日本と古代イスラエル人との関連について、久保有政氏のYouTube動画解説「古事記と聖書」からご紹介いたします。
造化三神(前回の続き)
1番目のアメノミナカヌシは、天御中主神と書き、天の真ん中に住む主なる神ヤハウェに対応している。大神道家・平田篤胤の弟子であった渡辺重石丸は、その著『天御中主神考』において、アメノミナカヌシは、聖書のいう神ヤハウェと同一だと書いている。
タカミムスヒ
つぎに2番目のタカミムスヒは、元伊勢・籠神社の海部穀定宮司の著『元初の最高神と大和朝廷の元始』に記されているが、古代神道においてはアメノミナカヌシの「御子」と理解されていた。つまりタカミムスヒは、アメノミナカヌシの息子、御子である。タカミムスヒとは、神の御子イエス・キリストを言い換えたものなのである。実際、タカミムスヒ(タカムスヒともいう)は、もともとヘブル(ヘブライ)語のタカン・マシャハ(tokan mashiakha)から来たものだとすれば、「メシヤなる仲介者」の意味である。まさにイエス・キリストのことだ。
カムムスヒ
さらに3番目のカムムスヒは、神道においては、地上に息づく神とされている。すなわち聖霊が、地上の信者の間に息づく神であるのと同じである。カムムスヒは、もともとヘブル語のカム・ムシュハ(qmu mshukh)から来たとすれば、それは「霊を注ぐ始源者」の意味である。すなわち聖霊なのである。このように、古事記が伝えた造化三神のそれぞれは、もとは秦氏が伝えた古代キリスト教の三位一体神であった。(久保有政氏の解説からの引用は次回に続きます。)
聖書を読みましょう
それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は、古代イスラエル系渡来人によってもたらされた日本の文化、伝統、習慣、信仰、国民性のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本の原点を知るために聖書を読んでみてください。
旧約聖書 創世記 24章28~33節
娘は走って行って、母の家のものにこれらの事を告げた。リベカにひとりの兄があって、名をラバンといった。ラバンは泉のそばにいるその人の所へ走って行った。彼は鼻輪と妹の手にある腕輪とを見、また妹リベカが「その人はわたしにこう言った」というのを聞いて、その人の所へ行ってみると、その人は泉のほとりで、らくだのそばに立っていた。
そこでその人に言った、「主に祝福された人よ、おはいりください。なぜ外に立っておられますか。わたしの家を準備し、らくだのためにも場所を準備しておきました」。
その人は家にはいった。ラバンはらくだの荷を解いて、わらと飼葉をらくだに与え、また水を与えてその人の足と、その従者たちの足を洗わせた。そして彼の前に食物を供えたが、彼は言った、「わたしは用向きを話すまでは食べません」。ラバンは言った、「お話しください」。
用向きを話すまでは食べません
このしもべが、アブラハムから委ねられた使命にいかに忠実であったかを伺わせます。その使命を果たすまでは食事もしない。それは神に対する忠実さのゆえに、主人アブラハムにも忠実であったということではないでしょうか。神に忠実に仕えるがゆえに、仕えるべき人に忠実に仕え、また与えられた使命に対して忠実に生きる。それが神を中心にした生き方であり、日本人が太古の昔から大切にしてきた生き方ではないでしょうか。
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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる
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