【日本とイスラエル】秦氏のルーツ(2)

秦氏とは誰か②

日本と古代イスラエル人との関連について、久保有政氏のYouTube動画解説「秦氏のルーツ:古代イスラエル、東方基督教との関係」からご紹介いたします。

ヤハウェ(前回の続き)

イスラエル人たちは、神「ヤハウェ」を信じていた。ヤハウェとは、神の固有名詞である。・・・古代イスラエル人は、ヤハウェの御名を呼ぶとき、その短縮形の「ヤー」の名もよく用いていた。「ハレル・ヤー」の「ヤー」である。

ヤマトの人々

ヤハウェの短縮形はヤーだから、彼らイスラエル人たちは昔、「ヤマトの人々」とも呼ばれていた。ユダヤ人研究家ヨセフ・アイデルバーグによれば「ヤマト」とは、古代イスラエル人たちが使っていたヘブル語(ヘブライ語)で、「ヤー・ウマト」=「ヤハウェ(神)の民」の意味である。

イスラエル人とアラム人

そしてイスラエル人だけでなく、イスラエルの兄弟民族「アラム人」なども、ヤハウェの神を信じる人々だった。というのは、イスラエル人の父祖イサクの妻はアラム人だったし、ヤコブの妻もアラム人だった(旧約聖書 創世記 25章20節、28章5節)。イスラエル人とアラム人は、兄弟民族なのである。

ヤマトの人々と呼ばれるアラム人

さて、アッシリア帝国は紀元前721年に、北イスラエル王国を侵略する。しかしそれより以前に、アッシリアはアラム人の地を侵略した。アッシリア王は、彼らアラム人を「ヤマトの人々」と呼んでいた。

アッシリア王の碑文

アッシリア王シャルマネセル3世(BC858~824年)は、碑文にはこう記している。「私は治世11年目に、ニネベを発ってユーフラテス河を越え・・・アラム語(現レバノンやシリア)の100の町々を征服し、討ち滅ぼし、破壊し、焼き払った。・・・私はヤマト(Yamat)の人々の町々に下っていった。私はアシュタマク(現シリア北部の町)および89の町々を征服した」・・・これはアッシリアの王が、北イスラエル王国の征服の前に、まず近隣のアラム人の町々を征服したという記録である。(久保有政氏の解説からの引用は次回に続きます。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は、古代イスラエル系渡来人によってもたらされた日本の文化、伝統、習慣、信仰、国民性のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本の原点を知るために聖書を読んでみてください。

旧約聖書 創世記 25章27~34節

さてその子らは成長し、エサウは巧みな狩猟者となり、野の人となったが、ヤコブは穏やかな人で、天幕に住んでいた。イサクは、しかの肉が好きだったので、エサウを愛したが、リベカはヤコブを愛した。

ある日ヤコブが、あつものを煮ていた時、エサウは飢え疲れて野から帰ってきた。エサウはヤコブに言った、「わたしは飢え疲れた。お願いだ。赤いもの、その赤いものをわたしに食べさせてくれ」。彼が名をエドムと呼ばれたのはこのためである。

ヤコブは言った、「まずあなたの長子の特権をわたしに売りなさい」。エサウは言った、「わたしは死にそうだ。長子の特権などわたしに何になろう」。ヤコブはまた言った、「まずわたしに誓いなさい」。彼は誓って長子の特権をヤコブに売った。

そこでヤコブはパンとレンズ豆のあつものとをエサウに与えたので、彼は飲み食いして、立ち去った。このようにしてエサウは長子の特権を軽んじた。

長子の特権を軽んじた兄エサウ

たった一度の食事のために、兄エサウは長子の特権を弟ヤコブに渡してしまったことが記されています。神の祝福はアブラハムからイサク、そして、その長子へと継承されていきますが、兄エサウはこれを手放しました。その重要性をよく理解していなかったとも考えられます。自分の思いを退けて、神を中心に生きることの、その重要性、祝福をよく理解していないがために、それを軽んじ、自ら手放してしまうというような愚かなことがないように、私たちもまた気をつけなければなりません。

いかがでしたか

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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投稿者: 吉村 忠敏

全ての問題の原因は人間中心、自己中心です。人間中心、自己中心を退けて、神に立ち帰って正しく生きるなら、どんな問題も解決します。しかし、人は生まれながらに人間中心、自己中心であり、そのことに気づいていないことも多々あります。だから毎日神に祈り、聖書を読むことをお勧めします。それは必ずしもキリスト教徒になることではありません。神を中心とした正しい生き方は本当の日本人の心を取り戻すことです。

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