日本と古代イスラエル人との関連について、久保有政氏のYouTube動画解説「日本の中の古代ユダヤ~伝統に受け継がれた古代イスラエル」からご紹介いたします。
「コヤネ」もヘブル語か(前回の続き)
祈祷文を唱えた女祭司の名「コヤネ」も、祭司を意味するヘブル語コヘンに似ている。「ひい、ふう、みい・・・」や「ひとつ、ふたつ、みっつ・・・」は、日本において非常に古い時代から使われていた言い方である。それは元々ヘブル語だった。
古代日本にはヘブル語を解する人がいた
いつしか日本人は、神話とこうした言い方との関係を忘れ、ただ数をかぞえるときの言葉としてこれらを用いるようになった。これは古代の日本にヘブル語を解する人々がいた証拠だと、アイデルバーグは考えたのである。
神道用語になったヘブル語
そのほか、神道用語には、ヘブル語起源と思われるものが多い。たとえば神道では、「ハレ」と「ケ」ということをいう。「ハレ」(晴れ)とは、めでたい状況、あらたまった特別な状態を意味する。「ハレ着」(晴れ着)、「ハレの日」「ハレの門出」「ハレの場」などの言葉は、それに由来する。またハレは、神聖性を意味することもある。
「ケ」とは何か
一方、「ケ」(褻)は、生活の日常態を意味する。たとえば、「ハレ着」に対し「ケ着」(褻着)は、普段の衣服をいう。つまりハレは、めでたき非日常、ケは日常である。ハレは聖、ケは俗でもある。
「ハレ」「ケ」の語源
ハレ、ケの語源は定かではない。しかしハレが、もしヘブル・アラム語の「ハレ」(haleh)から来たとすれば、それは「栄光」の意味である。またケが、ヘブル・アラム語の「ケ」(khel)から来たとすれば、それは「俗」(世俗)の意味である。(久保有政氏の解説からの引用は次回に続きます。)
聖書を読みましょう
それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は古代イスラエル系渡来人によってもたらされた日本の文化、伝統、習慣、信仰、国民性のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本の原点を知るために聖書を読んでみてください。
旧約聖書 創世記 21章25~34節
アブラハムはアビメレクの家来たちが、水の井戸を奪い取ったことについてアビメレクを責めた。しかしアビメレクは言った、「だれがこの事をしたかわたしは知りません。あなたもわたしに告げたことはなく、わたしもきょうまで聞きませんでした」。
そこでアブラハムは羊と牛とを取ってアビメレクに与え、ふたりは契約を結んだ。アブラハムが雌の小羊七頭を分けて置いたところ、アビメレクはアブラハムに言った、「あなたがこれらの雌の小羊七頭を分けて置いたのは、なんのためですか」。
アブラハムは言った、「あなたはわたしの手からこれらの雌の小羊七頭を受け取って、わたしがこの井戸を掘ったことの証拠としてください」。これによってその所をベエルシバと名づけた。彼らがふたりそこで誓いをしたからである。
このように彼らはベエルシバで契約を結び、アビメレクとその軍勢の長ピコルは立ってペリシテの地に帰った。アブラハムはベエルシバに一本のぎょりゅうの木を植え、その所で永遠の神、主の名を呼んだ。こうしてアブラハムは長い間ペリシテびとの地にとどまった。
その所で永遠の神、主の名を呼んだ
アビメレクの家来たちが問題を起こしたようです。アブラハムはアビメレクに抗議しましたが、人が生活するところ、必ずしも悪意でなかったとしても、トラブルはつきものです。その時、どのように解決するかは大切なことです。単に人と人の間でだけ解決するのではなく、神の前にそれぞれが出て、解決策を探ることが重要ではないでしょうか。アブラハムは神の前に契約を結び、そこで神の名を呼んだことが記されています。
いかがでしたか
参考になりましたら「いいね!」でお知らせください。また、シェアのご協力もよろしくお願いします。今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。
本をお求めください
Amazonから「日本人の信仰が世界を救う—元キリスト教牧師が語る神の国ニッポン」を出版しています。電子版は100円。文庫版は2,182円。日本人の高い国民性のルーツは聖書にあること、イエスの教えはキリスト教よりむしろ「日本人の信仰」の中に引き継がれていることが分かります。ぜひ、読んでみてください。詳しくは書籍情報をご覧ください。
目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」
「日本人の幸せ」(電子版100円)をお買い求めください!
Amazonから「日本人の幸せ—古代ユダヤ人がもたらしたイエスの教え」(196ページ)が販売されました。一人でも多くの方に読んでいただけるように、電子版の価格を100円といたしました。(文庫版も好評発売中。詳しくはAmazonのサイトでご確認ください。)レビューのご協力もよろしくお願いします。
目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる
詳しくは書籍情報をご覧ください。