政府にとっても、海陸軍首脳部にとっても、できれば避けたかった戦争であり、言わば追いこまれ、誘いこまれた戦争であったと林房雄氏は記しています。「大東亜戦争肯定論」からご紹介いたします。
勝目のない戦争
山本五十六元帥の言葉を借りるまでもなく「終局の勝利がもし日本側にあるとすれば、それは天佑神助によるほかはない、言い換えれば、最初から勝目のない戦争」であった。これを知りつつ全世界の五分の四を敵として敢えて立ち上がらなければならなかったところに「東亜百年戦争」の帰結があり、日本の宿命があった。ただの「無謀」と「誤算」であり、侵略主義者の暴走であったと笑うことのできる者は、東京裁判の検察官だけだ。
東亜連盟論
私はあの戦争が日本の完敗に終わったことは認めるが、その目的がレーニンとその弟子たちの言う「植民地再分割」であったという点は認めない。「日中戦争」と「大東亜戦争」はどこまでも「東亜百年戦争」の継続であって、東亜の植民地化への失敗せる反撃と解釈することの方が妥当である。その証明の一つは石原莞爾の「東亜連盟論」であり、同じ理想は樽井藤吉、岡倉天心、北一輝、大川周明、笠木良明の理論の中にも存在する。
日本民族の奮闘
「もし日本が大東亜戦争に勝利したら、植民主義は終止符を打たれたであろう」などと、そんなことは私は言わない。私がいいたいのは、日本の「東亜百年戦争」は、世界をおおった植民地主義にとどめを刺すための努力であり奮闘であったということだけである。後世の歴史家は日本民族の百年の奮闘を「偉大な行為」として必ず賞讃するであろう。日本人は「百年戦争」によく堪え得た誇りを、人類将来の歴史のために、心の中に秘めておいていいのである。(本からの引用は以上です。)
日本人の歴史を正しく知る重要性
日本の歴史、特に歪められた戦後の歴史を正しく知ることは、これからの歩みを考えて行く上で、大変重要なことだと思います。日本人も決して完全ではありませんが、教えられて来たほど卑劣な民族ではない。いや、むしろ誇るべき、大切にすべき日本人の心を正しく知る重要性を感じます。
聖書を読みましょう
それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は古代日本にユダヤ系、イスラエル系渡来人によってもたらされた日本人の文化、伝統、習慣、国民性のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人の心を知るために聖書を読んでみてください。
新約聖書 使徒行伝 27章39~44節
夜が明けて、どこの土地かよくわからなかったが、砂浜のある入江が見えたので、できれば、それに舟を乗り入れようということになった。そこで、いかりを切り離して海に捨て、同時にかじの綱をゆるめ、風に前の帆をあげて、砂浜にむかって進んだ。
ところが、潮流の流れ合う所に突き進んだため、舟を浅瀬に乗りあげてしまって、へさきがめり込んで動かなくなり、ともの方は激浪のためにこわされた。
兵卒たちは、囚人らが泳いで逃げるおそれがあるので、殺してしまおうと図ったが、百卒長は、パウロを救いたいと思うところから、その意図をしりぞけ、泳げる者はまず海に飛び込んで陸に行き、その他の者は、板や舟の破片に乗って行くように命じた。
こうして、全部の者が上陸して救われたのであった。
百卒長はパウロを救いたいと思った
兵卒たちは囚人を殺してしまおうと考えましたが、百卒長はパウロを救いたいと考えたとあります。百卒長はパウロの人柄やこれまでのいきさつを知っていたので、そのように考えたのかもしれませんが、その背後に神の守りがあったと言うこともできると思います。そして、舟や積荷は失うが、命は全員助かると言ったパウロの言葉通りになりました。これがすべて事実の記録であるとすれば、パウロはそのことを神から教えられていて予め知っていたということなのかもしれません。
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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる
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