはメモをとっていました。しかし、そののちメモをばったりやめ、若いトケイヤー氏のほうを向いて言ったのです。「君はこの先生の答えの重要性がわかるかね?彼が言っている警備のしかたは、かつて古代エルサレム神殿で行われていた警備とまったく同じだよ」。

伊勢の式年遷宮とイスラエルの幕屋の移設

伊勢神宮では20年ごとに式年遷宮が行われます。これは古い社殿をとりこわし、隣接地の新しい社殿に移しかえるというものです。神宮に行くと、今建っている社殿のとなりに、新しい社殿用の土地があるのがわかります。伊勢神宮がこの地に鎮座する前、神宮は近畿地方の27ヶ所(または20ヶ所前後。奈良、京都、大阪、三重など)をあちこち転々と移動していました。最後に落ち着いたのが伊勢ですが、伊勢に来てからも20年ごとに解体、移設を繰り返しているわけです。このことは古代イスラエルの幕屋によく似ています。イスラエル人は出エジプト後の荒野放浪の際、宿営の移動とともに、幕屋の解体、移設ということを繰り返してきました。イスラエル人が荒野放浪を終え、カナンの地に入ったあとは、幕屋は、はじめシロの地に鎮座しました。
 神社を表す古い言葉は「社」(ヤシロ)です。これはもともとヤーシロで、ヤハウェのシロ(あるいはシロのヤハウェ)の意味でしょう。伊勢神宮は、古代日本に来たイスラエル人にとって、かつてのシロのような地であったのです。旧約聖書はまた、「その箱(契約の箱。幕屋の中心)は久しくキリアテ・ヤリムにとどまって、二十年を経た。イスラエルの全家は主を慕って嘆いた」(旧約聖書 サムエル記上 7章2節)と記しています。20年は古代イスラエルにおいても、一つの大きな区切りの年数だったのです。(久保有政氏の解説からの引用は次回に続きます。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は、古代イスラエル系渡来人によってもたらされた日本の文化、伝統、習慣、信仰、国民性のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本の原点を知るために聖書を読んでみてください。

旧約聖書 創世記 23章1~9節

サラの一生は百二十七年であった。これがサラの生きながらえた年である。サラはカナンの地のキリアテ・アルバすなわちヘブロンで死んだ。アブラハムは中にはいってサラのために悲しみ泣いた。

アブラハムは死人のそばから立って、ヘテの人々に言った、「わたしはあなたがたのうちの旅の者で寄留者ですが、わたしの死人を出して葬るため、あなたがたのうちにわたしの所有として一つの墓地をください」。

ヘテの人々はアブラハムに答えて言った、「わが主よ、お聞きなさい。あなたはわれわれのうちにおられて、神のような主君です。われわれの墓地の最も良い所にあなたの死人を葬りなさい。その墓地を拒んで、あなたにその死人を葬らせない者はわれわれのうちには、ひとりもないでしょう」。

アブラハムは立ちあがり、その地の民ヘテの人々に礼をして、彼らに言った、「もしわたしの死人を葬るのに同意されるなら、わたしの願いをいれて、わたしのためにゾハルの子エフロンに頼み、彼が持っている畑の端のマクペラのほら穴をじゅうぶんな代価でわたしに与え、あなたがたのうちに墓地を持たせてください」。

あなたはわれわれのうちにおられて、神のような主君です。

アブラハムはヘテ人の地ヘブロンに寄留していましたが、自己中心、人間中心を退け、神に従って生きる、その生き方はヘテ人にもよく分かっていたのでしょう。アブラハムはヘテ人をして、「 あなたはわれわれのうちにおられて、神のような主君です。」と言わせています。それゆえに、ヘテの人々は最も良い場所にサラを葬るようにと言いました。大切なことは神に従って生きることです。

いかがでしたか

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目次
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二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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