【日本とイスラエル】ヘブライ文字と藤原氏

書籍「失われた十部族の足跡」

日本とイスラエルに関連する内容について、アビグドール・シャハン著「古代日本に辿り着いたユダヤ人・失われた十部族の足跡~イスラエルの地から日本まで」からご紹介いたします。

解禁されたヘブライ文字「ひらがな」「カタカナ」

はたして藤原氏は、まだ権力の絶頂にある時に、その勢力もやがては衰えてしまうと予測し、1700年も彼らの文書保管所に秘匿され続けた聖なるヘブライのアルファベット文字を日本民族の中に残しておこうと考えたのであろうか?または藤原氏の賢者たちがやがてその勢力の衰退を預言したため、口伝でまだ残されていたヘブライ語が民族の口から完全に消え去ってしまう前に保存しようと、ヘブライ文字からその神聖な性格を取り払って、世に送り出したのではないだろうか?

藤原氏の「栄花物語」

以上の推測は藤原氏に関する別の事件を考え合わせるとより納得がいく。それは十一世紀に編纂された「栄花物語」という藤原氏の中で起きた様々な物語をまとめた書物の登場である。この書物は今日に至るまで貴重な歴史資料である。おそらくヘブライ文字を世に出すことと、この書物の編纂とはある一つの計画のもとに行われた。ヘブライ文字が登場した後、数十年してから編纂された「栄花物語」は、藤原氏の神道保護のための闘争と国家運営への貢献の歴史を総まとめにした書物である。

「カナ」

日本の歴史の中に突然登場したヘブライ文字は日本文化の漢字への依存度を一気に下げた。二種類のヘブライ文字は短く「カナ(ヘブライ語で「茎、管」の意味)」と呼ばれる。おそらくこの名称は漢字が筆で書かれたのに対し、カナ文字は葦の茎か羽ペンで書かれたところから来ているのであろう。

四十八の定型の音節

この古くて新しい文字は日本語を書き表す時の漢字に似て四十八の定型の音節に配置された。日本文化ではすでに約七百年も漢字が使われていたため、漢字を書く時の思考方法から完全に脱却することはできなかったのである。カナ文字は日本語の単語の音節に合わせ、文字を組み合わせて書かれる。またカナ文字では、漢字では難しかった抽象的な思考なども簡単に表現できるようになった。

日本全体に広がっていく

理解しやすく単純なカナ文字の登場で、日本では独自の文学も開花した。十一世紀に活躍した詩人の多くが女性歌人であり、彼女たちは特にひらがなを詩歌を綴る文字として活用し、日常の喜びや悲しみの歌、愛の歌、風景や花などを描写する歌などを残した。また同時に、皇室など貴族の日常生活も彼女たちの文学の題材となった。こうしてヘブライ文字を起源とするカタカナ、ひらがなは政権内において日常に使われる文字となり、やがて日本全体に広がっていく。(本からの引用は以上です。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本の歴史のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人として聖書を開くとき、そこに古くて新しい発見があることでしょう。

新約聖書 ヨハネによる福音書 16章29~33節

弟子たちは言った、「今はあからさまにお話しになって、少しも比喩ではお話しになりません。あなたはすべてのことをご存じであり、だれもあなたにお尋ねする必要のないことが、今わかりました。このことによって、わたしたちはあなたが神からこられたかたであると信じます」。

イエスは答えられた、「あなたがたは今信じているのか。見よ、あなたがたは散らされて、それぞれ自分の家に帰り、わたしをひとりだけ残す時が来るであろう。いや、すでにきている。しかし、わたしはひとりでいるのではない。父がわたしと一緒におられるのである。

これらのことをあなたがたに話したのは、わたしにあって平安を得るためである。あなたがたは、この世ではなやみがある。しかし、勇気を出しなさい。わたしはすでに世に勝っている」。

あなたがたは散らされる

弟子たちはイエスを信じると言いましたが、イエスは「あなたがたは散らされる」と言われました。まだ、本当にイエスを理解したとは言えなかったのでしょう。しかし、イエスは決してひとりではないとも言っています。弟子たちがイエスの十字架の死に直面しても、平安を得るためにイエスはこのことを言ったということではないでしょうか。その時、弟子たちは本当の意味で、自己中心、人間中心を退けて、神に立ち帰り、神を中心にして生きるとはどういうことか深く知ることになるのではないでしょうか。

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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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投稿者: 吉村 忠敏

全ての問題の原因は人間中心、自己中心です。人間中心、自己中心を退けて、神に立ち帰って正しく生きるなら、どんな問題も解決します。しかし、人は生まれながらに人間中心、自己中心であり、そのことに気づいていないことも多々あります。だから毎日神に祈り、聖書を読むことをお勧めします。それは必ずしもキリスト教徒になることではありません。神を中心とした正しい生き方は本当の日本人の心を取り戻すことです。

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