八幡神社は聖書の神「ヤハウェ」を祀る神社であった。久保有政氏のYouTube「八幡神社はヤハウェ神社だった」からご紹介いたします。 今日は前回の続きです。
ヤハタ=秦氏の神
「ヤハタ」とは一体どういう意味なのか。文献を調べても、満足のいくような答えはない。しかしヤハタは、もともとヘブル語の「ヤー・ハタ」で「秦氏の神(ヤー)」の意味であろう。
ヤー・ハタ
ヤーは、ヤハウェの短縮形のヤーである。聖書には、ヤハウェという神の御名だけでなく、その短縮形の「ヤー」もよく出てくる。つまり「ヤハタ」は、「ヤー・ハタ」=秦氏の神ヤハウェの意味であったろう。
ヤハタ信仰の始まり
ヤハタ信仰の始まりは、宇佐の北方にある薦神社に伝わる伝説だった。そこにある御澄池と呼ばれる美しい池に、大昔、ヤハタの神様が現れたという。清く澄んだ湖水の中から美しく幼い男児が姿を現わし、岸辺に茂る薦草(パピルスの一種)に立ち、「われこそはヤハタの神である。わがために薦草で方舟の枕を作り、御神体とせよ」と告げて、湖岸の影向石に神影を映したという伝説だ。
モーセとの類似
この「美しい幼い男児」、また「薦草」「方舟の枕」は、かつて美しく幼い男児モーセが、ナイル川の岸辺の葦の中に葦草で作った小さな方舟に寝かせられていたという聖書の記事にじつによく似ている(旧約聖書 出エジプト記2章1~3節)。
聖書をよく知っていたという事実
細かい所に違いはあるものの、こうした伝説が生まれる背景には、八幡の人々がもともと聖書やモーセの話に親しんでいた事実があるからに違いない。秦氏はもともと聖書の民だったのである。つまり、そこに現れた「ヤハタの神」とは、「ヤー・ハタ」つまり秦氏の神ヤハウェであった。(次回に続く)
聖書を読みましょう
それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本の文化、伝統、習慣、国民性のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人の心の原点を知るために聖書を読んでみてください。
旧約聖書 創世記 9章18~29節
箱舟から出たノアの子らはセム、ハム、ヤペテであった。ハムはカナンの父である。この三人はノアの子らで、全地の民は彼らから出て、広がったのである。
さてノアは農夫となり、ぶどう畑をつくり始めたが、彼はぶどう酒を飲んで酔い、天幕の中で裸になっていた。
カナンの父ハムは父の裸を見て、外にいるふたりの兄弟に告げた。セムとヤペテとは着物を取って、肩にかけ、うしろ向きに歩み寄って、父の裸をおおい、顔をそむけて父の裸を見なかった。
やがてノアは酔いがさめて、末の子が彼にした事を知ったとき、彼は言った、「カナンはのろわれよ。彼はしもべのしもべとなって、その兄弟たちに仕える」。
また言った、「セムの神、主はほむべきかな、カナンはそのしもべとなれ。神はヤペテを大いならしめ、セムの天幕に彼を住まわせられるように。カナンはそのしもべとなれ」。
ノアは洪水の後、なお三百五十年生きた。ノアの年は合わせて九百五十歳であった。そして彼は死んだ。
酔って、裸で寝ていたノア
ノアは神の御心にかなう正しい生き方をする人でした。そのノアが酒に酔って、裸になり、寝ていたとあります。神の御心にかなう正しい生き方とは、決して酒を飲まないとか、禁欲的な生活をするということではないと思います。神様が与えたくださった恵みを楽しむことは良い事だと思います。ノアは決して堕落してしまったということではないと思います。
セム、ハム、ヤペテ
現在の人類はすべて、セム、ハム、ヤペテのいずれかの末裔であると記されています。そして、セムは祝福され、ヤペテも大いならしめ、ハムはそのしもべとなれとノアに言われています。人間中心、自己中心を退け、神に立ち返り、神に喜ばれる生き方をする人は祝福されるでしょう。いつも神に喜ばれる生き方は何かと問うことが大切だと思います。
いかがでしたか
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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる
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