【日本とイスラエル】日本人の起源(4)

日本人とイスラエル人(ユダヤ人)との関連について、久保有政氏のYou Tube 解説動画『日本人の起源』からご紹介いたします。今日はその(4)です。

ハムの子孫(前回の続き)

このようにハム系民族の中には、メソポタミヤ地方や、アラビア半島方面に広がった人々もいました。ハムの子ミツライムの子孫「カスルヒム人」は、ペリシテ人の先祖で(旧約聖書 創世記 10章14節)、パレスチナ地方に移り住みました。「パレスチナ」の名は、彼らペリシテの名に由来するものです。彼らは、イスラエル人とたびたび戦闘を交えたので、旧約聖書にもよく出てきます。

カナン

またハムの子「カナン」から出た民族のほとんども、パレスチナ地方から小アジア地方(今のトルコ共和国)に移り住みました。たとえばカナンの子孫「シドン人」(旧約聖書 創世記 10章15節)はフェニキア人となった人々です。フェニキア地方(今日のシリア)には今も、シドンという町があります。

ハムの子孫(まとめ)

結論としてハムの子孫は、アフリカ大陸や、アラビア半島、メソポタミヤ、パレスチナ、スリヤ(今のシリア)、小アジア(今のトルコ)あたりの地域に移り住みました。古代史に名立たるエジプト帝国、フェニキア人、またフェニキア人の植民都市カルタゴなどはみな、ハム系です。

ハム系の肌の色

ハム系の人々の肌の色は、大体において黒色から、黄色がかったうすい褐色まであります。ニューギニア人、フィリピン原住民、そのほか「東南アジア・ニグロイド」とか、「オセアニア・ニグロイド」とか言われる人々も、ハム系の血が濃いのではないか、と思われます。つまりハム系の人々は、かなり東の方にまで進出し、東南アジアや、ニューギニア、オーストラリア方面にも移り住んだようです。「ハム」の名は「暑い」という言葉の派生語で、実際に彼らは、おもに暑い地方に移り住んだのです。(久保有政氏の解説からの引用は次回に続きます。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書はイスラエル系渡来人によってもたらされた日本の文化、伝統、習慣、信仰、国民性のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人の原点を知るために聖書を読んでみてください。

旧約聖書 創世記 18章1~8節

主はマムレのテレビンの木のかたわらでアブラハムに現れられた。それは昼の暑いころで、彼は天幕の入口にすわっていたが、目を上げて見ると、三人の人が彼に向かって立っていた。

彼はこれを見て、天幕の入口から走って行って彼らを迎え、地に身をかがめて、言った、「わが主よ、もしわたしがあなたの前に恵みを得ているなら、どうぞしもべを通り過ごさないでください。水をすこし取ってこさせますから、あなたがたは足を洗って、この木の下でお休みください。わたしは一口のパンを取ってきます。元気をつけて、それからお出かけください。せっかくしもべの所においでになったのですから」。彼らは言った、「お言葉どおりにしてください。」

そこでアブラハムは急いで天幕に入り、サラの所に行って言った、「急いで細かい麦粉三セヤをとり、こねてパンを造りなさい」。アブラハムは牛の群れに走って行き、柔らかな良い子牛を取って若者に渡したので、急いで調理した。そしてアブラハムは凝乳と牛乳および子牛の調理したものを取って、彼らの前に供え、木の下で彼らのかたわらに立って給仕し、彼らは食事した。

主はアブラハムに現れた

「主」とは神様のことでしょう。それはマムレのテレビンの木のかたわらであったと場所が記されていますので、幻の中に現れたのではなく、実際に現れたということを言っているようです。アブラハムは神様だと分かったのでしょうか。この三人の人々を最高のもてなしで迎えた様子が記されています。また、三人であったということと聖書の三位一体の神、また古事記に記された造化三神とも関連があるのかもしれません。

いかがでしたか

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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