ヘブル語起源と考えられる神道用語について、久保有政氏のYouTube動画解説「日本のルーツとユダヤ2」からご紹介いたします。
忌み
神道にはまた「忌み」という言葉がある。「忌み嫌う」の「忌み」、つまり「忌む」ことである。これがもしヘブル・アラム語の「イム」(yim)から来たとするなら、それは「ひどい」の意味である。
神主・禰宜
神道では、神職名として「神主(かんぬし)」「禰宜(ねぎ)」「祝(はふり)」などの語が使われている。これらもヘブル語によく似ている。カンヌシはヘブル・アラム語の「カム・ナシ」(qamu nashi 長)、ネギは「ナギ」(nagid 司)、ハフリは「カフリ」(kaphri 贖いをする者)から来たと解せられる。
ミソギ、ハラウ
一方、先に述べたように神道でいう「ミソギ」(禊ぎ)は、ヘブル・アラム語の「ミソグ」(misog 分別・聖別)から来たように思える。「ハラウ」(祓う)は、「ハーラー」(hala 遠くへ捨てる)に由来するものであろう。
戸座(へざ)
また朝廷や伊勢神宮で仕えた占い師は「戸座」(へざ)と呼ばれた。古代の神道法典『延喜式』(927年)にも出てくる。「ヘザ」は、日本語としてはこれといった意味がないが、ヘブル語の「ホゼ」から来たものだとすれば、占い師の意味である。
受(うけ)
また伊勢神宮の祭神「豊受の神」の「ウケ」は、「受」という当て字が使われているが、ウケは日本の古語で「食物」を意味している。豊受の神とは、豊かに食物を与えて下さる神の意味だ。そしてヘブル語でも、ウケ(ukel)は食物の意味なのである。(久保有政氏の解説からの引用は次回に続きます。)
聖書を読みましょう
それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は、古代イスラエル系渡来人によってもたらされた日本の文化、伝統、習慣、信仰、国民性のルーツです。キリスト教の経典としてではなく、日本の原点を知るために聖書を読んでみてください。
旧約聖書 創世記 45章16~28節
時に、「ヨセフの兄弟たちがきた」と言ううわさがパロの家に聞えたので、パロとその家来たちとは喜んだ。パロはヨセフに言った、「兄弟たちに言いなさい、『あなたがたは、こうしなさい。獣に荷を負わせてカナンの地へ行き、父と家族とを連れてわたしのもとへきなさい。わたしはあなたがたに、エジプトの地の良い物を与えます。あなたがたは、この国の最も良いものを食べるでしょう』。
また彼らに命じなさい、『あなたがたは、こうしなさい。幼な子たちと妻たちのためにエジプトの地から車をもって行き、父を連れてきなさい。家財に心を引かれてはなりません。エジプト全国の良い物は、あなたがたのものだからです』」。
イスラエルの子らはそのようにした。ヨセフはパロの命に従って彼らに車を与え、また途中の食料をも与えた。まためいめいに晴着を与えたが、ベニヤミンには銀三百シケルと晴着五着とを与えた。また彼は父に次のようなものを贈った。すなわちエジプトの良い物を負わせたろば十頭と、穀物、パン及び父の道中の食料を負わせた雌ろば十頭。
こうしてヨセフは兄弟たちを送り去らせ、彼らに言った、「途中で争ってはなりません」。彼らはエジプトから上ってカナンの地に入り、父ヤコブのもとへ行って、彼に言った、「ヨセフはなお生きていてエジプト全国のつかさです」。
ヤコブは気が遠くなった。彼らの言うことが信じられなかったからである。そこで彼らはヨセフが語った言葉を残らず彼に告げた。父ヤコブはヨセフが自分を乗せるために送った車を見て元気づいた。そしてイスラエルは言った、「満足だ。わが子ヨセフがまだ生きている。わたしは死ぬ前に行って彼を見よう」。
ヤコブは気が遠くなった
神がして下さることは私たち人間の思いをはるかに超えています。何とか生き延びることができるような最低限の食料ではなく、エジプト王パロの招きにより、これまで経験したこともなかったような生活を保障してくれたのです。ヤコブは信じることができませんでした。しかし、そこに車があることを見て、これが現実だと受け止めたのでしょう。信じてエジプトに行ってみることにしたのでしょう。何の希望もないと思っていたヤコブに大きな希望が与えられました。人ではなく、神に目を留めることが大切です。
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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる
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