【日本とイスラエル】相撲とイスラエル

日本の相撲とイスラエルとの関連について、久保有政氏のYouTube動画解説「日本のルーツとユダヤ2」からご紹介いたします。

神道の神事

今日も日本で人気のある「相撲」は、れっきとした「神道の神事」である。東京・両国の国技館は、この神事を行なうところである。神社の中にも、相撲の土俵をおいているところもある。・・・また、横綱の綱とは「注連縄」であって、力士の体は一種のご神体、そして神の力が降臨する「依代」(媒体)なのである。

相撲力士は、土俵に塩をまく。これは土俵を清めるためである。先に述べたように、塩をもって物を清める風習は、古くからの神道の風習である。そしてきわめてユダヤ的な風習だ。

聖書

相撲に関する世界で最も古い記述は、聖書にある。イスラエル民族の父祖ヤコブが、カナンの地に帰るとき、「何者かが夜明けまでヤコブと格闘した」(旧約聖書創世記32章25節)と書かれている。「何者か」とはじつは「天使」であった(旧約聖書ホセア書12章4節)。この天使との格闘は、ヤコブの生涯にとって非常に大きな出来事だった。何としてでも自分を祝福してくださいと言って、神を離さない、熱烈な祈りと信仰の格闘だったのである。・・・

一人角力

旧暦の5月5日、瀬戸内海の大三島にある大山祇(おおやまずみ)神社では、御田植祭が持たれるが、そのとき境内の土俵で「一人角力」(ひとりずもう)という神事が行われる。相撲はふつう2人で行う格闘技だが、それをひとりで行うのだ。というより、相手は神様だという。見ていると、何とも滑稽な神事だ。目に見えない神様を相手に相撲をとるから、一人角力なのである。これは、ヤコブと天使の相撲を思い起こさせる。

渡来系の神

さらに興味深いことに、大山祇神社の神——大山祇命(おおやまつみのみこと)は、海の向う(百済)からやって来た神、つまり渡来系の神だという(伊予風土記)。これは渡来した風習なのだ。・・・(久保有政氏の解説からの引用は次回に続きます。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は、古代イスラエル系渡来人によってもたらされた日本の文化、伝統、習慣、信仰、国民性のルーツです。キリスト教の経典としてではなく、日本の原点を知るために聖書を読んでみてください。

旧約聖書 創世記 43章26~34節

さてヨセフが家に帰ってきたので、彼らはその家に携えてきた贈り物をヨセフにささげ、地に伏して、彼を拝した。

ヨセフは彼らの安否を問うて言った、「あなたがたの父、あなたがたがさきに話していたその老人は無事ですか。なお生きながらえておられますか」。彼らは答えた、「あなたのしもべ、われわれの父は無事で、なお生きながらえています」。そして彼らは、頭をさげて拝した。

ヨセフは目をあげて同じ母の子である弟ベニヤミンを見て言った、「これはあなたがたが前にわたしに話した末の弟ですか」。また言った、「わが子よ、どうか神があなたを恵まれるように」。ヨセフは弟なつかしさに心がせまり、急いで泣く場所をたずね、へやにはいって泣いた。

やがて彼は顔を洗って出てきた。そして自分を制して言った、「食事にしよう」。そこでヨセフはヨセフ、彼らは彼ら、陪食のエジプトびとはエジプトびと、と別々に席に着いた。エジプトびとはヘブルびとと共に食事をすることができなかった。それはエジプトびとの忌むところであったからである。

こうして彼らはヨセフの前に、長子は長子として、弟は弟としてすわらせられたので、その人々は互に驚いた。またヨセフの前から、めいめいの分が運ばれたが、ベニヤミンの分は他のいずれの者の分よりも五倍多かった。こうして彼らは飲み、ヨセフと共に楽しんだ。

ヨセフと共に楽しんだ

まさかこのような日が来ることを誰が想像したことでしょうか。ヨセフはしみじみと神の真実を感じたことでしょう。それはかつて神がヨセフに見せた夢の実現でした。神は初めからこのように計画されていました。今になってそのことを深く思わされたことでしょう。目には見えませんが、天地万物をお造りになられた神は確かに生きて働いておられます。その時には分からないかもしれませんが、後になってみると、そのことを深く実感させられるようなことがあります。神に目を留めて生きる私たちにも、そのようなことが何度もあったことでしょう。そして、これからも神は真実に私たちに向き合ってくださいます。後になれば、本当に神は真実であったと、また実感させられることでしょう。だから、今日もこの神に目を留めて、人の顔色を窺って右往左往するのではなく、神に忠実に歩もうではありませんか。それが本当の日本人の心です。

いかがでしたか

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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