【聖書預言と日本】モーセの預言

アウシュビッツ強制収容所

水、土曜日は「イスラエル12部族に関する聖書預言と日本」というテーマで書いています。日本とイスラエルに何らかの関係があるとすれば、聖書に記されている預言は日本人と無関係ではないということになります。イスラエルについて、聖書には何が書かれているのでしょうか。今日はその7回目です。

モーセの最後の言葉

約束の地カナンを目前にしながら、モーセは死を迎えます。その直前にモーセはイスラエルの人たちに最後の言葉を語ります。

旧約聖書 申命記 28章1節

もしあなたが、あなたの神、主の声によく聞き従い、わたしが、きょう、命じるすべての戒めを守り行うならば、あなたの神、主はあなたを地のもろもろの国民の上に立たせられるであろう。

旧約聖書 申命記 28章58,59節

もしあなたが、この書物にしるされているこの律法のすべての言葉を守り行わず、あなたの神、主というこの栄えある恐るべき名を恐れないならば、主はあなたとその子孫に激しい災いを下されるであろう。その災いはきびしく、かつ久しく、その病気は重く、かつ久しいであろう。

ユダヤ人の大虐殺

その災いは歴史上、他に類を見ない激しい災いであり、ユダヤ人の大虐殺という悲劇を思い起こさせます。しかし、イスラエルが再び神様に立ち帰るなら、神様はイスラエルを再び祝福するという約束も語られます。イスラエルは世界中に散らされますが、そこから再びカナンの地に集められるという約束です。

旧約聖書 申命記 30章2~6節

あなたもあなたの子供も共にあなたの神、主に立ち帰り、わたしが、きょう、命じるすべてのことにおいて、心をつくし、精神をつくして、主の声に聞き従うならば、あなたの神、主はあなたを再び栄えさせ、あなたをあわれみ、あなたの神、主はあなたを散らされた国々から再び集められるであろう。たといあなたが天のはてに追いやられても、あなたの神、主はそこからあなたを集め、そこからあなたを連れ帰られるであろう。あなたの神、主はあなたの先祖が所有した地にあなたを帰らせ、あなたはそれを所有するに至るであろう。主はまたあなたを栄えさせ、数を増して先祖たちよりも多くされるであろう。そしてあなたの神、主はあなたの心とあなたの子孫の心に割礼を施し、あなたをして、心をつくし、精神をつくしてあなたの神、主を愛させ、こうしてあなたに命を得させられるであろう。

神様から離れるという預言

このようにエジプトから救い出され、カナンの地(現在イスラエルのあるパレスチナ)に帰るイスラエルに対して、神様を中心にして生きる祝福と、神様から離れた時ののろいについて語られています。そして、神様はイスラエルが神様を離れてしまうことを予め知っていて、その後、神様に立ち帰れば、再び神様の祝福が与えられるとも語ったのでしょう。神様はモーセにこう語ったと聖書にはあります。

旧約聖書 申命記 31章16,17節

主はモーセに言われた、「あなたはまもなく眠って先祖たちと一緒になるであろう。そのときこの民はたちあがり、はいって行く地の異なる神々を慕って姦淫を行い、わたしを捨て、わたしが彼らと結んだ契約を破るであろう。その日には、わたしは彼らにむかって怒りを発し、彼らを捨て、わたしの顔を彼らに隠すゆえに、彼らは滅ぼしつくされ、多くの災いと悩みが彼らに臨むであろう。そこでその日、彼らは言うであろう、『これらの災いがわれわれに臨むのは、われわれの神がわれわれのうちにおられないからではないか』。

イスラエル12部族についての預言

そして、モーセはイスラエル12部族について預言します。少し長いですが、イスラエル12部族についての預言ですので全文を引用します。

旧約聖書 申命記 33章6~29節

「ルベンは生きる、死にはしない。しかし、その人数は少なくなるであろう」。

ユダについては、こう言った、「主よ、ユダの声を聞いて、彼をその民に導きかえしてください。み手をもって、彼のために戦ってください。彼を助けて、敵に当らせてください」。

レビについては言った、「あなたのトンミムをレビに与えてください。ウリムをあなたに仕える人に与えてください。かつてあなたはマッサで彼を試み、メリバの水のほとりで彼と争われた。彼はその父、その母について言った、『わたしは彼らを顧みない』。彼は自分の兄弟をも認めず、自分の子供をも顧みなかった。彼らはあなたの言葉にしたがい、あなたの契約を守ったからである。彼らはあなたのおきてをヤコブに教え、あなたの律法をイスラエルに教え、薫香をあなたの前に供え、燔祭を祭壇の上にささげる。主よ、彼の力を祝福し、彼の手のわざを喜び受けてください。彼に逆らう者と、彼を憎む者との腰を打ち砕いて、立ち上がることのできないようにしてください」。

ベニヤミンについては言った、「主に愛される者、彼は安らかに主のそばにおり、主は終日、彼を守り、その肩の間にすまいを営まれるであろう」。

ヨセフについては言った、「どうぞ主が彼の地を祝福されるように。上なる天の賜物と露、下に横たわる淵の賜物、日によって産する尊い賜物、月によって生ずる尊い賜物、いにしえの山々の産する賜物、とこしえの丘の尊い賜物、地とそれに満ちる尊い賜物、しばの中におられた者の恵みが、ヨセフの頭に臨み、その兄弟たちの君たる者の頭の頂にくだるように。彼の牛のういごは威厳があり、その角は野牛の角のよう、これをもって国々の民をことごとく突き倒し、地のはてにまで及ぶ。このような者はエフライムに幾万とあり、またこのような者はマナセに幾千とある」。

ゼブルンについては言った、「ゼブルンよ、あなたは外に出て楽しみを得よ。

イッサカルよ、あなたは天幕にいて楽しみを得よ。彼らは国々の民を山に招き、その所で正しい犠牲をささげるであろう。彼らは海の富を吸い、砂に隠れた宝を取るからである」。

ガドについては言った、「ガドを大きくする者は、ほむべきかな。ガドは、ししのように伏し、腕や頭の頂をかき裂くであろう。彼は初穂の地を自分のために選んだ。そこには将軍の分も取り置かれていた。彼は民のかしらたちと共にきて、イスラエルと共に主の正義と審判とを行った」。

ダンについては言った、「ダンはししの子であって、バシャンからおどりでる」。

ナフタリについては言った、「ナフタリよ、あなたは恵みに満たされ、主の祝福に満ちて、湖とその南の地を所有する」。

アセルについては言った、「アセルは他の子らにまさって祝福される。彼はその兄弟たちに愛せられ、その足を油にひたすことができるように。あなたの貫の木は鉄と青銅、あなたの力はあなたの年と共に続くであろう」。

シメオンの名前がない

ここには11部族の名前しかありません。名前がないのは「シメオン」ですが、その理由は定かではありません。

いかがでしたか

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二章 日本人の宗教観
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投稿者: 吉村 忠敏

全ての問題の原因は人間中心、自己中心です。人間中心、自己中心を退けて、神に立ち帰って正しく生きるなら、どんな問題も解決します。しかし、人は生まれながらに人間中心、自己中心であり、そのことに気づいていないことも多々あります。だから毎日神に祈り、聖書を読むことをお勧めします。それは必ずしもキリスト教徒になることではありません。神を中心とした正しい生き方は本当の日本人の心を取り戻すことです。

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