【日本人と日本文化】優しさと真面目さ

トルコ国旗

「この国には現代の人が欲しいと思っている、快適さのすべてが整っている」と語るのは、日本滞在16年2ヶ月のトルコ人、フェルダ・ゲレゲンさん。加藤恭子編「続・私は日本のここが好き!外国人43人が深く語る」からご紹介いたします。

2010年で16年目です

1991年からトルコ経団連トルコ日本経済委員会の仕事を始め、日本への出張がひんぱんになりました。1995年からはUNIDO(国際連合工業開発機関)東京事務所に勤務し、2010年で16年目です。

日本の良さ

日本に住んで感じる日本の良さとして、いつも思うことがあります。ひとつは、この国には現代の人が欲しいと思っている、快適さのすべてが整っていることです。それは清潔、安全、マナー、便利さなどであり、近代的な住みやすい国ですね。その一方で日本は伝統を重んじ、お盆や正月など昔からの行事を継続していることには感動しました。国の歴史、伝統的芸術や芸能、風習など、日本独特の文化が文化財としてだけでなく、人々の手によりよく保護保存されています。

トルコ人と日本人の先祖

トルコ人と日本人は先祖が同じで、中央アジアから西へ向ったのがトルコ人、東へ行ったのが日本人という説があります。言語のルーツも同じウラルアルタイ系ですね。トルコ語で「モロク」が日本語の「もうろく」と知ったときには、大笑いしました。電気を「ケス」は「消す」、「イイ」は「良い」、「テッペ」は「てっぺん」、まだありますよ、驚きましたか(笑)。

靴を脱いで家にあがる

そうそう、イスタンブールの下町で見た光景を思い出しました。靴を脱いで家にあがり、低いテーブルに座って食事し、それをかたづけてから、蒲団を敷いてそこで寝るという習慣が一緒だったのです。トルコにも蒲団屋さんがあり、床の上に座り蒲団を作っています。

大きく変わらなくてもいいのでは

日本人は、現在とてもあせっているように見えます。礼儀正しく、謙虚で静か、知的で多くの好奇心を持ち、外国人に対しても公平というところが、ほかの国とは違うと感じます。もっと自信を持ち、このような気持ちを大事にしていれば、大きく変わらなくてもいいのでは。なぜなら日本人は、何かあれば持ち前の良さを発揮し、みんなで危機を乗り越える力がありますからね。

真面目で優しい感謝すべき人たち

日本と日本人は、私にとって尊敬すべき人たちです。トルコとトルコ人を救ってくれた、真面目で優しい感謝すべき人たちだからです。(本からの引用は以上です。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本人の文化、国民性のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人の心を知るために聖書を読んでみてください。

新約聖書 ルカによる福音書 19章41~48節

いよいよ都の近くにきて、それが見えたとき、そのために泣いて言われた、「もしおまえも、この日に、平和をもたらす道を知ってさえいたら・・・しかし、それは今おまえの目に隠されている。

いつかは、敵が周囲に塁を築き、おまえを取りかこんで、四方から押し迫り、おまえとその内にいる子らとを地に打ち倒し、城内の一つの石も他の石の上に残して置かない日が来るであろう。それは、おまえが神のおとずれの時を知らないでいたからである」。

それから宮にはいり、商売人たちを追い出しはじめて、彼らに言われた、「『わが家は祈の家であるべきだ』と書いてあるのに、あなたがたはそれを盗賊の巣にしてしまった」。

イエスは毎日、宮で教えておられた。祭司長、律法学者また民衆の重立った者たちはイエスを殺そうと思っていたが、民衆がみな熱心にイエスに耳を傾けていたので、手のくだしようがなかった。

エルサレムのために嘆く

イエスはエルサレムを見て泣いた。平和をもたらす道とは、イエスの教えを聞いて、神に立ち帰ることであろう。しかし、ユダヤ教の指導者たちは、それを受け入れない。そのためにエルサレムは徹底的に滅ぼされてしまうとイエスは預言し、それは文字通り実現することになる。

大切なことは神の国

「宮」とは、エルサレム神殿のことですが、イエスはこれを「盗賊の巣」と呼んだ。神の言葉を宗教にし、人々の心も財産も奪っていると指摘したのではないでしょうか。大切なことは何かの宗教団体のメンバーになったり、会費を納めたりすることではない。ただ、神から離れていた罪を悔い改め、神に立ち帰り、神と共に生きること。それが神の国であり、救いだとイエスは教えた。

いかがでしたか

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2018年6月11日(月)タピ大決定!

「古代史に見る日本人とユダヤ人の不思議な関係」シリーズの第4回目は、「古代ユダヤ人ゆかりの地を巡る旅~伊勢神宮・京都太秦」と題して、昨年12月23日~31日に訪れた伊勢志摩、京都太秦の報告です。道の駅の情報も交えてお話しします。お近くの方はぜひお出でください。お待ちしております。詳しくは固定ページをご覧ください。

本をお求めください

本の表紙Amazonから「日本人の信仰が世界を救う—元キリスト教牧師が語る神の国ニッポン」を出版しています。(Amazonのサイトはこちらです。)日本人の高い国民性は聖書と関係があること、イエス・キリストの教えは「日本人の信仰」にこそ引き継がれていることについて書きました。ぜひ、読んでみてください。

本書の目次

一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」

詳しくは書籍情報をご覧ください。

投稿者: 吉村 忠敏

全ての問題の原因は人間中心、自己中心です。人間中心、自己中心を退けて、神に立ち帰って正しく生きるなら、どんな問題も解決します。しかし、人は生まれながらに人間中心、自己中心であり、そのことに気づいていないことも多々あります。だから毎日神に祈り、聖書を読むことをお勧めします。それは必ずしもキリスト教徒になることではありません。神を中心とした正しい生き方は本当の日本人の心を取り戻すことです。

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