独身を勧めている訳ではありませんが
独りでも気兼ねなく過ごすことができる社会になって来たことは一面で良いことだと思います。「『お1人様』主義者はどこまで1人でOKなのか」という記事を興味深く読みましたので、少しご紹介しながら考えてみたいと思います。
あなたはひとりランチ派?集団ランチ派?
平日の出勤時のランチ、あなたはひとりで食べる派ですか?20~50代の未婚の男女の約8割がひとりランチ派で、2年前の調査に比べて増えているそうです。集団で行かない理由として、「自分の食べたい店に行けない」「待ち時間が長くなる」「食後の時間が自由に使えない」などがあがっていますが、その本音は「そもそも集団で行く意味が分からない」そうです。
どちらの生活が充実している?
誰かと一緒のほうが生活が充実するのか、ひとりの時間を大切にするほうが充実するのか。意識調査を行ったところ、独身と既婚とでは、明らかに正反対の傾向が出たそうです。驚くべきは、ひとりの時間を大切にする独身女性が66.9%で、独身男性の48.8%を凌駕していること。ちなみに、ひとりの方が充実すると答えた既婚男性は10.5%、既婚女性は8.9%とありました。
どこまでひとりで行ける?
カラオケ、焼き肉、旅行、遊園地、バーベキュー、キャンプ。どこまでひとりで行けるのでしょうか。ファミレス、ファストフード、カフェなどは独身者の8割以上がひとりで行けると答え、映画館でさえ76.6%がひとりで行けると答えています。ちなみにひとりでも映画館に行ける既婚者は58.1%。既婚者との差が最も大きかったのは、海外の一人旅で、独身者は53.2%と過半数を超え、既婚者の23.0%のほぼ倍。国内旅行にいたっては、独身者は75.4%に達し、既婚者の40.7%と大きく差が開いています。
本当にしたいことは何か
私はひとりの時間も大切だと思いますし、誰かと一緒に過ごす時間も大切だと思います。周りからのプレッシャーがなく、ひとりになりたい時にはひとりになれて、誰かと一緒にいたい時には一緒にいれたら一番良いと思います。私は人間中心、自己中心を退け、本当に神様を中心にして生きるなら、それは可能だと思います。しかし、独身と結婚の両方は選べませんから、どちらが本当に自分の生きたい人生、神様が自分に望む人生を送ることができるのか、神様の前に一人静まって神様の声を聞くことが大切だと思います。
聖書を読みましょう
本当に自由な人生を生きるためには、毎日時間を決めて、ひとり神様に思いを向けて祈り、聖書を開くという時間はとても大切なことだと思います。それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は宗教の戒律が記された教典ではなく、神様を中心にして生きようとしたユダヤ人の記録であり、実は日本人の信仰のルーツでもあります。キリスト教の教典としてではなく、神様を中心にして生きるために聖書を読んでみてください。
新約聖書 マルコによる福音書 5章1~20節
こうして彼らは海の向こう岸、ゲラサ人の地に着いた。それから、イエスが舟からあがられるとすぐに、けがれた霊につかれた人が墓場から出てきて、イエスに出会った。この人は墓場をすみかとしており、もはやだれも、鎖でさえも彼をつなぎとめて置けなかった。彼はたびたび足かせや鎖でつながれたが、鎖を引きちぎり、足かせを砕くので、だれも彼を押さえつけることができなかったからである。そして、夜昼たえまなく墓場や山で叫びつづけて、石で自分のからだを傷つけていた。
ところが、この人がイエスを遠くから見て、走り寄って拝し、大声で叫んで言った、「いと高き神の子イエスよ、あなたはわたしとなんの係わりがあるのです。神に誓ってお願いします。どうぞ、わたしを苦しめないでください」。
それは、イエスが、「けがれた霊よ、この人から出て行け」と言われたからである。また彼に、「なんという名前か」と尋ねられると、「レギオンと言います。大ぜいなのですから」と答えた。そして、自分たちをこの土地から追い出さないようにと、しきりに願いつづけた。
さて、そこの山の中腹に、豚の大群が飼ってあった。霊はイエスに願って言った、「わたしどもを、豚にはいらせてください。その中へ送ってください」。イエスがお許しになったので、けがれた霊どもは出て行って、豚の中へはいり込んだ。すると、その群れは二千匹ばかりであったが、がけから海へなだれを打って駆け下り、海の中でおぼれ死んでしまった。
豚を飼う者たちが逃げ出して、町や村にふれまわったので、人々は何事が起こったのかと見にきた。そして、イエスのところにきて、悪霊につかれた人が着物を着て、正気になってすわっており、それがレギオンを宿していた者であるのを見て、恐れた。
また、それを見た人たちは、悪霊につかれた人の身に起こった事と豚のこととを、彼らに話して聞かせた。そこで、人々はイエスに、この地方から出て行っていただきたいと、頼みはじめた。イエスが舟に乗ろうとされると、悪霊につかれていた人がお供をしたいと願い出た。しかし、イエスはお許しにならないで、彼に言われた、「あなたの家族のもとに帰って、主がどんなに大きなことをしてくださったのか、またどんなにあわれんでくださったか、それを知らせなさい」。
そこで、彼は立ち去り、そして自分にイエスがしてくださったことを、ことごとくデカポリスの地方に言いひろめ出したので、人々はみな驚き怪しんだ。
ガリラヤ湖の対岸
「海」とはガリラヤ湖のこと。海のように大きな湖の対岸、ゲラサ人の地には、イエスの噂はまだ伝わっていなかったようです。イエスと弟子たちの一行を迎えたのは悪霊につかれた男でした。
神様の存在は当然のことだが
神様を信じるかどうかを問題にしているのではありません。実際、日本人の9割以上は神様は否定できないと答えた調査結果があります。この箇所でも悪霊は神様を信じていることが分かりますし、イエスが神様の権威を与えられたメシヤ、神の子であることも知っていて、恐れています。
神様を中心にするのか、退けるのか
どうして悪霊はそれほどまでに神様を恐れ、イエスを恐れたのでしょうか。豚の中に入る許可をイエスに求めていることからすると、その言葉に逆らうことは考えられないように見受けられます。ところが、そのイエスを、この地方から出て行って欲しいと願ったという人の心とはいったいどういう心なのでしょうか。
いかがでしたか
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二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
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