【日本とイスラエル】秦氏のルーツ(16)

大文字焼

日本と古代イスラエル人との関連について、久保有政氏のYouTube動画解説「秦氏のルーツ:古代イスラエル、東方基督教との関係」からご紹介いたします。

羊太夫の文字焼き(前回の続き)

多胡の地の文字焼きは、「大」の字とは限らず、「天」だったり、また雨の少ない年は雨乞いに「雨」の字にしたりする。いろいろである。しかし、8月16日の夜、同じく送り火として行われる。

死者の追悼

火をたくのは、城山という山の斜面である。そこに人々は、かがり火やたいまつを持って集まり、点火する。それは遠くからも見える。ふもとでは盆踊りも行われている。これは死者を追悼する風習なのである。

12人の点火

点火用具は、今は仏教式に108燈が用いられるが、昔は12束の藁であった、と説明書きにある。そして集めた柴(大きくない雑木)の束に火をつける。ただし今も、点火は12人が行う。12は、イスラエルの12部族や、キリストの12弟子を思い起こさせる聖書的な数字である。

多胡を訪れた空海

9世紀に、空海はこの多胡の地を訪れたことが記録にある。空海はそこで文字焼きの風習を見た。また多胡の地に多く住む古代キリスト教徒・秦氏の人々とも交流したであろう。そして彼は、やがてその風習を取り入れ、京都で大文字火の風習を始めた。このように多胡の地に古来、死者を弔う文字焼きの風習が存在したことは、そこが古代キリスト教徒の多く住む地であったことと無関係ではない。(久保有政氏の解説からの引用は次回に続きます。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は、古代イスラエル系渡来人によってもたらされた日本の文化、伝統、習慣、信仰、国民性のルーツです。キリスト教の経典としてではなく、日本の原点を知るために聖書を読んでみてください。

旧約聖書 創世記 29章1~8節

ヤコブはその旅を続けて東の民の地へ行った。見ると野に一つの井戸があって、そのかたわらに羊の三つの群れが伏していた。人々はその井戸から群れに水を飲ませるのであったが、井戸の口には大きな石があった。群れが皆そこに集まると、人々は井戸の口から石をころがして羊に水を飲ませ、その石をまた井戸の口の元のところに返しておくのである。

ヤコブは人々に言った、「兄弟たちよ、あなたがたはどこからこられたのですか」。彼らは言った、「わたしたちはハランからです」。ヤコブは彼らに言った、「あなたがたはナホルの子ラバンを知っていますか」。彼らは言った、「知っています」。

ヤコブはまた彼らに言った、「彼は無事ですか」。彼らは言った、「無事です。ご覧なさい。彼の娘ラケルはいま羊と一緒にここへきます」。ヤコブは言った、「日はまだ高いし、家畜を集める時でもない。あなたがたは羊に水を飲ませてから、また行って飼いなさい」。彼らは言った、「わたしたちはそれはできないのです。群れがみな集まった上で、井戸の口から石をころがし、それから羊に水を飲ませるのです」。

ラバンを知っていますか

ヤコブは旅を続け、母の家の近くまでやって来たようです。ふと見ると、羊に水を飲ませるために、井戸の周りに人が集まっています。ヤコブは彼らにラバンを知っているかと声をかけました。彼らはラバンを知っていただけでなく、今、その娘ラケルが羊を連れて、ここに来ると言うではありませんか。それは偶然と言う人もいるかもしれませんが、すべては神の支配の下にあり、神の導きだと私は考えます。目には見えませんが、確かに神が導いておられます。この神に目を留めて生きることこそ、神を中心にした生き方です。それは何かの宗教団体の信者になって、その教えに従うということではありません。神は私たち一人一人に語り、また導いてくださっています。団体の教えではなく、この神に目を留め、この神の声に従って歩むことが、神を中心にした生き方です。自己中心、人間中心を退け、神に立ち返り、神に従って生きる。それが神を中心とした生き方です。

いかがでしたか

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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投稿者: 吉村 忠敏

全ての問題の原因は人間中心、自己中心です。人間中心、自己中心を退けて、神に立ち帰って正しく生きるなら、どんな問題も解決します。しかし、人は生まれながらに人間中心、自己中心であり、そのことに気づいていないことも多々あります。だから毎日神に祈り、聖書を読むことをお勧めします。それは必ずしもキリスト教徒になることではありません。神を中心とした正しい生き方は本当の日本人の心を取り戻すことです。

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