【聖書預言と日本】ルカ福音書の預言

聖書

水、土曜日は「聖書預言と日本」というテーマで、聖書に記されたイスラエル12部族に関する預言をご紹介しています。日本とイスラエルに何らかの関係があるとすれば、聖書預言は日本と無関係ではないということになります。新約聖書ルカによる福音書にはイスラエルについて、どのように書かれているのでしょうか。

御使がザカリヤに語った言葉

次の箇所でバプテスマのヨハネはイスラエルを神に立ち帰らせると記されています。ユダヤではなくイスラエルと記されているのは、イスラエル12部族が意識されているのかもしれません。

新約聖書 ルカによる福音書 1章13~17節

そこで御使が彼に言った、「恐れるな、ザカリヤよ、あなたの祈が聞きいれられたのだ。あなたの妻エリサベツは男の子を産むであろう。その子をヨハネと名づけなさい。彼はあなたに喜びと楽しみとをもたらし、多くの人々もその誕生を喜ぶであろう。彼は主のみまえに大いなる者となり、ぶどう酒や強い酒をいっさい飲まず、母の胎内にいる時からすでに聖霊に満たされており、そして、イスラエルの多くの子らを、主なる彼らの神に立ち帰らせるであろう。彼はエリヤの霊と力とをもって、みまえに先立って行き、父の心を子に向けさせ、逆らう者に義人の思いを持たせて、整えられた民を主に備えるであろう」。

ダビデの王座

次の箇所は御使がマリヤに告げた言葉ですが、イエス・キリストにはダビデの王座が与えられ、とこしえにヤコブの家を支配すると記されています。ヤコブの家とはイスラエル12部族のことだと思います。

新約聖書 ルカによる福音書 1章30~33節

すると御使が言った、「恐れるな、マリヤよ、あなたは神から恵みをいただいているのです。見よ、あなたはみごもって男の子を産むでしょう。その子をイエスと名づけなさい。彼は大いなる者となり、いと高き者の子と、となえられるでしょう。そして、主なる神は彼に父ダビデの王座をお与えになり、彼はとこしえにヤコブの家を支配し、その支配は限りなく続くでしょう」。

マリヤの言葉

マリヤもまたユダヤではなく、主はイスラエルを助けてくださったと言っています。ユダヤ2部族だけでなく、イスラエル12部族が意識されているのではないでしょうか。

新約聖書 ルカによる福音書 1章46~55節

するとマリヤは言った、「わたしの魂は主をあがめ、わたしの霊は救主なる神をたたえます。この卑しい女をさえ、心にかけてくださいました。今からのち代々の人々は、わたしをさいわいな女と言うでしょう、力あるかたが、わたしに大きな事をしてくださったからです。そのみ名はきよく、そのあわれみは、代々限りなく主をかしこみ恐れる者に及びます。主はみ腕をもって力をふるい、心の思いのおごり高ぶる者を追い散らし、権力ある者を王座から引きおろし、卑しい者を引き上げ、飢えている者を良いもので飽かせ、富んでいる者を空腹のまま帰らせなさいます。主は、あわれみをお忘れにならず、その僕イスラエルを助けてくださいました、わたしたちの父祖アブラハムとその子孫とをとこしえにあわれむと約束なさったとおりに」。

ザカリヤの言葉

バプテスマのヨハネの父ザカリヤもイスラエルの神はその民を顧みたと言っています。ユダヤ2部族だけでなく、イスラエル12部族の神と意識されているのではないでしょうか。

新約聖書 ルカによる福音書 1章67~69節

父ザカリヤは聖霊に満たされ、預言して言った、「主なるイスラエルの神は、ほむべきかな。神はその民を顧みてこれをあがない、わたしたちのために救の角を僕ダビデの家にお立てになった。

イスラエルに現れる日

次の箇所の「幼な子」とはバプテスマのヨハネを指していますが、ユダヤ2部族にも関わらずイスラエルと言っているのか、ユダヤ2部族をもってイスラエルと言っているのか、ここでもユダヤではなく、イスラエルと使われています。

新約聖書 ルカによる福音書 1章80節

幼な子は成長し、その霊も強くなり、そしてイスラエルに現れる日まで、荒野にいた。

シメオン

次の箇所のシメオンという人は南ユダの人ですが、イスラエルの回復を待ち望んでいたと記されています。イスラエル12部族が意識されているのではないでしょうか。

新約聖書 ルカによる福音書 2章25節

その時、エルサレムにシメオンという名の人がいた。この人は正しい信仰深い人で、イスラエルの慰められるのを待ち望んでいた。また聖霊が彼に宿っていた。

エルサレムの救い

次の箇所ではエルサレムの救いと記されています。ユダヤ人の中には聖書が預言する救い、回復を待ち望んでいた人がいたことが分かります。

新約聖書 ルカによる福音書 2章38節

この老女も、ちょうどそのとき近寄ってきて、神に感謝をささげ、そしてこの幼な子のことを、エルサレムの救を待ち望んでいる人々に語りきかせた。

いかがでしたか

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投稿者: 吉村 忠敏

全ての問題の原因は人間中心、自己中心です。人間中心、自己中心を退けて、神に立ち帰って正しく生きるなら、どんな問題も解決します。しかし、人は生まれながらに人間中心、自己中心であり、そのことに気づいていないことも多々あります。だから毎日神に祈り、聖書を読むことをお勧めします。それは必ずしもキリスト教徒になることではありません。神を中心とした正しい生き方は本当の日本人の心を取り戻すことです。

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