「結婚とは何か?夫婦とは?日本と世界の結婚を比較してみた」というサイトに興味深いデータがありました。以下に記事の内容をご紹介して、日本人にとって結婚とは何か考えてみたいと思います。
世界の結婚・同棲・未婚の比較
日本、韓国、米国、フランス、スウェーデンの五ヶ国の男女について、法律婚(結婚)と事実婚(同棲)に分けて比較した2010年の内閣府の調査結果が載っていました。この結果を見ると、日本や韓国では男女のカップルは、20〜40代合計でみた場合で「結婚している」割合が非常に多く、「同棲している」割合が非常に低いのが特徴です。
これに比べて、フランス・スウェーデンでは「同棲している」割合が20〜30代で非常に高いことが特徴です。ヨーロッパでは事実婚(同棲)が多く、日本のように法律婚(結婚)中心の文化とは大きく「夫婦のあり方」が異なっています。
ヨーロッパにおける事実婚
ヨーロッパで事実婚が多いのは、カトリックの影響のため離婚が非常に難しいので、簡単には結婚しないという理由があるようです。ヨーロッパ諸国ではカップルはまず同棲し、未婚のままでも出産して子どもを持つことも珍しくなく、制度的にも事実婚の関係が夫婦と同様の権利を政府から認められているということも大きいようです。
ユダヤ教における結婚
このサイトでは、いくつかの国や宗教の結婚観が紹介されていますが、ユダヤ教の結婚は伝統的な日本人の結婚観に近いと思いましたので引用します。
ユダヤ教では、結婚は神聖な行為と考えられており、未婚の男性では一人前と認められません。恋愛はあくまで一時的なもので結婚には結びつくものではなく、神が人間を誕生させて最初に行った神聖な行為であり、必ず結婚すべきとされています。
結婚とは?夫婦とは?
結婚はその国の文化・歴史に大きく影響されています。つまり、日本人にとっての「結婚とは何か?夫婦とは何か?」を考えることは、現代の日本人にとっての「夫婦のあるべき関係」を考えることと同様だと言えます。
しかし「夫婦のあるべき関係」が世界各国で異なるように、日本人ひとりひとりが考える「夫婦のあるべき関係」もそれぞれ異なっています。「結婚とは何か?夫婦とは何か?」は一つの共通した答えを出せない「問い」なのです。
私たちひとりひとりが「一緒に生活をして、お互いに力を合わせて、助け支えあいたいと思える相手との関係」を考えて、相手と一緒になって築きあげていき、それぞれにとっての「結婚とは?夫婦とは?」の答えを見つけましょう。(サイトからの引用は以上です。)
ユダヤ教との共通性
このサイトは以上のように締めくくっています。しかし、私はユダヤ教の結婚と日本人の結婚の共通性に目が留まりました。確かに今の日本人の結婚観は多様化しつつあると思いますが、もともとはユダヤ教と深い関係があったと感じます。それぞれの答えを見つけることも大切ですが、神様を中心にして、本来あるべき結婚とは何かという視点が大切だと思います。
聖書を読みましょう
それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は宗教の戒律が記された教典ではなく、神様を中心にして生きようとしたユダヤ人の歴史の記録であり、日本人の生き方の源泉でもあると思います。キリスト教の教典としてではなく、神様を中心にして生きる日本人の心に触れるために聖書を読んでいただきたいと思っています。
新約聖書 マタイの福音書 19章13~15節
そのとき、イエスに手を置いて祈っていただくために、子どもたちが連れて来られた。ところが、弟子たちは彼らをしかった。しかし、イエスは言われた。「子どもたちを許してやりなさい。邪魔をしないでわたしのところに来させなさい。天の御国はこのような者たちの国なのです。」そして、手を彼らの上に置いてから、そこを去って行かれた。
何と理不尽なことではないでしょうか
「子どもたちが連れて来られた」とあるので、連れて来た人がいたのではないかと思いますが、弟子たちがしかったのは、連れて来た人ではなく、子どもたちだったのでしょうか。子どもたちの立場になれば、何と理不尽なことではないでしょうか。でも、言うべき相手にではなく、言いやすい人に言ってしまうというのは、良くあることでしょう。気を付けなければならないと思いました。
「このような者」とは
「天の御国はこのような者たちの国なのです」とイエスは言いました。「このような者」とはどのような者なのかはっきりとは分かりませんが、子どもたちも決して例外ではないことは確かなことだと思います。このように言われて子どもたちは嬉しかったのではないかと思います。大切なことは「このような者」の定義といった難しい理屈ではなく、自己中心を退けて、神様を中心にすることだと思います。
いかがでしたか
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今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。