【日本とイスラエル】人種平等と聖書

ピラミッド

人種平等を世界で最初に訴えたのは日本なのです。聖書の教えである人種平等が、なぜ日本人の間に脈々と流れてきたのか。そのルーツは日本と古代イスラエルの関係にさかのぼることができます。久保有政氏のYouTube動画「人種平等を世界に実現した日本:日本精神と聖書3」からご紹介いたします。

モーセ

日本人と同様、古くから「人種平等」という観念を持っていた民族が、じつはもう一つあります。それは古代イスラエル民族です。イスラエル民族も、指導者モーセの時代から、人種平等という観念を強く教え込まれました。

出エジプト

イスラエル民族は、古代に約4百年間、エジプトで奴隷生活をおくりました。けれども、今から約3500年前に、指導者モーセが立てられ、彼はイスラエル民族を引き連れ、神の力を受けて「出エジプト」を敢行しました。・・・じつはこの出エジプトのとき、イスラエル人だけがエジプトを出て行ったのではありませんでした。当時エジプトは周囲の国々をたくさん征服して、様々な民族の人々を奴隷にして使っていました。

在留異国人

イスラエル人たちがいざエジプトを出ようというとき、彼ら外国の様々な民族の奴隷たちが、「おれも連れて行って!」「私も連れて行って!」と懇願してきたのです。それでイスラエル人たちは、「ああ、いいよ。一緒においでよ」と言って、一緒になって出エジプトをしました。こうしたイスラエル人たちと一緒に出エジプトをした外国人たちが、聖書で「在留異国人」と呼ばれている人々です。

彼らを差別しなかった

彼らの数はかなりいたようです。出エジプト記には、「多くの入り混じってきた外国人も・・・ともに上った」(旧約聖書出エジプト記12章38節)と記されています。モーセは、この在留異国人を差別しませんでした。イスラエル人と同等に扱ったのです。「定めはあなたがたにも、在留異国人にも同一である」(旧約聖書民数記15章15節)「あなたがたにも、あなたがたのところにいる在留異国人にも、同一の教え、同一のさばきでなければならない」(同15章16節)と彼は述べました。

同じ神の恵み

たとえば誰かが罪を犯したとき、イスラエル人に対する刑は軽くて、在留異国人には重い刑が科せられるというようなことがあってはならない。イスラエル人も在留異国人も、同じ律法が適用される、ということです。また主の律法を守るなら、在留異国人も同じ神の恵みを受けることができたのです。モーセは、「主の前には、あなたがたも在留異国人も同じである」(旧約聖書民数記15章15節)はっきり「同じである」。同等なんですよ、と言っています。また、「在留異国人を愛しなさい」(旧約聖書申命記10章19節)「在留異国人は、あなたがたにとって、あなたがたの国で生まれたひとりのようにしなければならない」(旧約聖書レビ記19章34節)とまで言いました。

世界最初の「人種平等」の教え

自分と同じように在留異国人をも愛する——これがモーセを通して語られた神の教えでした。これは世界最初の「人種平等」の教えです。聖書を調べますと、彼ら在留異国人、外国人も、割礼を受けて主の教えに歩むなら、イスラエル人となることができました。今日でいう帰化です。・・・モーセはこのように、世界最初の徹底した人種平等主義者だったのです。

人種差別国家エジプト

聖書によれば、どんな民族も、みな始祖アダムの子孫です。本来、私たちはみな人類という家族なんだ、という考えがその根底にありました。これは当時の世界としては画期的な教えでした。というのは、当時の世界に君臨していたエジプトは、巨大な人種差別国家でした。それに対しイスラエル人たちは、モーセの指導のもと、人種平等という観念を徹底的にたたき込まれたのです。・・・

それが日本にまで

このモーセの教えた人種平等の教えが、不思議にも古来、日本人の中にも脈々と生きてきました。なぜでしょうか。それは、古代日本にやって来た様々な渡来人たちの中に、じつは離散した古代イスラエル人たちも多くいたからだと、私(久保有政氏)は考えています。とくに天皇家や、神道系の渡来人たち、ヤマト民族と呼ばれた人々がそうです。彼らは、日本の伝統文化の中心的なものをもたらしました。・・・(久保有政氏の解説からの引用は次回に続きます。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は、古代イスラエル系渡来人によってもたらされた日本の文化、伝統、習慣、信仰、国民性のルーツです。キリスト教の経典としてではなく、日本の原点を知るために聖書を読んでみてください。

旧約聖書 出エジプト記 10章1~2節

10:1そこで、主はモーセに言われた、「パロのもとに行きなさい。わたしは彼の心とその家来たちの心をかたくなにした。これは、わたしがこれらのしるしを、彼らの中に行うためである。 10:2また、わたしがエジプトびとをあしらったこと、また彼らの中にわたしが行ったしるしを、あなたがたが、子や孫の耳に語り伝えるためである。そしてあなたがたは、わたしが主であることを知るであろう」。

イスラエルのため

なぜ神はパロの心をかたくなにしているのか。その理由がここには記されています。それはイスラエルのためだとあります。神がどんなことをエジプトに行ったのかを子々孫々に語り伝え、そして神が世界の主であることをイスラエルがよく知るためだとあります。神はこのようにして、神に背く者も、神の民のために用いることが分かります。自己中心、人間中心を退け、神に立ち返り、神に従う人々のために、神は豊かな恵みを注いでくださいます。神を中心とした生活をしましょう。それが日本人の原点です。

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」

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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

詳しくは書籍情報をご覧ください。

投稿者: 吉村 忠敏

全ての問題の原因は人間中心、自己中心です。人間中心、自己中心を退けて、神に立ち帰って正しく生きるなら、どんな問題も解決します。しかし、人は生まれながらに人間中心、自己中心であり、そのことに気づいていないことも多々あります。だから毎日神に祈り、聖書を読むことをお勧めします。それは必ずしもキリスト教徒になることではありません。神を中心とした正しい生き方は本当の日本人の心を取り戻すことです。

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