【日本とイスラエル】神道のルーツとユダヤ(8)

お祓い

日本と古代イスラエル人との関連について、久保有政氏のYouTube動画解説「神道のルーツとユダヤ1」からご紹介いたします。

神道のお祓い

日本神道の祭司は、榊の枝をサーッ、サーッと左右に揺り動かして、お祓いをする。あるいは、榊の枝ではなく、棒の先に白いギザギザの紙をつけた「祓い幣」と呼ばれるものでお祓いをする。これは今は白い紙で出来ていることが多いが、神道の学者によると、昔は植物の枝や穀物が用いられた。

古代イスラエルの風習

じつは、このように清めのために植物を揺り動かすというのは、古代イスラエルの風習である。たとえばダビデ王は、非常に敬虔な人で、「ヒソプをもって私の罪を除いて清めて下さい」(旧約聖書詩篇51篇7節)と祈っている。これは当時、イスラエルの祭司たちはヒソプという植物を左右上下に揺り動かして、お清め、お祓いをしていたことをさしている。ヒソプは、枝葉を横に大きく広げる植物で、榊の枝にも似ている。

今もユダヤ人が続けている風習

また古代イスラエル人は、「七週の祭」のときに、収穫の束を左右上下に揺り動かした。「祭司は・・・その束を主に向かって揺り動かす」(旧約聖書レビ記23章11節)。さらに「仮庵の祭」のときにも、そうした。これは今もユダヤ人が続けている風習である。

ハラウ

「ハラウ」(祓う)という日本語も、古くからの日本の大和言葉であるが、ヘブル語で「遠くへ捨てる」を意味する「ハーラー」によく似ている。(久保有政氏の解説からの引用は次回に続きます。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は、古代イスラエル系渡来人によってもたらされた日本の文化、伝統、習慣、信仰、国民性のルーツです。キリスト教の経典としてではなく、日本の原点を知るために聖書を読んでみてください。

旧約聖書 創世記 31章14~16節

ラケルとレアは答えて言った、「わたしたちの父の家に、なおわたしたちの受くべき分、また嗣業がありましょうか。わたしたちは父に他人のように思われているではありませんか。彼はわたしたちを売ったばかりでなく、わたしたちのその金をさえ使い果たしたのです。神がわたしたちの父から取りあげられた富は、みなわたしたちとわたしたちの子どものものです。だから何事でも神があなたにお告げになった事をしてください」。

何事でも神がお告げになった事をしてください

神が先祖の国に帰るようにと告げられたことについて、ヤコブは二人の妻に話しました。ラケルもレアも様々な状況から判断し、ラバンの所に留まらないで、ヤコブの国へ行くことが神の御心だと判断したようです。「何事でも神があなたにお告げになった事をしてください」と言いました。私たちは、必ずしもヤコブのように神の声がはっきりと聞える訳ではないかもしれませんが、大切なことは神に従うことであることは間違いありません。人間的な損得ではなく、だからと言って、単にお人好しということでもありません。人間中心、自己中心を退け、神に立ち帰り、神の御心に従って生きる。そういう生き方を心に決めて進むことによって、何が神の御心であるのか段々と分かってくるものではないでしょうか。しかし、神に従うと心を決めなければ、神の御心はいつまでたっても分からないかもしれません。

いかがでしたか

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」

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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

詳しくは書籍情報をご覧ください。

投稿者: 吉村 忠敏

全ての問題の原因は人間中心、自己中心です。人間中心、自己中心を退けて、神に立ち帰って正しく生きるなら、どんな問題も解決します。しかし、人は生まれながらに人間中心、自己中心であり、そのことに気づいていないことも多々あります。だから毎日神に祈り、聖書を読むことをお勧めします。それは必ずしもキリスト教徒になることではありません。神を中心とした正しい生き方は本当の日本人の心を取り戻すことです。

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