【日本とイスラエル】忠義とイスラエル

大内倉之助

日本と古代イスラエル/古代ユダヤの類似について、久保有政氏のYouTube動画解説「日本のルーツとユダヤ3・日本にもあったエデンの園伝説/中近東にもあった「ヤマト」」からご紹介いたします。

「忠」「孝」の徳

日本では、「忠」「孝」の徳が尊ばれてきた。これはユダヤでも同じである。「忠」は主君への忠義、すなわち果たすべき務めを尽くすこと、また「孝」は、親への孝行である。しかし、孝はどこの国にもあるが、忠はどこの国にもあるわけではない。日本人の特長は、この忠というものを明確に持っていたことである。

忠臣蔵

毎年、年末にテレビでは忠臣蔵が放映される。ストーリーはみな知っているのに、見るたびに日本人は涙を流す。なぜか、それは私たち日本人の中に「忠義」という精神がしみこんでいるからである。主君を尊び、主君に忠義を尽くす。日本人はそのことの大切さを知っている。

天皇への忠義

とりわけ天皇に対して、日本人はたぐいまれな忠義を示してきた。西洋の王室を見ると、300年もたてば半分の王はギロチン処刑にあっている。中国でも、過去から120代以上の皇帝がいたけれども、3分の1は殺されている。一方、日本では、暗殺された天皇が数人いるものの、わずかである。・・・

おにぎり

日本人は天皇を中心にまとまってきたのだ。ちょうど「おにぎり」のように、手のひらでご飯をかためれば、かたまるのが日本人である。そのかたまる力が、忠なのだ。一方、昔から中国人は、砂のようだと言われてきた。手のひらで砂をとって、かためようとしても、かたまらない。指の間から砂がこぼれてしまう。ご飯つぶのようなネバネバがない。つまり忠がない。・・・

ユダヤ民族

これに対し、やはり「おにぎり」のように固まることのできる民族がある。ユダヤ民族である。ユダヤ民族は、昔から忠というものを明確に持った人々だった。たとえば、それはダビデ王の人生にも見ることができる。ダビデは古代イスラエルの2代目の王で、初代の王はサウルだった。しかしサウルは、のちに堕落して王の道をはずれ、ダビデをも妬んで殺そうとした。しかしそんな中にあってもダビデは、「サウルは神がお立てになった器だ」として、サウルを尊んだ。・・・そこには、ユダヤの忠義の原点がある。・・・

神への忠義

ユダヤ民族は、こうしたダビデの生き方、忠義に学び、また尊んできた人々である。何より、彼らは神を主君として、絶対的な忠義を貫いてきた。ユダヤ民族は一時、神への忠義を忘れて堕落し、捕囚にあったこともある。だが、再び神に立ち返り、神への忠義を重んじた。・・・これも、ユダヤ人と日本人の特質の類似を示しているに違いない。(久保有政氏の解説からの引用は次回に続きます。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は、古代イスラエル系渡来人によってもたらされた日本の文化、伝統、習慣、信仰、国民性のルーツです。キリスト教の経典としてではなく、日本の原点を知るために聖書を読んでみてください。

旧約聖書 創世記 49章22~28節

ヨセフは実を結ぶ若木、泉のほとりの実を結ぶ若木。その枝は、かきねを越えるであろう。射る者は彼を激しく攻め、彼を射、彼をいたく悩ました。しかし彼の弓はなお強く、彼の腕は素早い。

これはヤコブの全能者の手により、イスラエルの岩なる牧者の名により、あなたを助ける父の神により、また上なる天の祝福、下に横たわる淵の祝福、乳ぶさと胎の祝福をもって、あなたを恵まれる全能者による。

あなたの父の祝福は永遠の山の祝福にまさり、永久の丘の賜物にまさる。これらの祝福はヨセフのかしらに帰し、その兄弟たちの君たる者の頭の頂に帰する。

ベニヤミンはかき裂くおおかみ、朝にその獲物を食らい、夕にその分捕物を分けるであろう」。

すべてこれらはイスラエルの十二の部族である。そしてこれは彼らの父が彼らに語り、彼らを祝福したもので、彼は祝福すべきところに従って、彼らおのおのを祝福した。

ヨセフは実を結ぶ若木

イスラエルは12人の子供たちを祝福しました。それはイスラエル12部族であると記されています。その中でヨセフの祝福は他の誰よりも大きく、多くの言葉が記されていることが分かります。神はイスラエル12部族の中でも、特にヨセフを選び、祝福すると約束されました。それは神の選びであり、神の計画であり、神の御心です。神の御心はどこにあるのか、神を中心にして物事を見ること。神の御心にいつも思いを向けることが大切です。

いかがでしたか

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」

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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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投稿者: 吉村 忠敏

全ての問題の原因は人間中心、自己中心です。人間中心、自己中心を退けて、神に立ち帰って正しく生きるなら、どんな問題も解決します。しかし、人は生まれながらに人間中心、自己中心であり、そのことに気づいていないことも多々あります。だから毎日神に祈り、聖書を読むことをお勧めします。それは必ずしもキリスト教徒になることではありません。神を中心とした正しい生き方は本当の日本人の心を取り戻すことです。

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