日本と古代イスラエル人との関連について、久保有政氏のYouTube動画解説「日本の中の古代ユダヤ~伝統に受け継がれた古代イスラエル」からご紹介いたします。
蛇信仰
日本の神社には、しばしば蛇信仰がみられる。多くの神社で蛇がご神体となって祀られている。蛇をご神体として祀る風習の起源は、古代イスラエルであろう。聖書には次のような記事がある。
聖書に記された出来事
出エジプトをして、エジプトでの400年に及ぶ奴隷生活から解放されたイスラエル民族は、シナイ半島の荒野を放浪していた。彼らは、長年の奴隷根性がなかなか抜ききれず、荒野でつぶやいて神の前に罪を犯していた。
神の裁き
それで神は彼らに裁きを下した。数多くの毒蛇が現われ、人々をかんだので、多くの者が死んだ。すると民は悔い改めた。モーセが神に祈ると、神は民を救われる道を示した。それは青銅製の蛇の像を作り、それを旗ざおの上にかかげ、「かまれた者がそれを見上げれば、命を得る」というものであった。(旧約聖書 民数記 21章9節)
蛇を拝む風習
こうして民は救われたのだが、そののち、この青銅の蛇は、民の間で保管されていた。民の信仰が健全である限り、そのことに問題はなかった。しかし、民は他国の偶像崇拝の影響を受けていく。目に見える像を拝む風習を身につけた彼らは、やがて青銅の蛇をも偶像崇拝的に拝むようになった。そのため紀元前8世紀に南王国ユダの王ヒゼキヤは、この青銅の蛇を打ち壊した。(旧約聖書 列王記下 18章4節)(久保有政氏の解説は次回に続きます。)
聖書を読みましょう
それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本の文化、伝統、習慣、信仰、国民性のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人の原点を知るために聖書を読んでみてください。
旧約聖書 創世記 19章15~23節
夜が明けて、み使たちはロトを促して言った、「立って、ここにいるあなたの妻とふたりの娘とを連れ出しなさい。そうしなければ、あなたもこの町の不義のために滅ぼされるでしょう」。彼はためらっていたが、主は彼にあわれみを施されたので、かのふたりは彼の手と、その妻の手と、ふたりの娘の手を取って連れ出し、町の外に置いた。
彼らを外に連れ出した時そのひとりは言った、「のがれて、自分の命を救いなさい。うしろをふりかえって見てはならない。低地にはどこにも立ち止まってはならない。山にのがれなさい。そうしなければ、あなたは滅びます」。
ロトは彼らに言った、「わが主よ、どうか、そうさせないでください。しもべはすでにあなたの前に恵みを得ました。あなたはわたしの命を救って、大いなるいつくしみを施されました。しかしわたしは山まではのがれる事ができません。災いが身に追い迫ってわたしは死ぬでしょう。
あの町をごらんなさい。逃げていくのに近く、また小さい町です。どうかわたしをそこにのがれさせてください。それは小さいではありませんか。そうすればわたしの命は助かるでしょう」。
み使は彼に言った、「わたしはこの事でもあなたの願いをいれて、あなたの言うその町は滅ぼしません。急いでそこへのがれなさい。あなたがそこに着くまでは、わたしは何事もすることができません」。これによって、その町の名はゾアルと呼ばれた。ロトがゾアルに着いた時、日は地の上にのぼった。
主は彼にあわれみを施された
ロトはためらっていたと記されています。何をためらっていたのでしょうか。ロトはソドムの人々に比べれば善良な人であったと思いますが、それでも完全に神に従って現状を変えることにはためらいがあったのかもしれません。人は生まれながらに自己中心であり、人間中心であることを思わされます。しかし、そのままであれば、ロトもソドムと一緒に滅ぼされてしまいます。主は彼にあわれみを施し、その手を取って、滅びから救い出してくれたことが記されています。誰も完全な人はいません。私たちもまた、神を中心にして生きることこそが幸いな人生であり、救いであることを知っていながら、なかなか完全になれない自分を知っているのではないでしょうか。それでも神に目を留めるなら、私たち自身は不完全であっても、神があわれんでくださるという幸いがあります。感謝なことです。
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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる
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