ブログに寄せられたご質問の回答の続きです。今日は「神道の教義」について。
ご質問の内容
ご質問を再掲いたします。「 神道には教義がなく、本来建物としての神社すらなかったはず。そのような存在である神道の、現在執り行われている儀式は、いつどのようにして整えられてきたのか。それを理解することが、仰るような類似点に着目する前提として必要なのではないだろうか。それなくして、現代今時点における風習とユダヤとの共通点に着目しても納得感が得られにくい。このように考えることについて見解を頂ければ有難い。」
神道に教義はないのか
古代日本と古代イスラエルの関係に詳しい久保有政氏の回答を前回掲載いたしましたので、どうぞご覧ください。私はこの質問者の方の前提になっている「神道には教義がなく、本来建物としての神社すらなかったはず。」ということに、まず関心を持ちました。前回、神社の建物は、紀元前から建てられていたようだということについて、東京神社庁のウェブサイトからご紹介しました。今日は神道の教義について。
教典はないが、教義はある
確かに現在、神道の教典はないようです。しかし、教義はないとは言えないと思います。神道では単に神を礼拝しているだけではなく、清さと汚れの観念や、神の御心に生きることなど、聖書に共通する教義があるように思います。これまで私が調べたところでは、もともと文書としての教典もあったのではないかという指摘もありました。それが仏教派と神道派の紛争の中で、神道関係の書物が焼かれてしまうという歴史があったようで、もし、はるばるイスラエルから持ち込んでいた聖書、トーラーなどがあったとしたら、この時に焼失してしまったのかもしれません。
共通点をどう説明するか
現時点における日本神道と古代イスラエルの共通点をどう説明することができるかということについて、古代イスラエルの風習が紀元前のものであることからすれば、記録や歴史の中に、日本神道において、聖書や古代イスラエルの風習を取り入れたという記録がないとすれば、初めからそうだったと考えるしかないように思います。少なくとも、相当古い時代、紀元前から、そのような風習や観念が継承されて来たということは間違いないでしょう。それはどこから来たものであるのか。何らかの方法で古代日本に持ち込まれた古代イスラエル起源とする以外に説明できないように思います。
聖書を読みましょう
それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本の文化、伝統、習慣、国民性のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人の心の原点を知るために聖書を読んでみてください。
旧約聖書 創世記 9章1~7節
神はノアとその子らとを祝福して彼らに言われた、「生めよ、ふえよ、地に満ちよ。地のすべての獣、空のすべての鳥、地に這うすべてのもの、海のすべての魚は恐れおののいて、あなたがたの支配に服し、すべて生きて動くものはあなたがたの食物となるであろう。さきに青草をあなたがたに与えたように、わたしはこれらのものを皆あなたがたに与える。しかし肉を、その命である血のままで、食べてはならない。
あなたがたの命の血を流すものには、わたしは必ず報復するであろう。いかなる獣にも報復する。兄弟である人にも、わたしは人の命のために、報復するであろう。人の血を流すものは、人に血を流される、神が自分のかたちに人を造られたゆえに。あなたがたは、生めよ、ふえよ、地に群がり、地の上にふえよ」。
生めよ、ふえよ、地に満ちよ
神は人に地上の支配を命じたことが記されています。強さでは人に勝る動物も人を恐れることから、動物は人がこの地上の支配者であることを本能的に知っているようにも思います。人は人のためというよりも、神のために、この地上を正しく管理しなければならないと思います。
あなたがたの食物
初めに神が人間の食べ物として与えた物は青草でした。木の実もそうでした。しかし、この時から動物も食べ物として与えられたことが記されています。ただし、血は命なので、動物を血のままで食べてはならないと記されています。動物は血抜きをして、調理して食べるようにということでしょうか。
命の血
また、人の命を奪う者には神が報復すると記されています。人の命を奪うことは神の御心に反することであることが分かります。仮に獣であったとしても、人の命を奪うならば神が報復すると記されています。他の動物は殺して食べても、人を殺してはいけないのです。なぜなら、人は神のかたちに造られているからだとあります。進化論からは決して出てこない思想です。これまでにも多くの人の命が奪われる歴史がありました。多くの日本人の血も流されました。こんな理不尽なことがあって良いのかと思わされることもあります。それは神の御心に反することです。神が報復すると記されています。これが神を中心とした考え方だと思います。
いかがでしたか
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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる
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