【日本とイスラエル】中近東のヤマト

日本と古代イスラエル/古代ユダヤの類似について、久保有政氏のYouTube動画解説「日本のルーツとユダヤ3・日本にもあったエデンの園伝説/中近東にもあった「ヤマト」」からご紹介いたします。

ヤマトと呼ばれた人々

じつはヤマトと呼ばれた人々は、中近東にもいた。聖書で、古代イスラエル人の親戚であるアラム人は、イスラエル人と同様に神ヤハウェを信じる人々で、「神の民」と呼ばれていた。彼らはヤマト=神(ヤハウェ)の民と呼ばれていた。

碑文の記録

古代アッシリヤ帝国の王シャルマネセル3世(B.C.858~824年)は碑文にこう記している。「私は治世11年目に、ニネベを発ってユーフラテス河を越え・・・アラム(現レバノンやシリア)の100の町々を征服し、討ち滅ぼし、破壊し、焼き払った。・・・私は、ヤマト(Yamat)の人々の町々に下っていった。私はアシュタマク(現シリア北部の町)および89の町々を征服した」

ヤー・ウマト

ヤマトとは、ヘブル・アラム語のヤー・ウマト、つまり神(ヤハウェ)の民の意味である。のちに古代イスラエルもアッシリヤ帝国に侵略され、アッシリヤ帝国内に捕囚されるが、彼らもそこで自分たちを表す呼び名として「ヤマト」=神の民という名称を用いた。

シルクロード上のヤマト

実際、イスラエル人たちはアッシリヤ帝国の滅亡後、おもにシルクロード等を通って東の方へ移動していった。そのシルクロード北方ルートの中ほどに、ヤマト(雅馬図 現地の発音でヤマトゥ)と呼ばれる場所がある。そこは、古代日本にやって来た有名な渡来人一族「秦氏」がかつていた「弓月」の地でもある。

弓月

秦氏一族は、古代イスラエル人の末裔ともいわれる人々で、古代文書には「弓月」にいたと書かれているが、そのすぐ近くに「雅馬図」(ヤマトゥ)と呼ばれる所がある。それらは現在の新疆ウイグル自治区の中央アジア寄り、イリ川のほとりである。弓月や雅馬図(ヤマトゥ)には、かつて秦氏一族だけでなく、そのほかの古代イスラエル人たちも一時いただろう。

神の民

この雅馬図(ヤマトゥ)の地名は、自分たちは古代イスラエル人の末裔であり、「神の民」だということを覚えるためにつけた名前に違いない。そののち彼ら古代イスラエル人や、秦氏一族は、古代日本に渡来して来た。そのため今も日本各地に、ヤマトの地名がある。とくに奈良は、昔からヤマト(大和)と呼ばれていた。そして「ヤマトは国のまほろば(素晴らしい所)」とたたえられた。

大和心、大和魂

さらに、このヤマトの名は、のちに日本全体を表す愛称ともなった。私たち日本人の心には、大和心、大和魂がある。ヤマトは、日本人全体を表すものでもある。日本人は、本来「神(ヤハウェ)の民」なのである。その背景には、以上みてきたような長い歴史がある。(久保有政氏の解説からの引用は次回に続きます。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は、古代イスラエル系渡来人によってもたらされた日本の文化、伝統、習慣、信仰、国民性のルーツです。キリスト教の経典としてではなく、日本の原点を知るために聖書を読んでみてください。

旧約聖書 創世記 49章1~12節

ヤコブはその子らを呼んで言った、「集まりなさい。後の日に、あなたがたの上に起ることを、告げましょう、ヤコブの子らよ、集まって聞け。父イスラエルのことばを聞け。

ルベンよ、あなたはわが長子、わが勢い、わが力のはじめ、威光のすぐれた者、権力のすぐれた者。しかし、沸き立つ水のようだから、もはや、すぐれた者ではあり得ない。あなたは父の床に上って汚した。ああ、あなたはわが寝床に上った。

シメオンとレビとは兄弟。わが魂よ、彼らの会議に臨むな。わが栄えよ、彼らのつどいに連なるな。彼らは怒りに任せて人を殺し、ほしいままに雄牛の足の筋を切った。彼らの怒りは、激しいゆえにのろわれ、彼らの憤りは、はなはだしいゆえにのろわれる。わたしは彼らをヤコブのうちに分け、イスラエルのうちに散らそう。

ユダよ、兄弟たちはあなたをほめる。あなたの手は敵のくびを押え、父の子らはあなたの前に身をかがめるであろう。ユダは、ししの子。わが子よ、あなたは獲物をもって上って来る。彼は雄じしのようにうずくまり、雌じしのように身を伏せる。だれがこれを起すことができよう。つえはユダを離れず、立法者のつえはその足の間を離れることなく、シロの来る時までに及ぶであろう。もろもろの民は彼に従う。彼はそのろばの子をぶどうの木につなぎ、その雌ろばの子を良きぶどうの木につなぐ。彼はその衣服をぶどう酒で洗い、その着物をぶどうの汁で洗うであろう。その目はぶどう酒によって赤く、その歯は乳によって白い。

父イスラエルのことばを聞け

この地上の生涯を閉じるにあたり、ヤコブは子供たちを呼び集め、彼らひとりひとりの後の日に起ることを告げました。それは単なる父親の思いということではなく、神が子供たち一人一人に対して抱いている計画を、神に代って告げているようです。神を中心にして生きてきたヤコブには神の思い、計画がよく分かったのかもしれませんし、神ご自身が神の民イスラエルに対する計画をヤコブに示したのかもしれません。イスラエルの12人の子供たちのうち、今日はルベン、シメオン、レビ、ユダへのことばまでを掲載しましたが、神はルベン、シメオン、レビではなく、ユダを特別に選んで祝福すると語っています。そして、イエス・キリスト(メシヤ)はユダ族の子孫として生まれてきたと新約聖書は記します。ユダ族に目を留める必要があります。

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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投稿者: 吉村 忠敏

全ての問題の原因は人間中心、自己中心です。人間中心、自己中心を退けて、神に立ち帰って正しく生きるなら、どんな問題も解決します。しかし、人は生まれながらに人間中心、自己中心であり、そのことに気づいていないことも多々あります。だから毎日神に祈り、聖書を読むことをお勧めします。それは必ずしもキリスト教徒になることではありません。神を中心とした正しい生き方は本当の日本人の心を取り戻すことです。

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