日本と古代イスラエル人との関連について、久保有政氏のYouTube動画解説「神道のルーツとユダヤ2」からご紹介いたします。
狛犬(前回の続き)
実際、ペルシャに限らず、中近東の様々な古代神殿や王宮から、日本と同じように左右一対の狛犬が多数発見されている。そしてそれはまさにライオンなのである。さらに中近東地域の狛犬の起源は、どうもイスラエルのソロモン神殿、あるいはソロモンの王宮にあったようだ。
聖書の記録
なぜなら、紀元前10世紀に建てられたソロモンの神殿内には、ライオン(獅子)の像やレリーフがあったと記されている(旧約聖書第一列王記7章36節)。また王宮の王座の両側には、獅子の像が置かれていた。「その王座の・・・ひじかけのわきには二頭の雄獅子が立っていた。また、十二頭の雄獅子が、六つの段の両側に立っていた。このような物は、どこの王国でも作られたためしがなかった」(旧約聖書第一列王記10章19、20節)。
狛犬博物館
私(久保有政氏)は以前、岐阜県の下呂温泉合掌村の「狛犬博物館」を訪れたことがある。そこでも、中近東から日本に至るシルクロード各地の「狛犬」を展示し、「狛犬は古代オリエントで、ライオンの像を王の身近に置いたのが始まり」と述べていた。このように狛犬は、中近東、とりわけイスラエルが起源なのである。狛犬一つとっても、そこには「古代イスラエル」がみてとれるのだ。(久保有政氏の解説からの引用は次回に続きます。)
聖書を読みましょう
それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は、古代イスラエル系渡来人によってもたらされた日本の文化、伝統、習慣、信仰、国民性のルーツです。キリスト教の経典としてではなく、日本の原点を知るために聖書を読んでみてください。
旧約聖書 創世記 32章9~21節
ヤコブはまた言った、「父アブラハムの神、父イサクの神よ、かつてわたしに『おまえの国へ帰り、おまえの親族に行け。わたしはおまえを恵もう』と言われた主よ、あなたがしもべに施されたすべての恵みとまことをわたしは受けるに足りない者です。
わたしは、つえのほか何も持たないでこのヨルダンを渡りましたが、今は二つの組にもなりました。どうぞ、兄エサウの手からわたしをお救いください。わたしは彼がきて、わたしを撃ち、母や子供たちにまで及ぶのを恐れます。
あなたは、かつて、『わたしは必ずおまえを恵み、おまえの子孫を海の砂の数えがたいほど多くしよう』と言われました。
彼はその夜そこに宿り、持ち物のうちから兄エサウへの贈り物を選んだ。すなわち雌やぎ二百、雄やぎ二十、雌羊二百、雄羊二十、乳らくだ三十とその子、雌牛四十、雄牛十、雌ろば二十、雄ろば十。
彼はこれらをそれぞれの群れに分けて、しもべたちの手にわたし、しもべたちに言った、「あなたがたはわたしの先に進みなさい、そして群れと群れとの間には隔たりをおきなさい」。
また先頭の者に命じて言った、「もし、兄エサウがあなたに会って、『だれのしもべで、どこへ行くのか。あなたの前にあるこれらのものはだれの物か』と尋ねたら、『あなたのしもべヤコブの物で、わが主エサウにおくる贈り物です。彼もわたしたちのうしろにおります』と言いなさい」。
彼は第二の者にも、第三の者にも、また群れ群れについて行くすべての者にも命じて言った、「あなたがたがエサウに会うときは、同じように彼に告げて、『あなたのしもべヤコブもわれわれのうしろにおります』と言いなさい」。
ヤコブは、「わたしがさきに送る贈り物をもってまず彼をなだめ、それから、彼の顔を見よう。そうすれば、彼はわたしを迎えてくれるであろう」と思ったからである。こうして贈り物は彼に先立って渡り、彼はその夜、宿営にやどった。
兄エサウの手からわたしをお救いください。
ヤコブは故郷に帰ることを願っていましたが、兄エサウに会うことを恐れました。そして、神はヤコブを恵み、子孫を海の砂のように増やしてくださるという神の約束を思い起こして、神に救いを求めました。このように人間的には恐れがあっても、すべてを超越して支配しておられる神に救いを求めることができることは、何という幸いでしょう。ヤコブは兄エサウの好意を得られるようにと、最善の準備をいたしましたが、実際、兄エサウの好意を得られるかどうか、人間的には分かりません。このように私たちは自分ではどうすることもできない問題に囲まれることもありますが、それでも神に目を留め、神に祈りつつ、不安があっても前進することができます。それは太古の昔から日本人が大切にしてきた、神への信頼であり、神への信仰です。この日本人の原点に立って、前進しましょう。
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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる
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