日本とイスラエルに関連する事柄について、畠田秀生著「日本は聖書の国だった!」からご紹介いたします。
日本は回復する
日本の心は本来あるべき姿から見ると枯れ、精神面の強靭さも枯れている。独立不羈とは程遠い。政治面においてもかつての日本のアイデンティティーは影もなく、自主独立の責任と実効は、アメリカの核の傘の下で枯れている。文化全般も原型は影が薄くかろうじてその姿を保ちつづけているものは、骨抜きのようになっている。だがしかしである。先祖伝来の風習、習慣、伝統が日本には確かに息づいている。
日本は失われた十部族の本流エフライムである
エフライムとは「神が私の苦しみの地で私を実り多い者とされた。」とヨセフが苦しみから解放され、名づけた次男の名であった(創世記41:52)。ヤコブの愛した子ヨセフの子である。ヨセフへの祝福はその子エフライムとマナセに継がれた経緯は省くとして、前章で述べたエフライム部族へのヤコブとモーセの預言に照らし合わせて、21世紀での今後の日本の将来がどのように展開してゆくかを読者自身が確かめる時代が近づいている。
パウロの預言
私だけでなく世界の歴史上で最も確実な預言として証明されている聖書を引用することが最も常套手段と思われるために、新約聖書のほとんどを書いたパウロのローマ人への手紙11章から見てみる。「すると、神はご自分の民(イスラエル)を退けてしまわれたのですか。絶対にそんなことはありません。」とあるように、イスラエルは回復すると預言されている。
イスラエルはどこにいるのか
歴史は不思議である。これほどの不思議はないという不思議、奇跡が起こった。1900年に及ぶ放浪から1948年5月14日、ユダヤ人は祖国を復興させたのである。これをユダヤ共和国と名づけたならば、聖書預言の解釈がもっとたやすかった。しかし、彼らは将来自分たちの兄弟もまた帰還してくることを信じて、「イスラエル」と名づけたのである。
北イスラエルの回復
その兄弟とはもちろん北イスラエルである。そのときのリーダー、エフライム族が率いる、2700年も前に滅びた十部族、失われた十部族なのである。彼らの回復時には、イスラエルの民がエジプトから脱出して、解放され、カナンの祝福の地に入った物語等は忘れ去られるくらいの一大奇跡、喜びの叫び声が全世界に響きわたると預言者は語っている。この預言は神が約束されたイスラエル回復預言であり、近未来に起こるものなのである。(本からの引用は以上です。)
聖書を読みましょう
それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本人の文化、伝統、習慣、国民性、信仰のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人として聖書を読んでみてください。
新約聖書 ルカによる福音書 17章20~21節
神の国はいつ来るのかと、パリサイ人が尋ねたので、イエスは答えて言われた、「神の国は、見られるかたちで来るものではない。また『見よ、ここにある』『あそこにある』などとも言えない。神の国は、実にあなたがたのただ中にあるのだ」。
神の国
イエスは人々に神の国の福音を宣べ伝えたと聖書には記されている。イエスの話の中心は「神の国」であった。ここで「神の国はいつ来るのか」というパリサイ人の質問に対して、イエスは答えた。イエスが教える「神の国」とは何であるのか、今日の言葉からも知ることができる。
あなたがたのただ中にある
それは、いつ来るとか、ここにあるとか、そのような目に見える国ではないとイエスは教えている。神の国は「あなたがたのただ中にある」とイエスは言われた。それは、すでにここにあるという意味であろう。
神と共に生きる
神の国とは、神が王として全てを支配する王国である。確かに神はここにおられる。その神に従って生きるのか、それとも神を退けて生きるのか。その違いである。神を王として迎え、その国に生きるものは幸いである。今、この地上において、そのように神と共に生きることができる。それが神の国だとイエスは教えたのだ。
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本書の目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」
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