世界でも独特な「日本精神」はどこから来たものなのでしょうか。そのルーツは日本と古代イスラエルの関係にさかのぼることができます。久保有政氏のYouTube動画「清き明き心のルーツ:日本精神と聖書1」からご紹介いたします。
日本文明
米国の文明学者サミュエル・ハンチントン教授は、その著『文明の衝突』の中で、世界を7大文明圏に分けて考えている。・・・この中で、日本だけがただ一国で、世界の文明圏の一つをつくっているという。つまり日本の文明は、・・・中国や韓国などの文明圏とも全く違う。日本人と中国人は、顔は似ているかもしれないが、民族性も文化も大きく異なるわけである。両者は同じ漢字を使ってはいるが考え方も感じ方も全く違う。この日本の文明、その特有の民族性を築いてきたものが、いわゆる「日本精神」である。
清き明き心
日本精神の一つに、「清き明き心」がある。これは古来、神道から来た精神的伝統である。神道の中心的な教えであり、古くから日本人が大切にしてきたものだ。「清き明き心」とはどのようなものだろうか。そしてそのルーツは、一体どこにあるのか。・・・「清き明き心」は清明心ともいい、清く明るい心をいう。くもりなく、すがすがしい心である。やましさのない、晴れ渡った心。さらに邪心のない、二心でない、清らかな心だ。神様の前にも人の前にも、そういう心でいることが一番大切だ、という教えである。
日本人の美徳
この清き明き心は、日本人が美徳とする正直、誠実、思いやり、忠実などの土台となったものである。そのほか卑怯なことをしないなど、人間の様々な徳の基礎となる。私(久保有政氏)は、清き明き心という神道の教えが古来、日本人というものの根幹をつくってきたと考えている。そしてこの「清き明き心」は、じつは古代ユダヤからの伝統にきわめてよく似ている。(久保有政氏の解説からの引用は次回に続きます。)
聖書を読みましょう
それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は、古代イスラエル系渡来人によってもたらされた日本の文化、伝統、習慣、信仰、国民性のルーツです。キリスト教の経典としてではなく、日本の原点を知るために聖書を読んでみてください。
旧約聖書 出エジプト記 4章1~9節
モーセは言った、「しかし、彼らはわたしを信ぜず、またわたしの声に聞き従わないで言うでしょう、『主はあなたに現れなかった』と」。
主は彼に言われた、「あなたの手にあるそれは何か」。彼は言った、「つえです」。また言われた、「それを地に投げなさい」。彼がそれを地に投げると、へびになったので、モーセはその前から身を避けた。
主はモーセに言われた、「あなたの手を伸ばして、その尾を取りなさい。——そこで手を伸ばしてそれを取ると、手のなかでつえとなった。——これは、彼らの先祖たちの神、アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神である主が、あなたに現れたのを、彼らに信じさせるためである」。
主はまた彼に言われた、「あなたの手をふところに入れなさい」。彼が手をふところに入れ、それを出すと、手は、らい病にかかって、雪のように白くなっていた。主は言われた、「手をふところにもどしなさい」。彼は手をふところにもどし、それをふところから出して見ると、回復して、もとの肉のようになっていた。
主は言われた、「彼らがもしあなたを信ぜず、また初めのしるしを認めないならば、後のしるしは信じるであろう。彼らがもしこの二つのしるしをも信ぜず、あなたの声に聞き従わないならば、あなたはナイル川の水を取って、かわいた地に注ぎなさい。あなたがナイル川から取った水は、かわいた地で血となるであろう」。
彼らはわたしを信じない
神はモーセに現れ、エジプトに行って、イスラエルの民を導き出すようにと言われました。しかし、モーセの言うことをイスラエル人たちが信じてくれるかどうか、モーセは不安だったようです。確かに、私に神が現れて、このように命じられたという人が現れた時、私たちは、それが本当に神様であったのかどうか、その人が本当のことを言っているのか、どのようにして判断したら良いのでしょうか。その人が数々の奇跡を行なった時、私たちはその人を信じて良いのでしょうか。どうなのでしょうか。私はその人の言う言葉を良心で聞くことが大切ではないかと考えていますが、いかがでしょうか。それが真実の言葉であるのかどうか、それは、それぞれに与えられた良心によって判断できるのではないでしょうか。ただし、いつも良心を曇らせないで、神に従い、良心を敏感にさせておくことが大切だと思います。神を求めず、自己中心、人間中心を正当化し、悪も不誠実も平気になってしまえば、良心もまた麻痺してしまうのではないでしょうか。いつも神の御心を求め、従い、良心を敏感にしておくことが大切ではないかと思います。
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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる
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