「ヤマトタケル」の物語にはイスラエルとの関連が多く見られるようです。アビグドール・シャハン著「古代日本に辿り着いたユダヤ人・失われた十部族の足跡~イスラエルの地から日本まで」からご紹介いたします。
休む間もなく東へ
ヤマトタケルの物語はクマソタケルの二人の兄弟を殺した後も続く。彼が天皇のもとに帰ってくると、彼をそばに置いておくことを恐れた天皇は、すぐに彼に「東方の十二の道」にいる荒ぶる神々と、服従しない人々を平定するために、東方に出発するように命じた。
魔法の剣と袋
ヤマトタケルは父である天皇がなぜ生きて帰ることさえ困難なこのような遠征を自分に課すのか理解に苦しみ、叔母のヤマトヒメの前で嘆き悲しんだ。その時、叔母は日本民族の父祖の一人であるスサノオがヤマタノオロチの腹の中から取り出し、姉であるアマテラスに贈った魔法の剣を彼に与えた。また彼に魔法の袋を与え、緊急事態に陥ったら、その袋を開けるように命じた。
尾張、そして相模へ
彼が尾張の地に到着すると、美しい姫に出会い、任務を終えて帰って来た暁には、彼女を妻にするという約束をした。後に「相模」(ゼ・アガミ、ヘブライ語で「これはわが沼」)と呼ばれた相武(ヒー・アガモ、ヘブライ語で「それは彼の沼」)の地に到着した時、彼はその地の支配者と会った。支配者はその地の野の中に沼があり、そこにひどく横暴な神が住んでいると言ってヤマトタケルを騙した。
焼きつくす火を消す
ヤマトタケルはその神を退治するために野の中に入ったが、その時支配者は野に火ををつけ、ヤマトタケルは火に囲まれた。彼は魔法の袋を開け、その中から「ヒウチ」(ヒー・イシー、ヘブライ語で「これは私の火」)という名の火消の道具を取り出した。この道具で迎え火を起し、焼きつくす火を消すことができた。
焼津の由来
火を消した後、ヤマトタケルは相武の支配者らを滅ぼした。古事記の伝承は次のように語っている。「彼は全ての反乱者の集団を火で焼き滅ぼした。そして、この地は今日まで焼津(ヤキツ)と呼ばれている」。ヘブライ語で「ヤキード」は「彼は焼く」となる。つまり「ヤキード・ズ」で、「彼はそれを焼いた」となる。
海の人々
古事記では彼らをヘブライ語的な音である「エミン」と呼んでいるが、これは「ヤム・イシー」、「イシェイ・ヤム」つまり「海の人々」という意味になる。(本からの引用は以上です。)
聖書を読みましょう
それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本の歴史のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人として聖書を開くとき、そこに古くて新しい発見があることでしょう。
新約聖書 ヨハネによる福音書 3章31~36節
上から来る者は、すべてのものの上にある。地から出る者は、地に属する者であって、地のことを語る。天から来る者は、すべてのものの上にある。彼はその見たところ、聞いたところをあかししているが、だれもそのあかしを受けいれない。
しかし、そのあかしを受けいれる者は、神がまことであることを、たしかに認めたのである。神がおつかわしになったかたは、神の言葉を語る。神は聖霊を限りなく賜うからである。
父は御子を愛して、万物をその手にお与えになった。御子を信じる者は永遠の命をもつ。御子に従わない者は、命にあずかることがないばかりか、神の怒りがその上にとどまるのである」。
バプテスマのヨハネの言葉の続き
これはバプテスマのヨハネが弟子たちに語った言葉の続きです。「上から来る者」とはイエスのことを指して言っているのではないでしょうか。イエスこそ神から特別な権威を与えられたメシヤであるということではないでしょうか。神がイエスをおつかわしになった。ヨハネは「御子」と言っています。それは神の子という意味でしょう。彼を信じるとは、必ずしもキリスト教徒になるということではありません。その教えに聞き従い、神に立ち返り、神に目を留めて生きるということに他なりません。そういう人は永遠の命をもつ。しかし、その教えに聞き従わない者、つまり、神に背を向けて生きるなら、当然神の怒りがその上にとどまることになるでしょう。大切なことは宗教ではなく、神に目を留めて生きることです。
いかがでしたか
参考になりましたら「いいね!」でお知らせください。また、シェアのご協力もよろしくお願いします。今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。
新刊「日本人の幸せ」(電子版100円)をお買い求めください!
Amazonから「日本人の幸せ—古代ユダヤ人がもたらしたイエスの教え」(196ページ)が販売されました。一人でも多くの方に読んでいただけるように、電子版の価格を100円といたしました。(文庫版も好評発売中。詳しくはAmazonのサイトでご確認ください。)これを記念して既刊の「日本人の信仰が世界を救う—元キリスト教牧師が語る神の国ニッポン」も電子版の価格を100円にしました。ぜひお読みください。レビューのご協力もよろしくお願いします。
目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる
詳しくは書籍情報をご覧ください。