世界でも独特な「日本精神」はどこから来たものなのでしょうか。そのルーツは日本と古代イスラエルの関係にさかのぼることができます。久保有政氏のYouTube動画「清き明き心のルーツ:日本精神と聖書1」からご紹介いたします。
それは聖書に遡ることができる
この「清き明き心」を大切にする日本の伝統は、いったいどこから来たのだろうかと、私(久保有政氏)はよく疑問に思ったものだ。しかしどうもこれは、いろいろ調べてみても、中国から来たものではない。朝鮮半島から来たものでもない。ところが、聖書にこう書いてある。(旧約聖書)申命記10章17,18節に、「あなたがたの神、主は・・・かたよって愛することなく、わいろを取らず、みなしごや、やもめのためにさばきを行ない、在留異国人を愛してこれに食物と着物を与えられる」と。これは「清き明き心」の源泉ではないか。
「清き明き心」の源泉
神は「かたよって愛することのない」かたである。敵でも味方でも、また善人にも悪人にも太陽をのぼらせ、雨を降らせてくださる。さらに「わいろを取らず」、私利私欲では動かないおかたである。・・・また、神は思いやりのあるかたである。みなしごや、やもめ、在留異国人に対しても、思いやりを示すおかただ。だからイスラエル人も、そのような者でありなさい、と教えられている。・・・そのために、イスラエル人の中に「清き明き心」が形成された。
ダビデ王に見る「清き明き心」
・・・清き明き心は、あの古代イスラエルの王ダビデにもみることができる。ダビデが、罪を犯してしまい、王位を追われ、エルサレムの山を下ろうとしていたときのことだった。シムイという男が近づいてきて、ダビデに向かって悪口と、のろいの言葉をさんざん言い放った。そのときダビデは言ったのだ。「ほうっておきなさい。彼にのろわせなさい。・・・たぶん、主は私の心をご覧になり、主は、きょうの彼ののろいに変えて、私にしあわせを報いてくださるだろう」と。ダビデは、いさぎよい心を持っていた。どんな状況にあっても、晴れやかな、清き明き心でいるなら、きっと神は私をもう一度引き上げてくださるという信仰を持っていた。
ユダヤの清き明き心
実際、神はダビデの清き明き心をみて、やがて彼をもう一度引き上げてくださった。ダビデは神に対して、晴れやかな忠実さ、清き明き心を持っていた。その心は、日本人にはよく理解できるものと思う。(久保有政氏の解説からの引用は次回に続きます。)
聖書を読みましょう
それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は、古代イスラエル系渡来人によってもたらされた日本の文化、伝統、習慣、信仰、国民性のルーツです。キリスト教の経典としてではなく、日本の原点を知るために聖書を読んでみてください。
旧約聖書 出エジプト記 4章18~23節
モーセは妻の父エテロのところに帰って彼に言った、「どうかわたしを、エジプトにいる身うちの者のところに帰らせ、彼らがまだ生きながらえているか、どうかを見させてください」。
エテロはモーセに言った、「安んじて行きなさい」。
主はミデヤンでモーセに言われた、「エジプトに帰って行きなさい。あなたの命を求めた人々はみな死んだ」。そこでモーセは妻と子供たちをとり、ろばに乗せて、エジプトの地に帰った。モーセは手に神のつえを執った。
主はモーセに言われた、「あなたがエジプトに帰ったとき、わたしがあなたの手に授けた不思議を、みなパロの前で行いなさい。しかし、わたしが彼の心をかたくなにするので、彼は民を去らせないであろう。
あなたはパロに言いなさい、『主はこう仰せられる。イスラエルはわたしの子、わたしの長子である。わたしはあなたに言う。わたしの子を去らせて、わたしに仕えさせなさい。もし彼を去らせるのを拒むならば、わたしはあなたの子、あなたの長子を殺すであろう』と」。
わたしが彼の心をかたくなにする
モーセは自信がありませんでしたが、神に従い、エジプトに帰る決意をします。父エテロもモーセを送り出します。「主」と訳されている言葉の原語は「ヤーウェ」です。ヤーウェはモーセに言います。エジプト王パロの前に行って、神が授けた不思議を行なうようにと。しかし、それでもパロはイスラエルを去らせないと神は言います。神がパロの心をかたくなにするからだと神は言われました。パロの心をかたくなにするのも、またやわらかくするのも神によるということでしょう。神は神に従う者だけでなく、神を知らない者の上にも働いているということでしょう。このように、すべての主、すべての中心は神なのです。その中で私たちは与えられた役割を忠実に果たすことが求められているのではないでしょうか。神に目を留めましょう。
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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる
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