世界でも独特な「日本精神」はどこから来たものなのでしょうか。そのルーツは日本と古代イスラエルの関係にさかのぼることができます。久保有政氏のYouTube動画「清き明き心のルーツ:日本精神と聖書1」からご紹介いたします。
源実朝
・・・源実朝が詠んだ歌に、「山は裂け 海はあせなむ 世なりとも 君に二心 わがあらめやも」とある。たとえ山が裂け、海が干上がってしまうような世の中が来ようと、吾が君に二心を持つようなことがありましょうか。謀反の心を持つようなことがありましょうか。いや決してありません、との歌だ。
ダビデの信条
二心のない、清き明き心を持って主君に仕える。それはダビデの信条であり、また多くの日本人が信条としてきたものである。ユダヤ人は、二心というものを嫌った。新約聖書にも、「二心の人たち。心を清くしなさい」(ヤコブの手紙4章8節)と書かれている。二心のない、清らかな、すがすがしい心が、清き明き心である。
モーセの自己犠牲の心
イスラエルの出エジプトの際の指導者モーセも、その清き明き心を持った人だった。あるときイスラエルの民が罪を犯して、神の裁きが下った。しかしそのときモーセは、神の前に出てこう祈ったのだ。「この民は大きな罪を犯してしまいました。・・・今、もし、彼らの罪をお赦しくださるものなら・・・。しかし、もしも、かないませんなら、どうか、あなたがお書きになったあなたの書物から、私の名を消し去ってください」(出エジプト記32章31~32節)。モーセは、自分が身代わりになってもいいですから、どうか民の罪を赦してくださいと願い出た。
熱誠、無私、曇りなき愛の人
彼は熱誠の人だった。無私の人、曇りなき愛の心の人だった。清き明き心を持った人だった。・・・まわりの状況がどう変わろうと、彼の清き心、清らかな堂々とした大きな心は変わらなかった。
日本人の理想
かつて白隠禅師が詠んだ歌に、「晴れて良し 曇りても良し 富士の山 元の姿は 変わらざりけり」とある。晴れても曇っても、富士山の美しさは変わらないと歌った。周囲の状況に関係がない。日本人が、清き明き心という言葉で表してきた理想の姿というものが、そこにある。(久保有政氏の解説からの引用は次回に続きます。)
聖書を読みましょう
それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は、古代イスラエル系渡来人によってもたらされた日本の文化、伝統、習慣、信仰、国民性のルーツです。キリスト教の経典としてではなく、日本の原点を知るために聖書を読んでみてください。
旧約聖書 出エジプト記 4章24~26節
さてモーセが途中で宿っている時、主は彼に会って彼を殺そうとされた。その時チッポラは火打ち石の小刀を取って、その男の子の前の皮を切り、それをモーセの足につけて言った、「あなたはまことに、わたしにとって血の花婿です」。そこで、主はモーセをゆるされた。この時「血の花婿です」とチッポラが言ったのは割礼のゆえである。
神はモーセを殺そうとされた
神の命令に従い、エジプトに向けて出発したモーセでしたが、その途中、神はモーセを殺そうとされたと記されています。いったい何があったのでしょうか。その理由が何も記されていないので、想像する以外にありません。妻のチッポラが割礼を施すと、神はモーセをゆるされたと記されています。男の子とはモーセのことなのか、その他に男の子がいたのか、それも判然としません。いずれにしても、割礼によって神はモーセをゆるされました。割礼とは男子の生殖器の皮を切ることですが、それは神の民のしるしとして神がイスラエルの祖先アブラハムに命じられたことでした。モーセはエジプト人の子供として育てられたので、割礼を受けていなかったのかもしれません。今、イスラエル民族をエジプトから救出するにあたり、自らがイスラエル民族であり、神に従って生きる者であることを明確にする必要があったのかもしれません。イスラエル民族としての自覚、それは神の民としての自覚です。とても大切な自覚ではないでしょうか。日本人もまた日本人としての自覚、神の民としての自覚、そのルーツはイスラエルにあるという自覚を持つことがとても大切なことのように感じます。
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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる
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