【日本とイスラエル】文明の発祥の地

鈴を振る女の子

日本と古代イスラエルとの関係について、久保有政氏のYouTube動画解説「シルクロードの『イスラエルの失われた10支族』」からご紹介いたします。

ユダヤの伝統

モーセやキリストが、その短い生涯の中ではるばる日本に来て文明を学び、再びイスラエルの地に帰って宗教をつくったというのは、どうみても無理がある。日本の伝統は、神武天皇から数えると約2700年。一方、ユダヤの伝統はアブラハムから数えるなら約4千5百年である。考古学、人類学においても、文明の発祥地はメソポタミヤ地方である。聖書にもそう書かれている。世界最古の文字や、最古の文明の遺物が発見されているのは、いずれもメソポタミヤ地方である。・・・

メソポタミヤ

ユダヤ教、キリスト教、イスラム教もこの地で開花し、世界に広がった。そこはまた、世界の三大人種――コーカソイド(白色人種)、モンゴロイド(黄色人種)、ニグロイド(黒色人種)の住む地域の交点でもある。メソポタミヤ地方はまた、ほとんどの穀物や、果物、野菜、家畜等の原産地である。だからモーセもキリストも、日本に来たのではなく、中近東で生まれ、そこで生涯を過ごしてユダヤ教やキリスト教を起こし、そこで死んだと考えるのが最も妥当なのである。

逆・日ユ同祖論から分かること

逆・日ユ同祖論は、到底受け入れることはできない。それでも、日本人の中にこうした説が生まれるということ自体、興味深いことではある。なぜなら、この説はイスラエルの宗教と、日本神道の間の類似性を認めているからである。こうした説が生まれたことも、早い段階からユダヤ人/古代イスラエル人やキリスト教徒が日本に来た、ということを示しているのであろう。(久保有政氏の解説からの引用は以上です。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は、古代イスラエル系渡来人によってもたらされた日本の文化、伝統、習慣、信仰、国民性のルーツです。キリスト教の経典としてではなく、日本の原点を知るために聖書を読んでみてください。

旧約聖書 出エジプト記 3章13~22節

3:13モーセは神に言った、「わたしがイスラエルの人々のところへ行って、彼らに『あなたがたの先祖の神が、わたしをあなたがたのところへつかわされました』と言うとき、彼らが『その名はなんというのですか』とわたしに聞くならば、なんと答えましょうか」。 

3:14神はモーセに言われた、「わたしは、有って有る者」。また言われた、「イスラエルの人々にこう言いなさい、『「わたしは有る」というかたが、わたしをあなたがたのところへつかわされました』と」。 

3:15神はまたモーセに言われた、「イスラエルの人々にこう言いなさい『あなたがたの先祖の神、アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神である主が、わたしをあなたがたのところへつかわされました』と。これは永遠にわたしの名、これは世々のわたしの呼び名である。 

3:16あなたは行って、イスラエルの長老たちを集めて言いなさい、『あなたがたの先祖の神、アブラハム、イサク、ヤコブの神である主は、わたしに現れて言われました、「わたしはあなたがたを顧み、あなたがたがエジプトでされている事を確かに見た。 3:17それでわたしはあなたがたを、エジプトの悩みから導き出して、カナンびと、ヘテびと、アモリびと、ペリジびと、ヒビびと、エブスびとの地、乳と蜜の流れる地へ携え上ろうと決心した」と』。

 3:18彼らはあなたの声に聞き従うであろう。あなたはイスラエルの長老たちと一緒にエジプトの王のところへ行って言いなさい、『ヘブルびとの神、主がわたしたちに現れられました。それで、わたしたちを、三日の道のりほど荒野に行かせて、わたしたちの神、主に犠牲をささげることを許してください』と。 

3:19しかし、エジプトの王は強い手をもって迫らなければ、あなたがたを行かせないのをわたしは知っている。 3:20それで、わたしは手を伸べて、エジプトのうちに行おうとする、さまざまの不思議をもってエジプトを打とう。その後に彼はあなたがたを去らせるであろう。 3:21わたしはこの民にエジプトびとの好意を得させる。あなたがたは去るときに、むなし手で去ってはならない。 3:22女はみな、その隣の女と、家に宿っている女に、銀の飾り、金の飾り、また衣服を求めなさい。そしてこれらを、あなたがたのむすこ、娘に着けさせなさい。このようにエジプトびとのものを奪い取りなさい」。

有って有る者

モーセが神にその名を尋ねると、神は「有って有る者」と答えられたことが記されています。それは、すべての存在の根元という意味だと思われます。人が「神」と呼ぶものは様々あるかもしれませんが、本来「神」とはすべての存在の根元でしょう。それが「神」です。原語のヘブライ語では「ヤーウェ」という言葉であり、それが聖書の神の名前と言われます。そして、日本人が太古の昔から崇めて来た神様は、まさにこの神様です。古事記には「天御中主神」(アメノミナカヌシ)と記されていますが、天の真ん中におられる神様という意味であり、まさ「有って有る者」と言えます。この神様がモーセに現れ、エジプトに行って、苦しんでいる同胞であるイスラエルの人々を救い出すようにと命じられました。

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」

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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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投稿者: 吉村 忠敏

全ての問題の原因は人間中心、自己中心です。人間中心、自己中心を退けて、神に立ち帰って正しく生きるなら、どんな問題も解決します。しかし、人は生まれながらに人間中心、自己中心であり、そのことに気づいていないことも多々あります。だから毎日神に祈り、聖書を読むことをお勧めします。それは必ずしもキリスト教徒になることではありません。神を中心とした正しい生き方は本当の日本人の心を取り戻すことです。

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