日本と古代イスラエル人との関連について、久保有政氏のYouTube動画解説「日本の中の古代ユダヤ~伝統に受け継がれた古代イスラエル」から、京都御所での罪の贖いの儀式についてご紹介いたします。 今日はその(1)です。
京都御所とは
京都市にある京都御所は、旧皇居である。明治新政府が皇居を東京に移す以前は、皇居は京都にあった。京都御所には、紫宸殿や、清涼殿、その他の建物がある。紫宸殿では、即位や、大嘗会、大祓い、朝賀等の重要な儀式が行われた。清涼殿には、天皇の日常の御座所があり、四方拝、小朝拝、叙位、徐目等の公事が行われた。
大祓い
たとえば大祓いの儀式の時、天皇は麻の衣を着て紫宸殿に来られる。大祓いとは、日本の国の一切の罪汚れを払いやる儀式である。天皇が卑しい姿になって、大祓いのお祭りをなさる。それが終われば、その衣は小さな舟に乗せて、当時都のあった京都から加茂川に流された。そして大阪の浪波洲まで流れ、波の中に消えるまで見届けた。そのときに、ある祝詞(祈祷文)が唱えられる。
罪の贖い
それは、天皇家は高天原から天降って豊葦原の瑞穂の国、日本列島を治めることになったけれども、国中にいろいろの罪が起きてくる。これはどうしても処分しなければならない。ところが、この罪というものは、ひどくしぶといもので、なかなか処分できるものではない。だから、ちゃんと日を決めて、天皇が国民のために大祭司となって贖いの儀式をする。そして国民の一切の罪汚れをその麻の衣に託して、川に流して捨てるということをするのである。古代の日本人は、罪の処分をきちんとしなければ新しい年を迎え得ないと思った。
イスラエルの風習との類似点
これは旧約聖書にある思想と同じである。レビ記に書かれてあるアザゼルのやぎの風習によく似ている。これは、イスラエルの大祭司が神殿において行った儀式である。やぎの頭に手を置いて祈り、そのやぎにイスラエルの人々の罪を託して、荒野に連れていき、地平線のかなたに、そのやぎが消えていくのを見届けた。このとき、そのやぎと共に民の罪も見えない所に運び込まれ、神ももはや私たちの罪をご覧にならないと感謝したのである。そういう儀式を毎年行った(旧約聖書レビ記16章)。日本の大祓いの思想は、何かに人々の罪を託して遠くに追いやるというこの考え方において、アザゼルのやぎの思想に似ている。(久保有政氏の解説からの引用は次回に続きます。)
聖書を読みましょう
それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は古代イスラエル系渡来人によってもたらされた日本の文化、伝統、習慣、信仰、国民性のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本の原点を知るために聖書を読んでみてください。
旧約聖書 創世記 21章1~7節
主は、さきに言われたようにサラを顧み、告げられたようにサラに行われた。サラはみごもり、神がアブラハムに告げられた時になって、年老いたアブラハムに男の子を産んだ。
アブラハムは生まれた子、サラが産んだ男の子の名をイサクと名づけた。アブラハムは神が命じられたように八日目にその子イサクに割礼を施した。アブラハムはその子イサクが生れた時百歳であった。
そしてサラは言った、「神はわたしを笑わせてくださった。聞く者は皆わたしのことで笑うでしょう」。また言った、「サラが子に乳を飲ませるだろうと、だれがアブラハムに言い得たであろう。それなのに、わたしは彼が年とってから、子を産んだ」。
イサクの誕生
アブラハムが百歳、サラが九十歳の時に、イサクが生れました。それは人間的にはあり得ない話でしょう。しかし、神がそうしてくださったという出来事です。神に不可能はない。この神を中心にして生きること。それが救いです。それはただ風呂敷を広げることではありません。これは神の約束の成就です。神はご自身が約束されたことを必ず実行してくださいます。神の言葉、神の約束に立って生きる生き方、それが神を中心にして生きるということだと私は考えます。
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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる
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