「日本人の優しさ、礼儀正しさが私は大好きです。」と語るのは、日本在住4年のギリシャ人、アントニオス・カライスコスさん。加藤恭子編「続・私は日本のここが好き!外国人43人が深く語る」からご紹介いたします。
ギリシャ人の父、日本人の母
2006(平成18)年4月、私は国費留学生としてギリシャから日本に来ました。ギリシャ人の父と日本人の母をもつ私は、日本で生まれ、ギリシャの首都アテネで育ちましたが、母は、子供のころから、ギリシャと日本の文化や習慣の違いなどを、よく話してくれました。
驚きました
実際に日本に住んでみると、暮らしの中のいろいろな場面で、自分の国との違いをあらためて気付かされます。確定申告のため税務署へ行ったときです。親切な係の人が、丁寧に説明しながら一緒に手続きをしてくれて、三十分ほどで完了。驚きました。ギリシャの税務署では、まず窓口を探すことから始まり、いろいろな人に聞いてようやく担当者にたどり着くという具合でした。
日本人は親切だなと、感心しています
日本で旅行したとき、道に迷ってしまい、通りがかりのお店で尋ねたことが何度かありました。客でもない私に対して、丁寧に教えてくれたり、一緒にお店の外に出て、わざわざ連れて行ってくれたのです。日本人は親切だなと、感心しています。ギリシャでは、道を尋ねるときは三人に聞けといいます。知らないのに知っている振りをして道を教えてくれる場合も多いので、注意深さが必要になるかもしれません。
天と地ほどの違いがあります
交通機関に関しては、天と地ほどの違いがあります。電車やバスは決まった時間に来ることは少なく、ストライキを事前に知らせてくれないこともあります。日本では、もし電車が何らかの事故で遅れる場合には、証明書をくれるし、振替輸送に無料で乗せてくれます。ギリシャでは、ストライキ、停電、断水、電話回線の故障などは日常茶飯事ですが、日本では一度も経験したことがなく、安心して快適な生活を営むことができます。
日々肌で感じます
日本に住んでおよそ四年経ちますが、日本人には人をいたわる心があると、日々肌で感じます。日本人の優しさ、礼儀正しさが私は大好きです。人は、生活が苦しかったり、悩みがあると、自己中心的な言動になりがちですが、日本人は困難な状況の中でも、相手のことを考え行動できると感じます。相手を思いやる心は、日本人の貴重な資質だと思います。(本からの引用は以上です。)
聖書を読みましょう
それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本人の資質、国民性のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人の心を知るために聖書を読んでみてください。
新約聖書 ヨハネによる福音書 3章16~21節
神はそのひとり子を賜ったほどに、この世を愛して下さった。それは御子を信じる者がひとりも滅びないで、永遠の命を得るためである。神が御子を世につかわされたのは、世をさばくためではなく、御子によって、この世が救われるためである。
彼を信じる者は、さばかれない。信じない者は、すでにさばかれている。神のひとり子の名を信じることをしないからである。そのさばきというのは、光がこの世にきたのに、人々はそのおこないが悪いために、光よりもやみの方を愛したことである。
悪を行っている者はみな光を憎む。そして、そのおこないが明るみに出されるのを恐れて、光にこようとはしない。しかし、真理を行っている者は光に来る。その人のおこないの、神にあってなされたということが、明らかにされるためである。
彼を信じる者
「信じる」とは、キリスト教徒になることではなく、その教えを受けいれ、その教えに従って生きること。つまり、自己中心を退け、神の思いにかなう正しい生活をすることです。
さばき
神に従わない者にはさばきがくだるということではなく、神に憎まれる生き方をすること自体がさばきだということでしょう。悪を離れ、神に立ち帰って、光の中を歩むことができるということ自体が救いだということです。
いかがでしたか
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる
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