【聖書預言と日本】ゼカリヤの預言

水、土曜日は「イスラエル12部族に関する聖書預言と日本」というテーマで書いています。日本とイスラエルとの間に何らかの関係があるとすれば、聖書に記されている預言は日本人と無関係ではないということになります。イスラエルについて、聖書には何が書かれているのでしょうか。今日はその23回目です。

北イスラエルと南ユダの回復

ゼカリヤは南ユダのバビロン捕囚(B.C.586)後の預言者と考えられているようです。旧約聖書のゼカリヤ書にその言葉が記されていますが、ゼカリヤもまた南北に分かれたイスラエルをヨセフ(北イスラエル)とユダ(南ユダ)と呼んで、それぞれが回復されると預言しているようです。「エフライムびと」もまた北イスラエル十部族の一つですから、北イスラエルを指して言っているのでしょう。ここには、南ユダを強くして、ヨセフ(北イスラエル)を救うと記されています。

旧約聖書 ゼカリヤ書 10章6~12節

わたしはユダの家を強くし、ヨセフの家を救う。わたしは彼らをあわれんで、彼らを連れ帰る。彼らはわたしに捨てられたことのないようになる。わたしは彼らの神、主であって、彼らに答えるからである。エフライムびとは勇士のようになり、その心は酒を飲んだように喜ぶ。その子供らはこれを見て喜び、その心は主によって楽しむ。わたしは彼らに向かい、口笛を吹いて彼らを集める、わたしが彼らをあがなったからである。彼らは昔のように数多くなる。わたしは彼らを国々の民の中に散らした。しかし彼らは遠い国々でわたしを覚え、その子供らと共に生きながらえて帰ってくる。わたしは彼らをエジプトの国から連れ帰り、アッスリヤから彼らを集める。わたしはギレアデの地およびレバノンに彼らを連れて行く。彼らはいる所もないほどに多くなる。彼らはエジプトの海を通る。海の波は撃たれ、ナイルの淵はことごとくかれた。アッスリヤの高ぶりは低くされ、エジプトのつえは移り去る。わたしは彼らを主によって強くする。彼らは主の名を誇る」と主は言われる。

重い石としてのエルサレム

また、神様はエルサレムを「重い石」とすると記されています。それはどういう意味なのでしょうか。エルサレムを持ち上げようとすると大傷を受けるとも記されています。また、この地の国々はエルサレムを攻めるとあります。エルサレムは世界の火種のようであり、現在の世界情勢のようでもあります。

旧約聖書 ゼカリヤ書 12章1~3節

託宣

イスラエルについての主の言葉。すなわち天をのべ、地の基をすえ、人の霊をその中に造られた主は、こう仰せられる、「見よ、わたしはエルサレムを、その周囲にあるすべての民をよろめかす杯にしようとしている。これはエルサレムの攻め囲まれる時、ユダにも及ぶ。その日には、わたしはエルサレムをすべての民に対して重い石とする。これを持ちあげる者はみな大傷を受ける。地の国々の民は皆集まって、これを攻める。

エルサレムの回復

しかし、次の言葉はエルサレムが南ユダの首都として回復されるという預言なのでしょうか。

旧約聖書 ゼカリヤ書12章5、6節

その時ユダの諸族は、その心の中に『エルサレムの住民は、その神、万軍の主によって力強くなった』と言う。その日には、わたしはユダの諸族を、たきぎの中の火皿のようにし、麦束の中のたいまつのようにする。彼らは右に左に、その周囲にあるすべての民を、焼き滅ぼす。しかしエルサレムはなお、そのもとの所、すなわちエルサレムで、人の住む所となる。

南ユダの回復

まず、南ユダが先に回復されると記されているようです。その後にイスラエル12部族が回復されるということなのでしょうか。

旧約聖書 ゼカリヤ書 12章7~9節

主はまずユダの幕屋を救われる。これはダビデの家の光栄と、エルサレムの住民の光栄とが、ユダの光栄にまさることのないようにするためである。その日、主はエルサレムの住民を守られる。彼らの中の弱い者も、その日には、ダビデのようになる。またダビデの家は神のように、彼らに先だつ主の使のようになる。その日には、わたしはエルサレムに攻めて来る国民を、ことごとく滅ぼそうと努める。

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