【聖書預言と日本】エゼキエルの預言

聖書

水、土曜日は「イスラエル12部族に関する聖書預言と日本」というテーマで書いています。日本とイスラエルとの間には何らかの関係があるとすれば、聖書に記されている預言は日本人と無関係ではないということになります。イスラエルについて、聖書には何が書かれているのでしょうか。今日はその15回目です。

バビロンで預言したエゼキエル

エゼキエルは南ユダがバビロンに捕囚となった時に現れた預言者です。旧約聖書のエゼキエル書にも他の預言書同様、北イスラエルと南ユダがその背信の罪のゆえに神様から罰を受けることが記されています。

旧約聖書 エゼキエル書 4章4~6節

あなたはまた自分の左脇を下にして寝なさい。わたしはあなたの上にイスラエルの家の罰を置く。あなたはこのようにして寝ている日の間、彼らの罰を負わなければならない。わたしは彼らの罰の年数に等しいその日数、すなわち三百九十日をあなたのために定める。その間あなたはイスラエルの家の罰を負わなければならない。あなたはその期間を終ったなら、また右脇を下にして寝て、ユダの家の罰を負わなければならない。わたしは一日を一年として四十日をあなたのために定める。

イスラエルは神を知るようになる

しかしエゼキエル書には、罰を受けることによってイスラエルは神様を知るようになると預言されています。それは、神様に対する背信がこの罰の原因であり、神様を中心にして生きなければならないということをイスラエルは知るようになるということだと思います。

旧約聖書 エゼキエル書 7章1~4節

主の言葉がまたわたしに臨んだ、「人の子よ、イスラエルの地の終わりについて主はこう言われる、この国の四方の境に終りが来た。いま、あなたの終わりが来た。わたしはわが怒りをあなたに漏らし、あなたの行いに従って、あなたをさばき、あなたのもろもろの憎むべき物のためにあなたを罰する。わたしの目はあなたを惜しみ見ず、またあなたをあわれまない。わたしはあなたの行いのためにあなたを罰する。あなたの憎むべき事があなたのうちにある。これによって、あなたがたはわたしが主であることを知るようになる。

南ユダの罪

また、北イスラエルは偶像礼拝の罪のゆえに、南ユダよりも先にアッシリヤへ捕囚となりました。それはヤラベアム王の罪と言われ、代々の北イスラエルの王はヤラベアムの罪に陥ったと指摘されています。しかし、南ユダの王はダビデ王の伝統が残されていたためか、北イスラエルほどの罪には陥りませんでした。神様を中心とする王が多かったのだと思います。しかし、その南ユダが北イスラエル以上に罪深くなるとエゼキエルは預言しました。サマリヤとは北イスラエルを指し、あなたとは南ユダを指していると思われます。

旧約聖書 エゼキエル書 16章51、52節

サマリヤはあなたの半分も罪を犯さなかった。あなたは彼らよりも多く憎むべき事をおこない、あなたのおこなったもろもろの憎むべき事によって、あなたの姉妹を義と見せかけた。あなたはその姉妹を有利にさばいたことによって、あなたもまた自分のはずかしめを負わなければならない。それはあなたが彼らよりも、さらに憎むべきことをした罪によって、彼らはあなたよりも義とされるからである。それであなたも恥を受け、はずかしめを負わなければならない。それはあなたがその姉妹を義と見せかけたからである。

罪の赦し

しかし、どんな悪人であったとしても、悪を離れ、神様に立ち返って正しく生きるなら、その罪は赦されることも預言されています。

旧約聖書 エゼキエル書 18章21、22節

しかし、悪人がもしその行ったもろもろの罪を離れ、わたしのすべての定めを守り、公道と正義とを行うならば、、彼は必ず生きる。死ぬことはない。その犯したもろもろのとがは、彼に対して覚えられない。彼はそのなした正しい事のために生きる。

神様の願い

そして、神様の願いはイスラエルが神様を離れ、悪を行って滅びることではなく、神様に立ち返って、神様を中心にして正しく生きることだと預言されています。

旧約聖書 エゼキエル書 18章23節

主なる神は言われる、わたしは悪人の死を好むであろうか。むしろ彼がそのおこないを離れて生きることを好んでいるではないか。

旧約聖書 エゼキエル書 18章30~32節

それゆえ、イスラエルの家よ、わたしはあなたがたを、おのおのそのおこないに従ってさばくと、主なる神は言われる。悔い改めて、あなたがたのすべてのとがを離れよ。さもないと悪はあなたがたを滅ぼす。あなたがたがわたしに対しておこなったすべてのとがを捨て去り、新しい心と、新しい霊とを得よ。イスラエルの家よ、あなたがたはどうして死んでよかろうか。わたしは何人の死をも喜ばないのであると、主なる神は言われる。それゆえ、あなたがたは翻って生きよ」。

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」

投稿者: 吉村 忠敏

全ての問題の原因は人間中心、自己中心です。人間中心、自己中心を退けて、神に立ち帰って正しく生きるなら、どんな問題も解決します。しかし、人は生まれながらに人間中心、自己中心であり、そのことに気づいていないことも多々あります。だから毎日神に祈り、聖書を読むことをお勧めします。それは必ずしもキリスト教徒になることではありません。神を中心とした正しい生き方は本当の日本人の心を取り戻すことです。

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