日本人とイスラエル人(ユダヤ人)との関連について、久保有政氏のYou Tube 解説動画『日本人の起源』からご紹介いたします。今日はその(5)です。
ヤペテから出た民族
「ヤペテ」の名は、「広い」という言葉(パーター)の派生語です。事実、ヤペテ系民族はその名のとおり、ひじょうに広い範囲に移り住みました。ヤペテから出た諸民族は、「白人」と呼ばれる欧米人やロシア人をはじめ、ペルシャ人、インド人などになりました。聖書によればヤペテの子は、「ゴメル、マゴグ、マダイ、ヤワン、トバル、メシェク、ティラス」(旧約聖書 創世記 10章2節)でした。
ゴメル
まず「ゴメル」は、小アジア地方(今のトルコ)や、ヨーロッパ地方に移り住んだ民族です。聖書は「ゴメル」の子孫は、「アシュケナズ、リファテ、トガルマ」(旧約聖書 創世記 10章3節)であった、と言っています。このうち「アシュケナズ」は、おもに小アジアに移り住みましたが、さらに進んでヨーロッパに渡り、ドイツにも移り住んだようです。ユダヤ人はドイツ人を(またドイツ系ユダヤ人も)、「アシュケナズ」の名で呼んできました。
マゴグ、マダイ
つぎにヤペテの子「マゴグ」は、スキタイ人のことで、南ロシアの騎馬民族となりました。(ヨセフス『ユダヤ古代史1巻6章1節)一方ヤペテの子「マダイ」は、メデヤ人(メディア人)のことです。彼らはメソポタミヤにメデア帝国をつくり、のちに兄弟民族のペルシャ人と結託して、メデア・ペルシャ帝国を築き上げました。いわゆるアーリア人は、この「マダイ」の子孫です。
アーリア人とゲルマン民族
アーリアの名は、メデア・ペルシャ帝国の人々が「アーリア人」と呼ばれたことから来ているのです。アーリア人はインド方面にも移り住み、インドの主要民族となりました。さらに、いわゆるゲルマン民族も、ペルシャ人と縁つづきです。つまりゲルマン民族、メデア人、ペルシャ人、インド人はすべて、ヤペテ系の「マダイ」の子孫ということになります。(久保有政氏の解説からの引用は次回に続きます。)
聖書を読みましょう
それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は古代イスラエル系渡来人によってもたらされた日本の文化、伝統、習慣、国民性のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人の原点を知るために聖書を読んでみてください。
旧約聖書 創世記 18章9~15節
彼らはアブラハムに言った、「あなたの妻サラはどこにおられますか」。彼は言った、「天幕の中です」。そのひとりが言った、「来年の春、わたしはかならずあなたの所に帰ってきましょう。その時、あなたの妻サラには男の子が生まれているでしょう」。サラはうしろの方の天幕の入口で聞いていた。
さてアブラハムとサラは年がすすみ、老人となり、サラは女の月のものが、すでに止まっていた。それでサラは心の中で笑って言った、「わたしは衰え、主人もまた老人であるのに、わたしに楽しみなどありえようか」。
主はアブラハムに言われた、「なぜサラは、わたしは老人であるのに、どうして子を産むことができようかと言って笑ったのか。主にとって不可能なことがありましょうか。来年の春、定めの時に、わたしはあなたの所に帰ってきます。そのときサラには男の子が生まれているでしょう」。
サラは恐れたので、これを打ち消して言った、「わたしは笑いません」。主は言われた、「いや、あなたは笑いました」。
神様に不可能はありません
サラは女の月のものがすでになく、老人になっていました。人間的には子を産む可能性は0%です。しかし、来年の春には男の子が生まれると神は言いました。人間の考えを中心にして生きるか、それとも神様には不可能はないということを中心にして生きるかによって、その人の人生は大きく変わってしまいます。神を中心にするとは、単なる諦めではありません。人間を超えた神の可能性に立って生きることです。
「わたしは笑いません」
サラはそんなことあり得ないと心の中で笑った。神は「なぜ笑ったのか」と言いましたが、サラは「笑いません」と答えたと記されているのが気になります。恐れた気持ちは分かりますが、「笑いません」と嘘をつくことは人間中心です。そうではなく、「笑いました。こんな私を赦してください。」と言うなら、神中心に立てたのだと思います。
いかがでしたか
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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる
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