【日本とイスラエル】伊勢神宮と古代イスラエルの幕屋(2)

日本と古代イスラエル人との関連について、久保有政氏のYouTube動画解説「伊勢神宮と古代イスラエルの幕屋」からご紹介いたします。

12段の階段と御帳(みとばり)

伊勢神宮正殿にあがる階段は12段あります。拝むところからも、垂れている白い布(御帳)の向こうに見ることができます。古代エルサレム神殿の至聖所(最も聖なる所)も、12段の階段をのぼって入るようになっていました(Catholic Encyclopedia “Temple of Jerusalem”)。また、エルサレム神殿の至聖所の前にはカーテンが垂れていました。同様に伊勢神宮正殿の前には「御とばり」(白いカーテン)があります。

イスラエルと日本神道の神官装束の類似

伊勢神宮の神官は儀式の際、みな白いリネンの装束に身を包み、その装束の両袖からは房(数10センチの糸の束)がたれています。聖書にも、イスラエル人はみな服に房をつけなければならない、と規定されていました(旧約聖書 民数記 15章38節)。今もユダヤ人はツィーツィートと呼ばれる房を服につけます。新約聖書でも、長血の女がイエスの服の房にさわって病をいやされた、という記事があります(新約聖書 マタイの福音書 9章20節)。そのほか神道の神官の服装は、古代イスラエルの一般祭司たちの服装(白いリネンの装束)にきわめてよく似ています。

太陽神に捧げた馬

伊勢神宮の入り口近くには、神馬(しんめ)と呼ばれる馬がいます。古来、皇室が太陽神アマテラスに捧げてきた馬です。これは単に日本神道の伝統であっただけでなく、古代イスラエルの風習でもありました。旧約聖書には、イスラエル歴代の王たちが太陽神に捧げた馬が、エルサレム神殿の入り口近くにいたこと、また南王国ユダのヨシヤ王(在位紀元前639~608年)がこれを異教の風習としてやめさせた、との記録があります(旧約聖書 第二列王記 23章11節)。この風習は、南王国ユダだけでなく、北王国イスラエルの10支族の間にもあったでしょう。 この風習は広くメソポタミヤ全域に広がっていたからです。 この同じ風習が、日本においても非常に古い時代から皇室によって続けられてきたのです。

絵馬

この風習は、伊勢神宮以外の神社では、絵馬(えま)として残っています。昔は生きた馬を捧げたのですが、生きた馬は費用も高く、管理も大変なので、代りに板に馬の絵を描いて捧げる風習となったのです。今日、絵馬には馬以外の動物等描くことも多くなりましたが、本来は馬の絵を描きます。これは太陽神に馬を捧げるという、古代イスラエルの風習から来ています。(久保有政氏の解説からの引用は次回に続きます。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は、古代イスラエル系渡来人によってもたらされた日本の文化、伝統、習慣、信仰、国民性のルーツです。キリスト教の経典としてではなく、日本の原点を知るために聖書を読んでみてください。

旧約聖書 創世記 22章15~24節

主の使は再び天からアブラハムを呼んで、言った、「主は言われた、『わたしは自分をさして誓う。あなたがこの事をし、あなたの子、あなたのひとり子をも惜しまなかったので、わたしは大いにあなたを祝福し、大いにあなたの子孫をふやして、天の星のように、浜べの砂のようにする。あなたの子孫は敵の門を打ち取り、また地のもろもろの国民はあなたの子孫によって祝福を得るであろう。あなたがわたしの言葉に従ったからである』」。

アブラハムは若者たちの所に帰り、みな立って、共にベエルシバへ行った。そしてアブラハムはベエルシバに住んだ。これらの事の後、ある人がアブラハムに告げて言った、「ミルカもまたあなたの兄弟ナホルに子どもを産みました。長男はウヅ、弟はブズ、次はアラムの父ケムエル、次はケセデ、ハゾ、ピルダシ、エデラフ、ベトエルです」。

ベトエルの子はリベカであって、これら八人はミルカがアブラハムの兄弟ナホルに産んだのである。ナホルのそばめで、名をルマという女もまたテバ、ガハム、タハシおよびマアカを産んだ。

地のもろもろの国民はあなたの子孫によって祝福を得る

アブラハムは神に従ったので、神はアブラハムを大いに祝福し、アブラハムだけでなく、その子孫を祝福し、子孫だけでなく、その子孫によって全世界の国民を祝福すると約束されました。一人の人が神に従って生きることにより、その祝福が全世界へと広がっていくことが分かります。アブラハムはイスラエル民族の祖先です。日本にもその末裔は多くいると考えられます。私たちが心から神に従って生きる時に、それは日本だけでなく、世界の祝福、世界の救いとなることを思わされます。

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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