日本と古代イスラエル人との関連について、久保有政氏のYouTube動画解説「秦氏のルーツ:古代イスラエル、東方基督教との関係」からご紹介いたします。
各地へ離散(前回の続き)
アラムの人々の地域がアッシリアの侵略を受けたのち、北イスラエル王国も侵略され、彼ら「ヤマトの人々」は、アッシリアへ捕囚の民となった。そしてアッシリア帝国滅亡後は、各地へ離散した。
弓月
彼らの大部分は、シルクロードを通り、おもに東のほうへ移動したことがわかっている。そのシルクロードの北方ルートの途中に、「弓月」という所がある。弓月の地には、じつは「ヤマト」「Yamatu 雅馬図(「図」は実際には、くにがまえの中に冬と書く。この字は日本語では「図」に相当する)」という所もある。
秦氏が居住
弓月と、ヤマト(雅馬図)は、古代日本に渡来した秦氏一族が、一時住んでいた所である。日本書紀は、「弓月君」が秦氏の人々を率いて古代日本に渡来した、と記している。
古代東方キリスト教に改宗
「弓月」は日本語では「ゆづき」と読むが、中国語では「クンユエ」と読む。その存在は、中国の古代史書(資治通鑑)にも記されている。弓月、およびヤマト(雅馬図)は、現・新疆ウイグル自治区の中央アジア寄りにあった。秦氏は、古代イスラエル10部族に属する人だったと思われるが、・・・そのあたりにいたとき、古代東方キリスト教に改宗したようである。弓月の付近の人々は、東京文理科大学の佐伯好郎学長によれば、2世紀頃には古代東方キリスト教にほとんど改宗していた。
突然の移動
現在、弓月にいけば、「弓月城」の名が掲げられた門や、城壁等が残っている。昔は都市国家で、都市のまわりに城壁があった。・・・弓月城にはレリーフがあり、その地の歴史が書かれている。それによれば、古代にそこに多くの人々が住んでいたが、彼らは突然そこから移動していったとのことだ。彼らが秦氏である。その弓月城から車で30分ほど南下すると、イリ川のほとりに「ヤマト」という所がある。・・・その地に住む人々は、中国人よりはむしろ日本人によく似ていて、親日的である。(久保有政氏の解説からの引用は次回に続きます。)
聖書を読みましょう
それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は、古代イスラエル系渡来人によってもたらされた日本の文化、伝統、習慣、信仰、国民性のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本の原点を知るために聖書を読んでみてください。
旧約聖書 創世記 26章7~11節
その所の人々が彼の妻のことを尋ねたとき、「彼女はわたしの妹です」と彼は言った。リベカは美しかったので、その所の人々がリベカのゆえに自分を殺すかもしれないと思って、「わたしの妻です」と言うのを恐れたからである。
イサクは長らくそこにいたが、ある日ペリシテびとの王アビメレクは窓から外をながめていて、イサクがその妻リベカと戯れているのを見た。そこでアビメレクはイサクを召して言った、「彼女は確かにあなたの妻です。あなたはどうして『彼女はわたしの妹です』と言われたのですか」。
イサクは彼に言った、「わたしは彼女のゆえに殺されるかもしれないと思ったからです」。アビメレクは言った、「あなたはどうしてこんな事をわれわれにされたのですか。民のひとりが軽々しくあなたの妻と寝るような事があれば、その時あなたはわれわれに罪を負わせるでしょう」。
それでアビメレクはすべての民に命じて言った、「この人、またはその妻にさわる者は必ず死ななければならない」。
イサクの嘘
イサクもまた、父アブラハムとまったく同じ嘘をついたことが記されています。どちらも神中心とは言えないでしょう。親子で同じ過ちを犯すとは、同じDNAを引き継いでいるということなのでしょうか。アビメレクの方がむしろ神に対する罪を意識しているように感じます。これらのエピソードは何を伝えているのでしょうか。アブラハムも、イサクも、神の祝福の系図に神から選ばれた者であり、自己中心、人間中心を退け、神を中心にして生きる者ではありますが、それでも罪ある人間であり、決して完全ではなかったということを示しているのかもしれません。私たちは皆、弱さを持った人間です。完全ではありません。神に従うことが正しいと知っていながら、時に従えない弱さを持っているのではないでしょうか。そんな弱さを告白し、それでも神に立ち帰る。何度でも気づいたら、神に立ち帰る。それが大切なことではないでしょうか。
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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる
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