【聖書預言と日本】ミカ、ゼパニヤの預言

聖書

水、土曜日は「イスラエル12部族に関する聖書預言と日本」というテーマで書いています。日本とイスラエルとの間には何らかの関係があるとすれば、聖書に記されている預言は日本人と無関係ではないということになります。イスラエルについて、聖書には何が書かれているのでしょうか。今日はその21回目です。

預言者ミカ

ミカはエルサレムの南に位置するモレシテの出身で、南ユダ末期の預言者であったと考えられているようです。ミカもまたサマリヤ(北イスラエル)とエルサレム(南ユダ)をそれぞれ意識して預言したことが旧約聖書ミカ書から分かります。

旧約聖書 ミカ書 1章1節

ユダの王ヨタム、アハズおよびヒゼキヤの世に、モレシテびとミカが、サマリヤとエルサレムについて示された主の言葉。

イスラエル12部族回復の預言

ミカもまた世の終わりになると、イスラエルが高く上げられ、世界中の人々が従うようになると預言しています。「主の山」、「シオン」とはエルサレム、ヤコブとはイスラエル12部族のことだと考えられます。

旧約聖書 ミカ書 4章1~4節

末の日になって、主の家の山はもろもろの山のかしらとして堅く立てられ、もろもろの峰よりも高くあげられ、もろもろの民はこれに流れくる。多くの国民は来て言う、「さあ、われわれは主の山に登り、ヤコブの神の家に行こう。彼はその道をわれわれに教え、われわれはその道に歩もう」と。律法はシオンから出、主の言葉はエルサレムから出るからである。彼は多くの民の間をさばき、遠い所まで強い国々のために仲裁される。そこで彼らはつるぎを打ちかえて、すきとし、そのやりを打ちかえて、かまとし、国は国にむかってつるぎをあげず、再び戦いのことを学ばない。彼らは皆そのぶどうの木の下に座し、そのいちじくの木の下にいる。彼らを恐れさせる者はない。これは万軍の主がその口で語られたことである。

預言者ゼパニヤ

ゼパニヤは南ユダ末期、またはバビロン捕囚後の預言者と言われています。神様はユダの背信の罪を裁くとゼパニヤにも語られたことが旧約聖書ゼパニヤ書に記されています。

旧約聖書 ゼパニヤ書 1章4~6節

「わたしはユダとエルサレムのすべての住民との上に手を伸べる。わたしはこの所からバアルの残党と、偶像の祭司の名とを断つ。また屋上で天の万象を拝む者、主に誓いを立てて拝みながら、またミルコムをさして誓う者、主にそむいて従わない者、主を求めず、主を尋ねない者を断つ」。

主の大いなる日

それは「主の大いなる日」と呼ばれています。その日は近いと記されています。

旧約聖書 ゼパニヤ書 1章14~18節

主の大いなる日は近い、近づいて、すみやかに来る。主の日の声は耳にいたい。そこに、勇士もいたく叫ぶ。その日は怒りの日、なやみと苦しみの日、荒れ、また滅びる日、暗く、薄暗い日、雲と黒雲の日、ラッパとときの声の日、堅固な町と高いやぐらを攻める日である。わたしは人々になやみを下して、盲人のように歩かせる。彼らが主に対して罪を犯したからである。彼らの血はちりのように流され、彼らの肉は糞土のように捨てられる。彼らの銀も金も、主の怒りの日には彼らを救うことができない。全地は主のねたみの火にのまれる。主は地に住む人々をたちまち滅ぼし尽くされる。

主を求めよ、正義を求めよ。謙遜を求めよ。

神様はゼパニヤを通して、神様に立ち返るようにと呼び掛けたことが記されています。

旧約聖書 ゼパニヤ書 2章1~3節

あなたがた、恥を知らぬ民よ、共につどい、集まれ。すなわち、もみがらのように追いやられる前に、主の激しい怒りがまだあなたがたに臨まない前に、主の憤りの日がまだあなたがたに来ない前に。すべて主の命令を行うこの地のへりくだる者よ、主を求めよ。正義を求めよ。謙遜を求めよ。そうすればあなたがたは主の怒りの日に、あるいは隠されることがあろう。

神様は悪い者を取り除く

神様はイスラエルの中から悪い者を取り除き、回復を与えると言われます。この預言を見ると、現在もまだこのようには回復されていないように思います。「イスラエル」の回復とは、単に南ユダ2部族だけの回復ではなく、全イスラエル12部族の回復を指していると考えられます。

旧約聖書 ゼパニヤ書 3章11~20節

その日には、あなたはわたしにそむいたすべてのわざのゆえに、はずかしめられることはない。その時わたしはあなたのうちから、高ぶって誇る者どもを除くゆえ、あなたは重ねてわが聖なる山で、高ぶることはない。わたしは柔和にしてへりくだる民を、あなたのうちに残す。彼らは主の名を避け所とする。イスラエルの残りの者は不義を行わず、偽りを言わず、その口には欺きの舌を見ない。それゆえ、彼らは食を得て伏し、彼らをおびやかす者はいない」。シオンの娘よ、喜び歌え。イスラエルよ、喜び呼ばわれ。エルサレムの娘よ、心のかぎり喜び楽しめ。主はあなたを訴える者を取り去り、あなたの敵を追い払われた。イスラエルの王なる主はあなたのうちにいます。あなたはもはや災を恐れることはない。その日、人々はエルサレムに向かって言う、「シオンよ、恐れるな。あなたの手を弱々しくたれるな。あなたの神、主はあなたのうちにいまし、勇士であって、勝利を与えられる。彼はあなたのために喜び楽しみ、その愛によってあなたを新たにし、祭の日のようにあなたのために喜び呼ばわられる」。「わたしはあなたから悩みを取り去る。あなたは恥を受けることはない。見よ、その時あなたをしえたげる者をわたしはことごとく処分し、足なえを救い、追いやられた者を集め、彼らの恥を誉にかえ、全地にほめられるようにする。その時、わたしはあなたがたを連れかえる。わたしがあなたがたを集めるとき、わたしがあなたがたの目の前に、あなたがたの幸福を回復するとき、地のすべての民の中で、あなたがたに名を得させ、誉を得させる」と主は言われる。

いかがでしたか

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」

投稿者: 吉村 忠敏

全ての問題の原因は人間中心、自己中心です。人間中心、自己中心を退けて、神に立ち帰って正しく生きるなら、どんな問題も解決します。しかし、人は生まれながらに人間中心、自己中心であり、そのことに気づいていないことも多々あります。だから毎日神に祈り、聖書を読むことをお勧めします。それは必ずしもキリスト教徒になることではありません。神を中心とした正しい生き方は本当の日本人の心を取り戻すことです。

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