【日本とイスラエル】供え物と禊ぎ(8)水に流す

アウシュビッツ強制収容所

日本と古代イスラエル人との関連について、久保有政氏のYouTube動画解説「神道のルーツとユダヤ3:供え物と禊ぎ」からご紹介いたします。

日本人の「水に流す」文化(前回の続き)

・・・韓国も、かつて日本を侵略したことがあり、むごいことをしたことがある。あのとき元軍以上に高麗軍は、日本人に対して戦闘的であり、残虐だった。しかし、日本人の間でも、この事実を知っている人は少ない。なぜか。それは、日本人はもうそのようなことは、「水に流してしまった」からである。日本人は、恨みを後世に伝えることをしないのである。韓国でも、中国でも、恨みを後世に伝えることが文化になっている。だが、日本はそうでない。それは、禊ぎが単に外面的な儀式としてではなく、内面的な心の文化ともなっているからである。

赦しの民

以前、私(久保有政氏)があるユダヤ人と日本について話していたときのことだが、彼が、「日本人は赦しの民だね」と感心して言ったことがある。いつまでも恨みを持ち続ける民は、決して発展できないのだ。日本はそうした意味で、良い伝統を持ってきたと思う。ユダヤ人も、赦しの民である。かつてユダヤ人の父祖アブラハムは、悪徳の町ソドムとゴモラに神の裁きが下ろうとしていることを知ったとき、神へのとりなしの祈りをなした(旧約聖書創世記18章)。

モーセ

ユダヤ人の指導者モーセは、イスラエルの民がひどい罪に陥ったとき、自分の命にかえても彼らを赦してくださいと、神に乞い願っている(旧約聖書出エジプト記32章32節)。またユダヤ人は、第二次大戦中にナチス・ドイツに多くの同胞を虐殺されたが、戦後ドイツが謝罪すると、それを受け入れた。事実は事実として伝えても、恨みを声高に叫ぶことはしない。彼らは、さばきの権は神にあり、人間のものではないことを知っているからである。

赦し

赦しは、人間にとって大切なことである。彼らも、赦し、水に流してしまうことにより、「心の禊ぎ」がなされることを、知っているのである。(久保有政氏の解説からの引用は次回に続きます。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は、イスラエル系渡来人によってもたらされた日本の文化、伝統、習慣、信仰、国民性のルーツです。キリスト教の経典としてではなく、日本の原点を知るために聖書を読んでみてください。

旧約聖書 創世記 36章20~30節

この地の住民ホリびとセイルの子らは次のとおりである。すなわちロタン、ショバル、ヂベオン、アナ、デション、エゼル、デシャン。これらはセイルの子ホリびとから出た族長で、エドムの地におった。

ロタンの子らはホリ、ヘマムであり、ロタンの妹はテムナであった。ショバルの子らは次のとおりである。すなわちアルワン、マナハテ、エバル、シポ、オナム。

ヂベオンの子らは次のとおりである。すなわちアヤとアナ。このアナは父ヂベオンのろばを飼っていた時、荒野で温泉を発見した者である。

アナの子らは次のとおりである。すなわちデションとアホリバマ。アホリバマはアナの娘である。

デションの子らは次のとおりである。すなわちヘムダン、エシバン、イテラン、ケラン。

エゼルの子らは次のとおりである。すなわちビルハン、ザワン、アカン。

デシャンの子らは次のとおりである。すなわちウズとアラン。

ホリびとから出た族長は次のとおりである。すなわちロタンの族長、ショバルの族長、ヂベオンの族長、アナの族長、デションの族長、エゼルの族長、デシャンの族長。これらはホリびとから出た族長であって、その氏族に従ってセイルの地におった者である。

セイルの人々

セイルはヤコブ(イスラエル)の兄エサウ(エドム)が、ヤコブから別れて、移り住んだ地です。その地の人々の系図がここには記されています。ヂベオン、アナという名前も見えます。アナはヂベオンの子で、このヂベオンの娘アホリバマをエサウは妻としたことも、この少し前のところに記されています。エサウはセイルの人を妻に迎えました。これらの系図から、エサウ(エドム)は移り住んだ地の人々と混血していったことが読み取れます。

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」

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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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投稿者: 吉村 忠敏

全ての問題の原因は人間中心、自己中心です。人間中心、自己中心を退けて、神に立ち帰って正しく生きるなら、どんな問題も解決します。しかし、人は生まれながらに人間中心、自己中心であり、そのことに気づいていないことも多々あります。だから毎日神に祈り、聖書を読むことをお勧めします。それは必ずしもキリスト教徒になることではありません。神を中心とした正しい生き方は本当の日本人の心を取り戻すことです。

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