【日本とイスラエル】虎の巻

天狗と虎の巻

天狗が手に持つ「虎の巻」。その起源はイスラエルの「トーラー」にあるのではないか。久保有政氏のYouTube動画解説「日本の風習の中の古代イスラエル」からご紹介いたします。

「虎の巻」とは

・・・虎の巻を英語に直すと、何になるかご存知だろうか。和英辞典によれば、「バイブル」(Bible)である。虎の巻は、実際には動物の「虎」とは何の関係もない。伝説の上では、虎の巻は、忍者が変幻自在の神通力をあらわすときに、口にくわえる巻物のである。忍者が山で修行をしているとき、「トラの巻」を「天狗」から授かることになっている。天狗は山の神と言われている。とすれば、「トラの巻」は『山の上で神から授かる巻物』ということになる。

トーラー

かつて古代イスラエル人は、シナイ山で神から「トーラー」(律法)を授かった。聖書である。モーセはそれを巻物に記した。そののちモーセが記した5つの書物(創世記、出エジプト記、レビ記、民数記、申命記)は、とくに「トーラーの巻物」と呼ばれるようになった。今日もユダヤ人がシナゴーグ(会堂)に持っているトーラーは、巻物である。日本のどこかの遺跡から本物の古いユダヤの「トーラーの巻物」が出てきた、という話はまだ聞かない。しかし日本の天狗にまつわる「トラの巻」(虎の巻)伝説は、「トーラーの巻物」の記憶の名残ではないのか。

天狗

また「テング」(天狗)という言葉に関しても、興味深いことがある。キルギスなど中央アジアの言葉では、「テングル」と言えば「神」の意味である。・・・山の神=「テング」はそこから来た言葉であろう。そして中央アジアは、日本神道の中心的形成者「秦氏一族」の故郷なのだ。秦氏は古代イスラエル人との深い関係がささやかれる氏族であり、「テング」は、彼らがそこから日本に持って来た言葉に違いない。キルギスにはまた、古代イスラエル人との関係が濃厚にみられる。イスラエルと、キルギス、秦氏、日本の関係は、『日本の中のユダヤ文化』(久保有政著・学研ムーブックス)に詳しいので、そちらをご覧頂けるとさいわいである。(久保有政氏の解説からの引用は以上です。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は、古代イスラエル系渡来人によってもたらされた日本の文化、伝統、習慣、信仰、国民性のルーツです。キリスト教の経典としてではなく、日本の原点を知るために聖書を読んでみてください。

旧約聖書 創世記 41章1~13節

二年の後パロは夢を見た。夢に、彼はナイル川のほとりに立っていた。すると、その川から美しい、肥え太った七頭の雌牛が上がってきて葦を食っていた。その後、また醜い、やせ細った他の雌牛が川から上がってきて、川の岸にいた雌牛のそばに立ち、その醜い、やせ細った雌牛が、あの美しい、肥えた七頭の雌牛を食いつくした。ここでパロは目が覚めた。

彼はまた眠って、再び夢を見た。夢に、一本の茎に太った良い七つの穂が出てきた。その後また、やせて、東風に焼けた七つの穂が出てきて、そのやせた穂が、あの太って実った七つの穂をのみつくした。ここでパロは目が覚めたが、それは夢であった。朝になって、パロは心が騒ぎ、人をつかわして、エジプトのすべての魔術師とすべての知者とを呼び寄せ、彼らに夢を告げたが、これをパロに解き明かしうる者がなかった。

そのとき給仕役の長はパロに告げて言った、「わたしはきょう、自分のあやまちを思い出しました。かつてパロがしもべらに向かって憤り、わたしと料理役の長とを侍衛長の家の監禁所にお入れになった時、わたしも彼も一夜のうちに夢を見、それぞれ意味のある夢を見ましたが、そこに侍衛長のしもべで、ひとりの若いヘブルびとがわれわれと共にいたので、彼に話したところ、彼はわれわれの夢を解き明かし、その夢によって、それぞれ解き明かしをしました。そして彼が解き明かしたとおりになって、パロはわたしを職に返し、彼を木に掛けられました」。

ヨセフのことを思い出した給仕役の長

パロが意味のある夢を見ました。そのことを聞いた給仕役の長はヨセフのことを思い出しました。しかし、あれから二年経っていたと記されています。ヨセフはどんな思いでこの二年間を過ごしていたのでしょうか。人間に目を留めていたら、すでに絶望していたかもしれません。しかし、神に目を留めていたらどうでしょうか。神がヨセフのことを忘れてしまったということはあり得ないことです。神は給仕役の長にいつでもヨセフのことを思い起こさせることができたはずです。タイミングはすべて神の手の中にあります。神の計画の時が来た時に、パロは夢を見、そのことを聞いた給仕役の長はヨセフのことを思い起こしました。だから、神に信頼して、神の時を待ちつつ、神に仕え、人に仕えて生きる。それが人間中心ではなく、神を中心とした生き方です。

いかがでしたか

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」

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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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投稿者: 吉村 忠敏

全ての問題の原因は人間中心、自己中心です。人間中心、自己中心を退けて、神に立ち帰って正しく生きるなら、どんな問題も解決します。しかし、人は生まれながらに人間中心、自己中心であり、そのことに気づいていないことも多々あります。だから毎日神に祈り、聖書を読むことをお勧めします。それは必ずしもキリスト教徒になることではありません。神を中心とした正しい生き方は本当の日本人の心を取り戻すことです。

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